米国の政策や政治に関するメモです。米国では、2008年の大統領選挙に向かって、日々の動きがどんどん早くなっています。米国の政策・政治分析は仕事だったりもするのですが、アウトプットしきれない情報や、まとまりきらない感触、マニアな記録を、書き出していきます。2007年11月にニューヨークに移転。その関係で更新がイレギュラーですが、近々完全復活の予定です。 最近の民主党の方向性はポピュリズムへの傾斜と形容されることが少なくない。しかし米国の歴史においては、ポピュリズムは何も民主党の専売特許というわけではない。むしろ今の米国では、ポピュリズムの欠如が問題になっているのは共和党だというのが、外交評議会のピーター・ベイナートの意見である(Beinart, Peter, “The GOP's Fading Populism”, Washington Post, June 12, 2007)。 第二次世界