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ブックマーク / tamuratetsuki.hatenablog.com (7)

  • 熟議民主主義ブックガイド - tamuraの日々の雑感

    日(10月23日)付朝日新聞朝刊読書欄の「ニュースの棚」というところに、熟議民主主義についてのブックガイド的な小文を書きました。 取り上げたは、下記の通り。 事実性と妥当性(上)― 法と民主的法治国家の討議理論にかんする研究 作者: ユルゲン・ハーバーマス,河上倫逸,耳野健二出版社/メーカー: 未来社発売日: 2002/11/25メディア: 単行購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見る事実性と妥当性―法と民主的法治国家の討議理論にかんする研究〈下〉 作者: ユルゲンハーバーマス,J¨urgen Habermas,河上倫逸,耳野健二出版社/メーカー: 未来社発売日: 2003/05/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る市民の政治学―討議デモクラシーとは何か (岩波新書) 作者: 篠原一出版社/メーカ

    熟議民主主義ブックガイド - tamuraの日々の雑感
  • フレイザー翻訳 - tamuraの日々の雑感

    Nancy Praser, Scales of Justice, Routledge, 2008、の第6章「フェミニズム的想像力」の翻訳が下記のところからダウンロードできます。翻訳者は小山花子さん。 https://soar-ir.shinshu-u.ac.jp/dspace/handle/10091/10223 原書はこちら。 Scales of Justice: Reimagining Political Space in a Globalizing World 作者: Nancy Fraser出版社/メーカー: Polity Pr発売日: 2008/12/08メディア: ペーパーバック購入: 5人 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見る

    フレイザー翻訳 - tamuraの日々の雑感
  • 千葉 2009 - tamuraの日々の雑感

    以前に頂いていた、千葉眞『「未完の革命」としての平和憲法』(岩波書店、2009年)を、手に取り、読み終える。 「未完の革命」としての平和憲法 作者: 千葉眞出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/22メディア: 単行 クリック: 20回この商品を含むブログ (2件) を見る僕の理解では、書の主張は次の二つである。一つは、一般的に(近代)立憲主義を、「法の支配」に基づく支配権力の制限と抑制という意味での「消極面」(リベラル・モメント)だけでなく、人民主権に基づく支配権力の創出と制定という「積極面」(構成的モメント)においても理解するということである。もう一つは、具体的に日国憲法において、「デモクラシー、人権尊重主義、平和主義」を、その構成的モメントとして理解することができる、ということである(日国憲法は、これらの構成的モメントの将来における実現を約束する「未完の革命」と

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  • Nudge Nudge - tamuraの日々の雑感

    PETER JOHN, GRAHAM SMITH, GERRY STOKER, "Nudge Nudge, Think Think: Two Strategies for Changing Civic Behaviour," Political Quarterly, Vol. 80, No. 3, 2009. 元原稿がウェブ上にアップされていたものが、正式に刊行されました。 民主主義とナッジの関係を論じるものが出てこないかと思っていたのでした。 このPeter Johnという人、8月にANUに来ていて、セミナーで報告しているんですよね。ニアミスでした。 それにしても、以下ののタイトルに「アーキテクチャ」が入っていたとは…。買って積読だったです。 Politics and the Architecture of Choice: Bounded Rationality and Govern

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  • 民主主義をどう考えるかというときに - tamuraの日々の雑感

    いろいろな考え方があってよいわけだけど、僕としては、民主主義を、単純に「民意」であればなんであれ尊重するということではなく、逆に、「民意」に不信を抱きこれに対置されるべきなにものかを擁護するのでもないような形で、論じるべきだと思っているわけです。 というか、民主主義理論democratic theoryというのは、そういうラインで考えていると思うんですよね。

    民主主義をどう考えるかというときに - tamuraの日々の雑感
  • 科学と問題解決 - tamuraの日々の雑感

    根岸 毅「最終講義 政治学はどのような学問か?」『法学研究』(慶応大学)第80巻第3号、2007年3月。 いくつかメモ。 自然科学者は〔社会科学者・政治学者のように〕「価値自由」の主張を行なうことがない。その理由は、自然科学では理学と工学の分業が確立しているからである。工学者が扱う対象は価値に関わっているが理学者は価値関心から解放されている、という理解は、自然科学者の間でも、社会一般にも広く受け容れられている。(72頁) しかし、実際は、「応用」研究とされる工学で活用されているのは、理学が手に入れた知見のみではない場合がふつうである。〈中略〉これは、問題解決(工学)は理学で入手された知識のたんなる「応用」に過ぎないとする、従来の「科学についての理解」に誤りもしくは足らないところがあることを示唆している。そして、もし政治学に、社会の期待に応える――社会が求める問題解決の手引きを提供する――必

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  • 熟議としての闘技 - tamuraの日々の雑感

    という名の(書評)論文が出ました。別の論文を探していたら、見つけました。 Andrew Knops, "Agonism as Deliberation: On Mouffe's Theory of Democracy," The Journal of Political Philosophy, Vol. 15, No. 1, 2007, pp. 115-126. アブストラクトによると、著者の一つの論点は、MouffeのDemocratic Paradoxを取り上げて、そこで提起される熟議への代替案としての闘技が実は合理的なコンセンサスの概念を当てにせざるを得ないものだ、ということだそう。 手前味噌ではあるが、僕も以前に、The Return of the Politicalにおける民主主義的シティズンシップ論を取り上げながら、対抗者間の闘技が成立するためには熟議民主主義的要素が必要となら

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