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2007年7月27日のブックマーク (36件)

  • http://d.hatena.ne.jp/kks/20070704

  • BP Global - Reports and publications - Statistical Review of World Energy

    Our Address Castrol Lubricants (CR), sro In The Park 2294/2, 148 00 Praha 4 ID: 47117583 Tax ID: CZ47117583 The company is registered in the Commercial Register of the Municipal Court in Prague, Section C, File 12,502th Contact us by phone Tel: +420 296 770 555 Fax: +420 296 770 302 Sales Department Tel: +420 800 144 001 (toll free) Fax: +420 800 304 111 Technical Department Tel: +420 296 770 645

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    microtesto 2007/07/27
    元ネタ。
  • BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:石油+天然ガス篇(1) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。シリーズではすでに石油及び天然ガスの埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したが、最後に石油と天然ガスを合わせた形でその埋蔵量、生産量及び消費量についての解説を試みる。 石油+天然ガス篇(1):世界の石油と天然ガスの埋蔵量 2006年末の世界の石油埋蔵量は1兆2,082億バレルであるが、これに対して天然ガスの埋蔵量は181兆立方メートル(以下㎥)であり、これは石油に換算すると1兆1,414バレルとなり、石油と天然ガスの埋蔵量はほぼ同じであることがわかる。両者を合わせた合計埋蔵量は2兆3,496億バレルとなる。 これを地域別に見ると(上図参照)、中東が世界全体の埋蔵量の半分(51%)を占めており、次いで欧州・ユーラシアが23%であり、この両地域で世界の埋蔵

    BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:石油+天然ガス篇(1) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    上位10カ国の世界シェア合計は76.7%であり、世界の石油・天然ガス埋蔵量の4分の3を支配している
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(4) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(4):世界の天然ガス貿易:パイプラインとLNG 1. 地域及び国による生産と消費のバランス 前々回及び前回で天然ガスの地域別・国別の生産量及び消費量について説明したが、稿では生産と消費のバランスについて分析を試みる。 先ず地域別の生産と消費のバランスを見ると(上図参照)、欧州・ユーラシアは生産と消費が世界6地域の中ではもっとも多い。しかし同地域は消費量が生産量を7百億立方米(以下㎥)上回っている。アジア・大洋州も6百億㎥の消費超過である。これに対してアフリカは消費量(760億㎥)を大幅に上回る生産量(1,800億㎥)があり、中東も5百億㎥の生産超過

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(4) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    1997年には貿易量に占めるPLとLNGの比率はほぼ1:4(PL74.3%、LNG 25.7%)であったが、その後LNG貿易の伸び率がPLのそれを上回っており、2006年にはPLが全体のほぼ7割(71.8%)に対してLNGは全体の3割近く(28.2%)に達している。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(3) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(3):世界の天然ガスの消費量 (1) 地域別・国別消費量 2006年の世界の天然ガス消費量は2兆8,508億立方メートル(以下㎥)であった。地域別では欧州・ユーラシアが1兆1,463億㎥と最も多く全体の40%を占めている。これに次ぐのが北米(7,703億㎥、27%)であり、これら2地域だけで世界の3分の2の天然ガスを消費している。3番目に多いのがアジア・大洋州4,385㎥(15%)で、その他の地域は中東2,893億㎥、中南米1,306億㎥、アフリカ758億㎥であった。アフリカの天然ガス消費量は世界全体の3%で、欧州・ユーラシアの15分の1に過ぎない。

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(3) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    石油の可採年数が40年に対して天然ガスのそれは63年であり(本シリーズ石油篇及び天然ガス篇第1回参照)、天然ガスの開発と生産拡大の余地は大きく、今後消費拡大のペースは落ちないものと思われる。
  • 石油の内外情報を読み解く - BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(2)

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(2):世界の天然ガスの生産量 (1) 地域別・国別生産量 2006年の世界の年間天然ガス生産量は2兆8,653億立方メートル(以下㎥)であった。地域別では欧州・ユーラシアが1兆729億㎥と最も多く全体の37%を占めている。これに次ぐのが北米(7,544億㎥、27%)であり、これら2地域だけで世界の64%に達する。その他の地域はアジア・大洋州3,771㎥(13%)、中東3,359億㎥(12%)、アフリカ1,805億㎥(6%)、中南米1,445億㎥(5%)であった。 各地域の生産量と埋蔵量(前回参照)を比較すると、中東は埋蔵量では世界の40%を占めている

