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militaryとmanagementに関するmicrotestoのブックマーク (6)

  • 大佐の体験:その5 まとめ | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は曇り時々晴れの気持ちよい天候でした。そろそろ気温が下がりはじるようで、明日あたりから気温二ケタに届くかどうかという状態になるみたいです。 さて、今日もまた大佐の話のつづきです。 ==== ●これまでの話をまとめるが、とにかくここで重要なのは戦略から任務(task)までの流れだ。 ●これを別の言葉で言うと、政策の「目的」からこれを実際に行うための「手段」までのことだ。 ●しかし現在の戦争では莫大な量の官僚システムが関与してくるレベルが沢山あるのであり、馬の背にまたがったナポレオンのような皇帝と将軍が直接戦場に来て師団を同時に動かすことはできない。 ●もちろん私が経験したようなビデオ会議や、クラーク将軍の使っていたモニターなどでは、その名残を少しだけ見ることができる。 ●もちろん我々も自分たちのレベルでコンポーネンツを見ることができるモニターを管理している。 ●そしてグデー

    大佐の体験:その5 まとめ | 地政学を英国で学んだ
  • 大佐の体験:その4 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は一日中曇りでして、明日の憂な月曜日のためか夏時間が終わって日が短くなったせいか、町中はいつもよりもどんよりとした雰囲気でした。 さて、今日もまた大佐の話のつづきを。 ==== ●ダグラス・マクレガーという人物は”Breaking the Phalanx” というを書いた陸軍の軍人で、この当時は現役の大佐だった。 ●この時の彼の意見はものすごく楽観的で、「クウェートにおいてある機甲部隊を使えば、たった36時間でバグダッドに到着できる」というものだった。 ●ところがこちらは空軍のしかもスペースパワーの担当なので、イラクとクウェートの間には何十カ所も橋があることなど、宇宙から撮影された映像を見ており、その提言がむちゃくちゃであることをわかっていた。 (ここでアメリカ人の若い先生が、「それに車両のためのガソリンとかどうするんだよなぁ」と間の手を入れて一同爆笑) ●そこで私は

    大佐の体験:その4 | 地政学を英国で学んだ
  • 大佐の体験:その3 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部はまたしても曇り時々晴れでして、朝方にはかなり強い雨が降っておりました。午後遅くになってから晴れまして、それほど寒さを感じません。 今夜はハロウィーンなんですが、この日はやたらと花火が打ち上げられたり変装をしている奴らが大量にうろつくおかげでこっちで最も治安の悪くなりやすい日なので、とりあえず早めに帰って来て部屋でおとなしくしております。 さて、今日もまた大佐の話のつづきを。 ==== ●各階層でみんながすぐ上の階層の人のために働くという状態が出てくるわけだが、こうなると戦場全体で何が起こっているのかという視点がどうしても欠けてくる。 ●そうなると、空軍だったら「空軍だけのプラン」のために、それぞれの軍が各自で積極的な計画を練り始めるのだ。 ●ここでイギリス人のコースメイト(おそらく50代)から「こりゃ当に官僚組織の話じゃないか」と驚きのコメント。 ●大佐は、「まさにそ

    大佐の体験:その3 | 地政学を英国で学んだ
  • 大佐の体験:その2 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は時々日が射す典型的な曇り時々晴れという天候。昼間はよいのですが、朝夕はかなり冷えこみます。 ここ数日で私の住んでいるところの周辺の街路樹が一斉に落葉をはじめまして、歩道は足の踏み場もないくらい黄色い落ち葉で埋め尽くされております。 さて、大佐の話のつづきを。 ==== ●「火星からきた男」と「金星からきた女」のように、とにかく完全に相手の意図はわからない。 ●とにかくこのようにして達成するのが不可能なものが存在するのだが、これをなるべく可能にしようとして我々はさらに階層を作ったり人を投入しようとするのだ。 ●たとえばアライド・フォース作戦が終了した78日後には、1400人の飛行機乗りが空軍が行う「エア・タスキング・オーダー」にたずさわっていた。 ●ところが私がターゲットを選ぶ作業にあたっていた「ストラテジー・セル」(strategy cell)にはたった十二人しかおらず

    大佐の体験:その2 | 地政学を英国で学んだ
  • 大佐の体験:その1 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は朝から曇り空でして、昼間に少し日も見えたのですが、その後は雨も降らずにずっと曇り空のままでした。それほど寒くはないです。 さて、先日行われた火曜日のランチミーティングで米空軍大佐が話してくれた内容を。 すでにこのブログを昔からご覧の方はご存知でしょうが、私のクラスメートには米英をはじめとする現役の軍人たちが私の先生の元で博士号課程を学びに集結しているわけですが、とくにこの彼のような現役の大佐クラスというのは珍しく、しかもやっているのが「スペースパワーの新しい理論」ということもあり、私たちのコースメイトたちの間でも何かと話題の人物であります。 現役の米軍の将校ということもあり、ロンドンなどにもけっこう講演などに招かれるようで、連日イギリス国内を色々と忙しく飛び回っております。 また、アイルランド系ですからけっこう飲むのが好きで、我々に誘われるとパブに気軽に飲みに行きます。

    大佐の体験:その1 | 地政学を英国で学んだ
  • ●防衛研究所紀要 第10巻 第1号/立川

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