寄生虫感染症の「ワンダードラッグ」と称賛されるイベルメクチン(Ivermectin)は、2015年のノーベル医学生理学賞を受賞した大村智氏が土壌の微生物から分離したアベルメクチンという物質からできた薬だ。今回、オーストラリアの研究グループにより、イベルメクチンが新型コロナウイルスの増殖抑制に効果的という研究結果が発表された。 土の中からワンダードラッグ 北里研究所にいた大村智氏が、静岡県伊東市川奈の土壌から採取した放線菌の一種(Streptomyces avermitilis)にアベルメクチンという物質を作り出す能力があるのを発見したのは1979年のことだ(※1)。この物質がマウスに寄生した線虫を殺す作用があることがわかり、当初はウシなど家畜の寄生虫感染症に効く薬として開発された。 その後、アベルメクチンから開発されたイベルメクチンが発展途上国の人々を苦しめていた河川盲目症(オンコセルカ症
「今、国内でもっとも注目されている経営者」と言っても過言ではないでしょう。 有名女優との熱愛を公言し、約123億円の絵画を落札し、約60億円のプライベートジェットで世界中を飛び回り、株の配当だけで年間35億円もある収入を「あるだけ使う」と豪語するその人。日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイの創業者、前澤友作氏です。 めちゃめちゃ笑顔ですがご本人です。 ZOZOTOWN擁するスタートトゥデイの時価総額は1兆円を超え、豪雨被害にいち早く支援を表明し、最近も自身のTwitterで「プロ野球球団を持ちたい」と発言してちょっとした騒動になりました。本当に話題には事欠かない人です。 そんな人に、ダメ元の軽い気持ちで取材を申し込んだ所、1人のフリーライターでしかない筆者の申し込みを快諾してくれたのであります。早朝の自宅から夜の自宅まで、つまりは丸1日の
枝野幸男氏が10月2日に結成した新党「立憲民主党」の公式ツイッターアカウントが、開設から3日あまりの5日午前0時頃、フォロワー数が11万を超え、それまで日本の政党アカウントとしては最大であった自民党の公式アカウント(2009年7月開設)を抜き去り、国内最大の政党アカウントとなった。 立憲民主党の公式ツイッターは、主に代表の枝野氏の発言や、同氏の演説の動画、同党の関連ニュースなどを投稿している。熱心に更新し、ツイッターユーザーからのリプライにも丁寧に対応しているものの、PR用公式アカウントとして、際立って特別なことをしているわけではない。だが、投稿の多くが、数千単位でリツイートされていたり、「いいね」と評価されていることや、毎分、毎秒というペースでフォロワーが増え続けていることなど、ツイッターユーザーから好印象を得ていることは確かだ。安保法制支持・改憲など右寄りな政策を掲げる希望の党に吸収さ
災害報道で心が疲れると、自分の体調が崩れます。相手との人間関係も壊れます。でも、それでは被災地の支援ができません。自分を守り、力を蓄えましょう。 ■共感疲労:災害報道による心と体の不調4月12日夜の前震、16日の本震以後、連日災害報道が続いています。もちろん災害報道は大切です。 <災害発生時にマスメディアが伝えるべき5つのこと:熊本地震> しかし、朝から晩まで続く膨大な災害報道、災害特別番組、地震の話題、ひっきりなしに流れる地震発生を知らせるテロップ。そしてACの広告。 心が疲れてしまう人もいます。東日本大震災発生時の大報道を見ていて、体調を崩す人々もいました。自分が直接の被害を受けたわけではないのに、不眠、食欲不振、血圧上昇、情緒不安定になった人、自分が揺れているような地震酔いになった人、さらに過敏になったり悪夢を見るようなASD(急性ストレス障害)に近い症状まで出た人もいました。 被災
箱根駅伝は、今年も往路が27.2%、復路が28.4%と高い視聴率を挙げた。私も見ていて、わくわくしたりハラハラしたり楽しんだのだが、10区で最も早く走った関東学生連合チームの照井明人選手(東京国際大)の”幻の区間賞”はちょっと残念な気がした。オープン参加だからと言うけれど、区間記録は個人のものでは? そうツイッターでつぶやくと、賛否いろいろな意見が寄せられた。過去はどうなっていたかしら、と調べてみたら、「関東学連選抜」として混成チームが参加するようになったのは、2003年の第79回大会から。この時は、チームとしての順位はつかなくても、個人の区間順位はついた。第83回(2007年)から第89回(2013年)までは正式参加で、チームとしての順位もついていた。学連選抜は第90回(2014年)に一度廃止になったが、翌年に「関東学生連合」として復活。ただし、オープン参加で個人の区間順位もつかなくなっ
安保法制への反対運動で注目を集めた学生団体「SEALDs(シールズ)」。「憲法読めない総理はいらない」「民主主義ってなんだ?これだ!」というデモのコールに象徴されるような、主権者として声をあげる姿に、多くの人々が勇気づけられ、自らも行動を起こすようになった。しかし、それ故か、SEALDsへのバッシング、特に女性メンバーへの猛烈なバッシングが、安倍政権支持派のネットユーザーから行われており、その中には、嫌がらせを通り越して犯罪というべきレベルのものも。だが、ネット上の匿名性も絶対ではない。他人を誹謗中傷し、嫌がらせを続けるなら、それなりのリスクもあるということだ。 ○「毎日、毎時間」の罵詈雑言、猥褻画像やグロ画像を送りつけられることも安保法制への抗議行動の盛り上がりに「これまで大人しかった日本の人々が行動をついに起こした」と海外メディアも報じたが、こうした機運が高まった大きな要因のひとつとし
2014年8月21日、「黒子のバスケ」脅迫事件の判決公判が開かれ、渡邊博史被告人に求刑通りの懲役4年6月の実刑判決がくだされた。ただし未決勾留日数160日が算入される。渡邊被告は白いワイシャツに黒いズボンで出廷。今回の判決で事件はひとつの区切りを迎えることになった。ここに、渡邊被告本人の「判決を受けての所感」を公表する。 昨年秋以降、渡邊被告と接触し、特に12月の逮捕後は何度も接見を重ねてきた篠田の感想も、その所感の後に書き加えることにする。 判決を受けての所感「黒子のバスケ」脅迫事件犯人の渡邊博史です。実刑は逮捕前からの想定通りですから、このことについて特別な感慨はありません。ただ正直に申し上げますと、もう娑婆に出たいという気持ちがほとんどありませんから、刑務所に4年以上も住まわせて頂けることが決定した今回の判決に自分は喜んでおります。「こんなクズを社会で面倒を見ないといけないのかよ。本
これまでマスコミの取材を拒否し、自著以外ではコメントを発してこなかった「秋葉原事件」加藤智大被告が、何と昨日、「黒子のバスケ」脅迫事件・渡邊博史被告の意見陳述についての見解を、弁護人を通じて送って来た。渡邊被告が最終意見陳述で秋葉原事件についてコメントした内容が「かなり正確に理解できている」「事件に至る体験を有している」と感じたためのようだ。渡邊被告は、秋葉原事件で加藤被告が多くの人を殺傷し、自分の犯罪で死傷者が出なかったのは「たまたまその瞬間に思いついたことが違っただけにすぎません」と述べ、事件の背景に共通のものがあると語っていたが、奇しくも加藤被告も渡邊被告の陳述に共感するものを感じたようだ。 ここに今回、加藤被告が自ら「犯罪経験者にのみ理解可能な犯罪者心理のささやかな解説加藤被告の見解」と題した見解の全文を公開する。加藤被告は現在、最高裁に上告中で、今回の見解とともに近著『殺人予防』
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