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UKとbookに関するmicrotestoのブックマーク (3)

  • 2007-03-14

  • 山口二郎『ブレア時代のイギリス』 - なごみワールド

    現代イギリス政治について物凄くよく分かった。新しい社会民主主義の方向性=第三の道、について考えたい人には是非おすすめ。好著。 なおマニアックなコメントをしておけば、第6章での<「生存のリスク」の強調によって「生活のリスク」を覆い隠す新自由主義的政治>というまとめはちょっとおかしいのではないか。曲がりなりにも社会民主主義路線を取るブレア政権下でも、2003年に「反社会的行動取り締まり令ASBO」が制定され、監視社会化が進んでいる。ここには、社会的介入を嫌わない労働党政権特有の<生存のリスク>への過剰反応が見て取れるのではないか。<生存のリスク>に対しての「新自由主義的対応様式/社会民主主義的対応様式」の二類型が想定できそうだ。 また強力に進められたイギリス教育改革では、階級社会を打破するためのメリトクラシーの徹底を図りつつ、(保守党支持者を含む広範な有権者の理解を得るための)市場主義・アカウ

    山口二郎『ブレア時代のイギリス』 - なごみワールド
  • 空間のイギリス史 - 読んだから書いた

    川北稔・藤川隆男編『空間のイギリス史』(山川出版社、2005)。ロングセラーの『路地裏の大英帝国』と似た作り。ただし川北大先生の阪大退官記念論集であり、こういうものの常として縁とゆかりのある人間はたくさんいるから書き手は増え、しかし出版社はあまり厚いを出したくなかったのだろう、一編一編がすごく短い。あれ、もう終わっちゃったの、という印象が続く。とはいえ有益な情報は満載。1874年創設の「女学校長協会」、とくにその「植民地委員会」で活躍したサラ・バーストールに焦点をあてた堀内論文、1887年マンチェスターのジュビリー博覧会でおこなわれた「いにしえのマンチェスターとソルフォード」の街並み復活展による、郷土意識の高まりを紹介する川論文など、ネタに使えそう。 個人的にいちばん面白かったのは坂論文。十八世紀の英国国債がせいぜい二十名程度のブローカーによってまず買われ、それから個人投資家に切り売

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