印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本企業の強みを忘れたIT部門の課題(前編) お客様からご依頼頂く仕事にはさまざまなタイプがある。コストの状況を診断したり、IT戦略の立案、新しいCRM(顧客情報管理システム)の構想と要件定義、ベンダー選定を支援したり、システムの運用体制の評価や改善策を検討したりとさまざまである。その中で、筆者がやっていて楽しい依頼は「業界のIT化動向を包括的に分析してほしい」という依頼だ。 海外のコンサルタントやアナリストと協働しながら、業界のIT戦略と戦術を解き明かす。当然、倫理の問題として個別の企業の情報を依頼者に見せることはできないのだが、多くの場合、日本企業と海外企業のITには差がある。その彼我の差が、お客様には“衝撃的”と映ることも多い。