    石油の内外情報を読み解く - BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(2)
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    1970年には生産量200億㎥弱、シェアがわずか2%でしかなかったアジア・大洋州或いは中東は、90年以降生産量が急速に増大しており特にここ数年増加の割合が加速された感がある。
  • BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(1) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(1):世界の天然ガスの埋蔵量 2006年末の世界の天然ガスの確認可採埋蔵量(以下単に「埋蔵量」と言う)は181兆立方メートル(以下tcm:trillion cubic metres)であり、可採年数(R/P)は63.3年である。可採年数とは埋蔵量を同年の生産量で割った数値であるが、これは現在の生産水準をあと何年続けられるかを示している。 埋蔵量を地域別に見ると、中東地域が全世界の埋蔵量の40%を占めている。これに次ぐのが旧ソ連邦の32%であり、この2地域だけで世界の埋蔵量の72%を占めており、アジア、アフリカ、南北アメリカ、ヨーロッパなどを合わせても

    BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(1) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    北米地域の埋蔵量はこの間、一貫して減少している。北米以外のいずれの地域も例外なく埋蔵量が増加しているのに比べると極めて対照的である。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(5) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(5):原油価格 (1)1970年以降の原油価格の推移 原油の価格水準は1970年代の2度のオイル・ショックで大きく変化した。まず1973年の第一次オイル・ショックではそれまでの2ドル前後(バレル当たり、以下同じ)から10ドル強と5倍以上値上がりし、さらに1979年の第二次オイル・ショックでは40ドル近くまで暴騰した(上図の青の実線、なお1970~83年はアラビアン・ライト、84年以降はブレント原油価格)。 第一次オイル・ショックは第4次中東戦争に際し、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)が米国及びイスラエル支持国に対する石油供給削減を決定したことに端を発したも

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(5) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    適正な原油価格水準については関係者の間で議論が分かれるところである。その中でサウジアラビアのナイミ石油相は、50ドル台半ばが適性水準だと述べており、消費国サイドのIEAも彼の意見に同調しているようである。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(4) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(4):世界の石油精製能力 (1)2006年の地域別精製能力 2006年の世界の石油精製能力は8,724万バレル(以下B/D)であった(*)。これを地域別でみると最も大きいのは欧州・ユーラシアの2,517万B/Dで全世界に占める割合は29%である。アジア・大洋州の2,394万B/D(27%)及び北米2,089万B/D(24%)がこれに続いている。一方、石油消費量では北米、アジア・大洋州、欧州・ユーラシアの順であり(前章「世界の石油消費量」参照)、北米と欧州・ユーラシアの順位が逆転している。このことから欧州・ユーラシアは精製能力過剰の状態にあり、北米は反対に精製

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(4) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    2006年は米日中のいずれもが90%近い稼働率を示している。3カ国の稼働率が同じような水準にあることは過去20年間では見られない現象である。最近の石油価格上昇の一因として精製設備(特に米国の)の不足が指摘されている。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(3) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(3):世界の石油消費量 (1) 地域別・国別消費量 2006年の世界の年間石油消費量は日量8,372万バレル(以下B/D)であった。これを地域別でみると北米が2,478万B/Dと最も多く全体の30%を占めている。次に多いのがアジア・大洋州の2,459万B/D(29%)、欧州・ユーラシア2,048万B/D(24%)であり、これら3地域で世界の石油の8割以上を消費している。残りの中東(7%)、中南米(6%)及びアフリカ(3%)の3地域を合計しても16%に過ぎず、石油の消費が先進地域(北米、欧州・ユーラシア)及び新興国が多いアジア・大洋州に偏っている。 各地域の消

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(3) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    1966年にはわずか11%であったアジア・大洋州のシェアは、年々増大し1996年には欧州・ユーラシアと肩を並べ、2006年には北米のシェアに肉薄している。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(2) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(2):世界の石油生産量 (1) 地域別・国別生産量 2006年の世界の年間石油生産量は日量8,166万バレル(以下B/D)であった。これを地域別でみると中東が2,559万B/Dと最も多く全体の31%を占めている。その他の地域については欧州・ユーラシア1,756万B/D(22%)、北米1,370万B/D(17%)、アフリカ999万B/D(12%)、アジア・大洋州794万B/D(10%)、中南米688万B/D(8%)である。 各地域の生産量と埋蔵量(前回参照)を比較すると、中東は埋蔵量では世界の62%を占めているが生産量ではその半分の31%に過ぎない。その他の地

