制作者(webmaster) 野嵜健秀(Takehide Nozaki) 公開 2001-11-27 改訂 2005-03-22 言葉 言葉 言葉 國語國字問題解説 國語の歴史 經緯 「当用漢字」はもともと、將來漢字を廢止し、全てを表音的な表記に統一する事を目指して、過渡的なものとして制定されたものである。しかし、現實には、「当用漢字」は漢字表記の基準として定着してしまひ、依然、一般には漢字が使用され續けた。 漢字表に擧げられてゐない爲、使用出來ない事になつてゐる熟語は多數あつた。だが、漢字假名交じりで文章を表記する際、その種の熟語は不可缺であつた。その爲、新聞社や出版社は、獨自に漢字を書換へて表面的には漢字表の範圍に收まるやうな形で漢字を使用するやうになつてゐた。 もちろん、漢字で書けなければ假名で書けば良い筈であるが、漢字で書くべき語はやはり漢字で書きたい、と云ふのが、一般的な欲求であ