* * * 「面倒くさい」と言う、下ネタを話したくなるほか 「認知症が始まる瞬間」の言動 都内在住の藤木文子さん(仮名・69)が認知症を発症する前の夫(74)の“変化”についてこう話す。 「これまで食事にはうるさかった主人が4年ほど前から何を出しても“うん、まあ”と言うだけになった。好物の煮物や旬の魚を料理して“どう?”と訊ねても“別に”と生返事ばかり。食事量も減っていたけど、“年をとって食へのこだわりも減ったのかな”と深く考えていませんでした」 そんな状態が3年ほど続いた後の昨夏、夫は初期の認知症と診断された。 昨年、世界80か国以上の研究者らで構成される「国際アルツハイマー病協会会議」が認知症の“最初の兆候”を測る新指標を発表した。日常の言動や情緒面の変化を表わした「軽度行動障害(MBI)」と呼ばれるものだ。その中には「食べ物を美味しく感じられない」や、「食事量の減少」も含まれている。
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