07« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»09 前回エントリで取り上げた藤井『死体入門』と同じくメディアファクトリー新書から発行されている長谷川『働かないアリに意義がある』がおもしろいと評判で、山形浩生さんが取り上げられていたこともあって読んでみました。 本書のタイトルに対する回答は前半部分で示されていて、社会性昆虫がなぜそのように進化したかという核心部分については後半にいくほど深みのある議論が展開されていきます。ということで「働かないアリ」の意義は核心部分ではないと思いますので引用してしまいますが、 なぜそうなるのか? 働いていた者が疲労して働けなくなると、仕事が処理されずに残るため労働刺激が大きくなり、いままで「働けなかった」個体がいる、つまり反応閾値が異なるシステムがある場合は、それらが働きだします。それらが疲