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(2) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    ~北米及び中南米のシェアが減少し続けていることが指摘できる。このことから両地域は石油生産余力が無くなりつつあると推測される。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(1) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(1):世界の石油の埋蔵量 2006年末の世界の石油確認可採埋蔵量(以下単に「埋蔵量」と言う)は1兆2,082億バレル(*)であり、可採年数(R/P)は40.5年である。可採年数とは埋蔵量を同年の生産量で割った数値であるが、これは現在の生産水準をあと何年続けられるかを示している。 (*)バレルは石油で使われる量単位であり、1バレル=159リットル 埋蔵量を地域別に見ると、中東地域が全世界の埋蔵量の61.5%を占めている。これに次ぐのがヨーロッパ・ユーラシア地域の12%、アフリカ地域9.7%、中南米地域8.6%、北米5%であり、最も少ないのがアジア・大洋州地域の

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(1) - 石油と中東
  • 『ZEITGEIST』THE SMASHING PUMPKINS: Lエルトセヴン7 第2ステージ

    まず最初にいっておきたいのは、僕個人のビリー・コーガンに対する思い入れと信頼は、他のアーティストへのそれと比べ、ほんとうに別格なものであるから、このアルバム『ZEITGEIST(ツァイトガイスト)』については、とにかく肯定的な立場であり、何と言われようと気に入ってはいるのだけれど、しかし反面、この作品がTHE SMASHING PUMPKINS(スマッシング・パンプキンズ、以下スマパン)のブランドを背負わされてしまったことには、やっぱり、ちょっと、微妙な感情を覚える。まあ、あまり世間一般の評価が芳しくなかったソロ活動『THE FUTURE EMBRACE』(05年)以降、ビリーがふたたびシーンの前線に返り咲き、アピール力を取り戻すためには、スマパンというネーム・ヴァリューが、どうしても必要だったのかもしれない、が。たとえば、音楽雑誌の再結成スマパン評などで見かける、オリジナル・メンバーのジ

  • 2007-06-17

    滝山コミューン一九七四 作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/19メディア: 単行購入: 12人 クリック: 287回この商品を含むブログ (175件) を見る この重要で、かつ慎重な評価が必要になる著作については、時間と力量があればいずれもう少し詳しく書きたいと思います。 私が見つけ出した限りでは、次のishigameさんによる記事が書の内容を一番的確にとらえています。すばらしい。 送信完了。 - 原武史『滝山コミューン一九七四』は侵略モノSFの傑作だった 書が独自なのは、「1972年以後、政治の季節は終わった」という見解に疑問を呈している点です。政治の季節が終焉し、台頭してきたのは団地に基盤を置く私生活主義、あるいは生活保守であったというのが、これまで多くの研究者が採用してきた時代把握でした。ウェブ上でよく取り上げれる名前としては、小熊英二、宮台真司、

    2007-06-17
  • ビラまきを規制する小市民的プライバシー権に喝 - 本と奇妙な煙

    知る権利 『石に泳ぐ魚』事件 プライバシー権への疑義 拘束の法的根拠を問わない私小説世界 前日のつづき。 憲法を生きる 作者:奥平 康弘メディア: 単行 知る権利 博多駅事件最高裁決定(1969年)(略)までは、表現の自由というのは表現する自由なのであって、取材活動とか、取材の結果得られた取材物は表現の自由の保護対象じゃないといわれていました。つまり取材すること自体は、これから発表しようとするものを集めるのであって、これに反し表現の自由というのは集めたものを発表する自由なので、そこへきてはじめて表現の自由になる。報道するための材料集めの過程というのは表現の自由の問題ではないって考えられていた。だから国家が取材活動を規律する応分の理由があれば当然規律できるというように理解される傾向がありました。しかしながら、取材活動が自由にちゃんとおこなわれなかったら表現はできないし、表現の自由を保障する

