4/8国際シンポ「戦争と医の倫理」。次に紹介するのはハーバード大学教授ダニエル・ウィクラーさんの発言だ。彼は、公衆衛生学部教授だとのこと。当日の資料には「生命倫理研究者」とある。 ウィクラー氏は、アメリカが戦後、七三一部隊をどう扱うかという点について検討した文書として、つぎのものを例示した。 ---たしかに政府は、後になってひどく厄介なことになるかもしれない。しかしここから得られる情報、とりわけ細菌戦の人体に対する影響に関して日本人から最終的に得られるであろう情報は、後の厄介ごとというリスクを負うだけの重要性を持つ、とわれわれは強く信じる」(Cheseldine大佐、国務陸軍海軍三省調整委員会1947)--- ウィクラー氏は、「厄介ごとというリスクという考えには戦略的な配慮しかなく、道徳的な配慮はない」と批判。731部隊の情報入手の理由について、別の文書ではアメリカは「高い倫理観」があるた
シンポジウム「戦争と医の倫理」ならびに「戦争と医学」展に行ってきたことは先日述べた。シンポジウムの発言内容は、もう少し後で紹介することになりそうだが、とりあえず、「戦争と医学」展のパンフレット(展示内容とまったく同じものが載っている。一部500円だった)も持っていることだし、そのなかから興味(?)を持ったものを紹介する。 いちばん僕がびっくりしたのは、下記の資料である。 ---吉村寿人の弁明 私が属していた部隊に戦犯事項があったことが最近、森村誠一氏「悪魔の飽食」に記載され、それがベストセラーになった為に国内の批判を浴びるようになった。しかし私の属した部隊は細菌戦の事を研究していたのであるが、最初に記したように私は生理学者であった為に部隊本来の仕事とは別の研究をやっていたのである。 従って、此らの新聞やマスコミは世間の耳目を引く為に私に無関係の事をいかにも私が責任者であった様に書くのは全く
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