11日夕に相模原市中央区の自宅を出た後行方不明になり、15日未明に神奈川県茅ヶ崎市で保護された小学5年の女児(11)は同日午後、病院で健康状態のチェックを受け、特段の問題がなかったことから4日ぶりに帰宅した。 県警はこの間の女児の足取りについて、女児の心身の状態にも配慮しながら慎重に調べる。 県警によると、女児は同市行谷の茅ヶ崎署小出駐在所で保護された後、自宅を出た後の足取りについて警察官から尋ねられたが、「覚えていません」「わかりません」と説明。精神的な負担に配慮して、県警は病院に向かった後の聴取は見送った。 県警は保護現場周辺の防犯カメラの映像などを解析しているが、行方不明になっている間に女児と接触した人物がいたかどうか、手がかりは得られていない。同駐在所付近には警察犬も出して調べたが、女児が保護される直前の足取りはつかめず、有力な目撃情報も寄せられていないという。