    ビラまきを規制する小市民的プライバシー権に喝 - 本と奇妙な煙
  • 憲法を生きる - 本と奇妙な煙

    マルクス主義と基的人権 1959年から二年間アメリカ留学 行政法 デモ行進は表現の自由の一形態 検閲 憲法を生きる 作者:奥平 康弘メディア: 単行 マルクス主義と基的人権 [著者は1950年東大入学]ぼくが法律学の勉強を始めた頃(略)マルキシズムからみると、基的人権なんて、ブルジョア民主主義的なカテゴリーで、そんなのじゃ駄目だ、という話になっちゃうんだよね。日共産党も含めた左翼の連中は、普遍的な、ある種、自然法的な基的人権というコンセプトを、「そんなのはブルジョア国家の、いわば見せかけだよ」という式で受け止めてきた。そのことを、戦前の治安維持法の勉強をするときに、改めて感じました。立論が全然違うわけですよ。日国憲法が制定されたのだから、議論の「建て替え」があってもよさそうなものだけど、そういうレベルでの建て替えはしないわけでしょう。 人権なんてブルジョア的で、インチキで、い

    憲法を生きる - 本と奇妙な煙
  • Whiskey In The Jar -2 - kuriggen’s diary

    アイリッシュの民謡だった『Wishkey in the jar』をシンリジイがロックにして、それをメタリカがカバーしている。もともとこの曲はアイルランドでの酒場で労働者やルンプロに歌われていたわけで、シンリジイの歌詞を見ると向うの隠語で何を書いてあるのかわからないんだが、それら隠語の連なりが同時に標準的な英語として聞こえるときは別の意味を担っていて、つまり詩の列には二重の意味が埋め込まれているといった風になっている。アイルランド−ダブリンといえば、ジェイムズ・ジョイスで有名だが、要するに民謡や酒場でアウトロー達のうたう破廉恥な歌まで、駄洒落の精神とジャルゴンに満ちていたということである。 Musha ring dum a doo dum a da Whack for my daddy-o Whack for my daddy-o There's whiskey in the jar-o こ

    Whiskey In The Jar -2 - kuriggen’s diary
  • 2007-06-26

    スキッド・ロウがリトルウィングをカバーしている。スキッドロウをグランジととるかメタルととるかも見方が分かれるが、心性としては限りなくグランジに位置し、90年代のアメリカで中産階級的な若者の抱える屈、遣り切れなさといったものをぶつけたヘヴィな音作りで、白人的な憂の存在を描き出すことが多いのだが、構造的に彼らの置かれたポジションとか、中途半端な豊かさの中の漠然とした不安、仕事をしなくても生きてはいけるが、中味は空虚に向かい合うといった、ゼロ年代としたら、今ではそこから世界中に共有されるに至る、曖昧な不安を対象化する試みとしてのロックの一部にあたっている。だからスキッドロウがリトルウィングをやることの意味とは、特に羽ばたくと云う事の対象性も確保されない曖昧さと不透明さを社会の前提としながら、微妙に、微細に、心の奥底の、闇の内部の穴を穿ち、飛んでいくことの微かな実体を、決して積極的なものとして

    2007-06-26
  • 「運動」が自分自身を浄化するとき - kuriggen’s diary

    日曜日の深夜に、外山恒一と松哉の出演したラジオを聴いた。テーマは「運動」という事で、社会運動の在り方における現在的な位相というものが、どういうものになっているのか、何処まで来ているのかを知る上で、決して啓蒙的とは言い難いとしても、かなり説明的には、ギリギリまでわかりやすいものになっていたと思う。 かつて、マルクスとエンゲルスは、1848年に発表されたの中でこう云った。万国の労働者よ団結せよ。左翼とはその時代に既に、社会システムの中では明瞭なものとして実在していたし、そこから一世紀半少しの時間を措いた今日に措いて、やはり左翼というのは、漠然とした実体として、そこで蠢き続けているメカニズムとは、その頃から別に、質的には大差のないものではあるにせよ、それを説明するための論理の体系は、明らかに変更されているのだ。 社会運動といったとき、それを説明するのに最も変化を受けた論理構造とは、明らかに

    「運動」が自分自身を浄化するとき - kuriggen’s diary
  • 『悪魔とダニエル・ジョンストン』−人が底辺に達したとき機能する芸術と信仰について - kuriggen’s diary

