後期の授業で『オセロー』を扱う予定で、初期近代の地中海世界の状況に触れたいと思い、そうなるとやはりヨーロッパ世界とオスマン帝国との関係について考えておかないといけないかと。とりあえず本棚にはあったけど未読だった↓に目を通す。 オスマンVS.ヨーロッパ (講談社選書メチエ) 作者: 新井政美出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/04/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (9件) を見る タイトルから想像されるのはオスマン帝国とヨーロッパとの「対立」だけど――そしてもちろん本書でもその側面は書かれているわけわけだけど、むろん「文明の衝突」的なものではない――どちらかといえばここで重視されるのは両者の間の「交流」とか「交渉」といった方がいいもので、ヨーロッパ「近代」なるものができあがってくる歴史の中で、いかにオスマン帝国とのかかわり
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