D&D第5版の日本展開がようやく開始されますので, この版がどういうものなのか, ビジネス面の背景を中心にHobby Japan社の日本公式等が扱わないだろうポジティブもネガティブも含んだ解説をします。やや長大になりますがお付き合いヨロシク。所謂「よくわかる本」より良く解る記事を目指しますけど果たしてどうかしらね。 話はD&DがWizards of the Coast/HasbroによるD&D第3版に移行し, その運営が軌道に乗っていた2002年頃に遡ります。Wizards社が継続していた事業のひとつにRPG雑誌, Dragon誌とDungeon誌の刊行がありました。Wizards社はその権利を保持したままその編集業務部を独立させ, 新設したPaizo社に委託するという形に改めます。これは3版時代のコアルールやキャンペーンブック等, 利潤の望めるサプリメントのみWizards社自社刊行とし
![D&D, 版間戦争と第5版への道のり](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7a6fad0f7c34fd15445fbeb1a52b206d3da6068f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmiro.medium.com%2Fv2%2Fresize%3Afit%3A802%2F1%2AvZPe8122Giw0xu2KYQeebA.jpeg)