    去年公開されたドキュメンタリー映画であるが、最近DVDになって並んでるのを見たので借りた。ダニエル・ジョンストンというのは、アメリカの風変わりなアーティストである。彼は、一つは音楽を作っていて、もう一つはイラストを描いていたりしている。音楽家としては奇妙な評価を受けているが決して売れたことはない。マイナーに音楽活動している。大手レーベルから契約してアルバムも出したが、それは殆ど売れなかった。しかし彼の曲をカバーするものの中には、トム・ウェイツやニルヴァーナがいたりする。ニルヴァーナのカート・コバーンは、彼のイラストが入ったTシャツを着てステージにも立った。 今時の言い方で言えば、彼はいわば引きこもり系のアーティストで、躁で、精神を患っている感は明らかに見受けられる。アート以外には、何をやっても全然ダメな男である。カート・コバーンが好んだ彼のイラストの柄は、カエルである。カエルの顔に、目玉

    『悪魔とダニエル・ジョンストン』−人が底辺に達したとき機能する芸術と信仰について - kuriggen’s diary
  • Kessinger Publishing's Rare Legacy Reprints

    Where you can Discover Thousands of Rare, Scarce, and Out-of-Print Book Legacy Reprints on all Subjects!

    Kessinger Publishing's Rare Legacy Reprints
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    絶版本をどこからか見つけてきて復刻する出版社。マニア向け。
  • 単なるものの限界内における宗教哲学 (佐藤啓介)

  • 超えられないモダン - Cafe Eucharistia

    ポスト(post-)、ネオ(neo-)のという言葉がもつ魔術的作用のひとつとして、それらの言葉に続く概念を、超えたとか、克服した、というような、いわば上の立場からその概念を眺めることを可能にするという作用がある。それらの接頭語をつけることで得られる優越感・征服感は、一種カタルシス的な爽快感もたらすのかもしれない。 一方で、相当時代が経ってしまうと、両者の間には優劣が存在するというよりも、実は両者が「似ているが異なるもの」であることが当然とされてゆくこともある。たとえば、プラトン主義と新プラトン主義などがいい例かもしれない。新プラトン主義は、プラトン主義からの影響を多々残しながらも、両者は根的に別の思想体系であるといえよう。もっとも「新プラトン主義」の場合は、プロティヌスが自らの立場をそう命名したのではなく、後の人々による後付けだという点で、事情が少し異なるとは思うけれども。 ところで、多

    超えられないモダン - Cafe Eucharistia
  • http://d.hatena.ne.jp/feuilles/20070603/1180827834

  • Dr. Waterman's Desk: Does the research of gnosticism really bring us back to the authentic or original Christianity?

  • Dr. Waterman's Desk: Ratzinger's "Jesus of Nazareth"

  • グローバリゼーションとの付き合い方

    7月7日土曜日。昼から国立。 ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク講演会「人文学における学問的アクティヴィズム」@一橋大学 通訳  橋哲也(東京経済大学) 伊藤るり(一橋大学) コメント 李静和(成蹊大学) 岩崎稔(東京外国語大学) 司会  鵜飼哲(一橋大学) 七夕という、中国文化と日文化との深い関わりを示す日であるとともに、盧溝橋事件、つまりは日中戦争の発端から70周年。その日にスピヴァクを日に迎えてグローバリゼーションについての講演をしてもらうというのも、機縁である。というのは鵜飼先生の弁(大意)。 で、来であれば、諸事情で参加できなかった方々のためにも、できるだけ詳細な報告などできればよいのだけど、それは私などの手には余る。ぼちぼち他のブログなどで報告が出始めているし、遅かれ早かれ活字にもなるのではないかと思うので、ごくごく簡単に。(とはいえ、内容は決して簡単ではなかった

    グローバリゼーションとの付き合い方
  • 相手を騙してセックスに合意させるのはレイプか? - *minx* [macska dot org in exile]

    マサチューセッツ州最高裁で興味深い判例。 Boston Globe の「Court rules sex through use of fraud is not rape」(05/11/2007) によると、暗い部屋で弟になりすましてかれのガールフレンドとセックスした男性が、レイプの罪に問われた裁判で無罪となった。直接的には、マサチューセッツの州法によってレイプが暴力や脅迫によって性行為を強要するものとして定義されていて、相手を騙して合意を取り付けることは含まれていないことがその理由だけど、自分のパートナーだと思ってセックスしたのに別人だったと知った女性が、レイプと同等の被害を受けたと感じるのも理解できる。 一般的にはレイプとは、合意を得ずして相手に性行為を強要することを指す。セックスではなく商取引においてであれば、意図的に相手を騙して合意を引き出すことは詐欺とされていて、当の意味での合意

