原理主義(げんりしゅぎ、英語: fundamentalism、ファンダメンタリズム)は、主に以下の意味で使用されている[1][2]。 キリスト教の用語で、聖書の無謬性を主張する思想や運動(キリスト教根本主義)。対比語は自由主義神学(リベラル、リベラリズム)、近代主義(モダニスト)、世俗主義など。 上記より派生し、広く聖典や教義を墨守する信仰や立場(イスラム原理主義など)、更には基本的な原理原則を厳格に守ろうとする立場(市場原理主義など)。対比語は世俗主義、相対主義、修正主義、多元主義など。 「ファンダメンタリズム」はもともとアメリカ合衆国の保守的プロテスタント派が1920年代に使用したキリスト教の神学用語である。初期のファンダメンタリズムは、当時のプロテスタント主流派のモダニスト(近代主義者)に対抗した[3]神学運動であったが、その後、北米のプロテスタント派内の穏健な保守派はエバンジェリカ