このところ、音楽における西洋の合理性への信頼やフランス的な音楽の悦びを全力で粉砕するようなことばかり思いついてしまうのですが、音楽における「普遍主義」を位置づけ直す抜け道があるのかも、とは思います。 ヒントになったのは洋舞の歴史、ディアギレフのバレエ・リュスとクラシック・バレエの関係を調べ直してみたことです。 ディアギレフ―― 芸術に捧げた生涯 作者: シェング・スヘイエン,鈴木晶出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/02/17メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見るパリへ進出するまでのロシア時代に、チェーホフに出てきそうな没落地主貴族の息子がいかがわしく有名になっていく過程が面白い。バレエ・リュス その魅力のすべて 作者: 芳賀直子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2009/09/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 46回