    相手を騙してセックスに合意させるのはレイプか? - *minx* [macska dot org in exile]
  • 発達障害者や未成年への不妊手術と法制度 - *minx* [macska dot org in exile]

    先のエントリ「まだシンポジウム報告前半までしか公開してないけど…」についた jrf さんのコメントにお返事。長くなったのでエントリ立てます。 jrfさん: 「敵対的審理」がなかったことが今回の大きな問題の一つであるという理解をまずしました。これまでと違う大きな判断がなされるときは、必ずそのような手続きがどこかで必要だと思います。私は倫理委員会の改善を望みますが、倫理の専門知識を持つ弁護士がうまく介在できるような社会もあるのでしょう。 どうもです。 米国が「弁護士がうまく介在できるような社会」であるかはかなり疑問なわけですが、この国では人権を守るための仕組みがもうそれしかないんです。 疑問であるというのは、わたしは以前からインターセックス医療の問題に取り組む中で、ほとんどの州において未成年の患者の不妊手術には裁判所の許可を必要とする法律があるのに、どうしてインターセックスの子どもに対する子宮

    発達障害者や未成年への不妊手術と法制度 - *minx* [macska dot org in exile]
  • セクシュアルハラスメントの動機は性的興味ではない、という話 - *minx* [macska dot org in exile]

    The Freakonomics blog 及び Psychology and Crime News 経由で Journal of Applied Psychology に掲載されたトロント大学の Jennifer L. Berdahl による論文「The Sexual Harassment of Uppity Women」(PDF) を発見。セクシュアルハラスメントについての二つの対立する仮説を挙げたうえで、一定の検証をしている。 二つの仮説の一つ目は、セクハラは性的興味によって動機付けられており、従ってより理想の女性像に近い女性が対象として選ばれるというものであり、もう一つはセクハラはジェンダー秩序を保つことに動機付けられており、よって社会的に期待される女性像を逸脱する女性が対象とされるというもの。結論から言うと、Berdahl の研究は後者の仮説を支持する内容となっている。 研究は三

    セクシュアルハラスメントの動機は性的興味ではない、という話 - *minx* [macska dot org in exile]
  • 直接行動論と秋水とサルトル その1 - 猿゛虎゛日記

    前回の幸徳秋水の文章の掲載http://d.hatena.ne.jp/zarudora/20070627/1182965454は、いささか唐突なものに見えたかもしれない。実は単に私は、シンプルで力強く魅力的なあの文章を読んで素直に面白いと思った、というだけの話だ。 しかし、秋水の直接行動論に対する批判も多く存在することはもちろんだ。例えば、ネット上でpdfで読めるのだが、政治学者辻野功の「明治社会主義運動に関する一考察 : 直接行動論の台頭を中心にして」という論文がある*1(『同志社法學』15(2),115-130,1963年9月)。この論文は、戦前の日の社会主義運動の失敗の原因は、すべて「直接行動論」にある、として、直接行動論がいかに運動に悪影響を与えたかということをこれでもかと書いている。秋水と田添鉄二らとの論争など、歴史的事実のまとめとしては面白いが、しかし、1963年に書かれたこ

    直接行動論と秋水とサルトル その1 - 猿゛虎゛日記
  • 市民を標的としたテロはわりにあわない、というお話 - 雑記帳

    岡田斗司夫の「「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)」は、現代社会においていかに世界征服が非現実的であり、かつわりにあわないかを、PDACサイクルを用いつつ分析した良書*1。これまでTV番組やアニメで登場した様々な「悪の組織」の問題点を指摘しつつ、なぜ彼らが世界征服を実現できないのかを淡々と語る彼の口調が面白くて仕方なかった。目的と方向性を失った「悪の組織」へのコンサルティングという視点から読んでも面白い。死ね死ね団の件では思わず爆笑してしまった。 三菱総研編「全予測2030年のニッポン―世界、経済、技術はこう変わる」のp34-36に「昆虫が兵器になる日」と題したコラムがある。2006年3月からDARPAが昆虫をサイボーグ化し、爆弾の発見や偵察に使うという研究プロジェクトが始まったとのこと。蛹の段階で昆虫にMEMS(Micro Electro Mechanical System

  • 「水からの伝言」に言語学の立場から反論する - 誰がログ

    追記(2020/12/28) 改訂版を書きました。解説・表現を見直し,少し読書案内を追加しました。 dlit.hatenadiary.com はじめに というわけで、宣言どおり「水からの伝言」に対する言語学的な視点からの反論を書いておくことにします。 これまでこのブログではこういう話題は全然取り上げてこなかったので突然に思われるかもしれません。web上でこの話題に出会ってからかなり多くの関連サイトをのぞいて勉強させていただきましたが、「言葉」の役割がかなり大きい問題であるにも関わらず、言語学的な問題に焦点を当てた反論というのは管見の限り見つかっていません(いや、色んなところでちょっとずつ触れられてはいて、それで議論はほとんど尽きてさえいるのですが…例えば”http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=3571”ではこのエントリ

    「水からの伝言」に言語学の立場から反論する - 誰がログ
  • ララビアータ:寺の経営(教会と信仰) - livedoor Blog(ブログ)

    久しぶりに小学校のクラス会に出たら、寺を継いだ友人や、墓の設計を手がけている建築家の友達と話し込むことになった。今日、寺を維持する経営は、御多聞にもれず、なかなか厳しいらしい。もともと十分な不動産があって、半ば不動産業を兼業できるような寺は別だが、現代人の生活が葬式以外では寺から遠ざかるようになると、十分にお布施を集めるのも難しいわけだ。戒名の文字ひとつについて、なぜあれほどのお金がかかるのか合理的に説明できる人はいないから、このようなところでも遠からず「価格破壊」が起こらざるを得ない。 友人の一人は、仏教界でも宗教改革が必要なのではないかと言う。 だがいかにして? 橋爪大三郎氏によれば、排除された人々は仏舎利を納めた仏塔(ストゥーパ)の周りに集まり始める。彼らは、己の悟りより、悟りを開く前の釈迦(菩薩という)に自己同一化し、菩薩道を目指す事になる。それというのも、彼らには、戒律を通じた正

  • 対象が限定されればそれで良し、というのは厨房の反応だ - ものがたり(旧)

    Winny事件の時も、今回のMYUTA事件の時も、同じような反応がネットでは散見される。最初にまず「この判決では無限定に過ぎる」という批判的な意見が、あまり深い洞察を伴わずに一人歩きし、やがて判決文が出て、そんなに無限定ではなくて、いくつもの条件に合致しているから著作権侵害だって言っているじゃないか、だから妥当だ、というような類の反応である。 見当違いも甚だしい。 問題は、権利侵害扱いが無限定であるか否かではなく、限定条件が妥当であるかどうかだ。無限定に違法扱いすることは当然ながら問題があるが、特定の条件に合致するものだけを違法扱いすれば直ちにOK、ということは全くない。その条件が適切なものであるか否かが問われるべきなのである。そんなことを言っていると、最後にナチスに逮捕されてしまうだろう*1。 判決文が出てから「この判決には問題がある」というコメントを取り下げた人々がそれなりに居るけど、

    対象が限定されればそれで良し、というのは厨房の反応だ - ものがたり(旧)
  • 公衆送信拡大解釈事件について - ものがたり(旧)

    判決文が出たので、雑感を書き流してみる。 結論から考えれば、著作権使用料の二重利得を「法解釈通りだ」と言って全面的に肯定する人間に、まともな奴は一人もいないだろう(という立ち位置をまずは明確にしておきたい)。 結局、実名で今回の高部判決を擁護してる奴なんて居ないのではないか。中古ゲーム裁判の時も、一太郎事件の時も、判決は法解釈通りで妥当だと主張した人間は存在した。 件について私的複製該当性が判決上で議論されていないのは、単純に判決において公衆送信のための複製が行われたとすることによって判断回避が行われたためであって、来であれば私的複製該当性が議論される余地があったことは間違いないだろう。僕がざっと眺めたり聞いたりしていた範囲では、30条の関係で議論していた人間は多い。(その意味では、栗原氏のブログで噛みついているのは単なる粘着にすぎない。あそこには工作員がコメントしている雰囲気もある

    公衆送信拡大解釈事件について - ものがたり(旧)