東京都議選(7月2日投開票)は投票まで3日となった。小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファースト」の支持勢力が過半数を獲得するかどうかが最大の焦点に浮上。国政への影響もささやかれ「劇場化」の様相だ。その陰で東日本大震災からの「復興五輪」のように小池氏が一時は重要視したが、忘れ去られたテーマもある。(東京支社・小木曽崇、片山佐和子) 告示された23日午前、地域政党「都民ファーストの会」を率いる小池氏は市場移転問題で揺れる中央区でマイクを握ったが、そこは築地ではなかった。 「都議会は(新市場整備)予算を増やす方向に後押ししたとしか思えない」と触れただけ。中心は待機児童対策などの実績だった。 その3日前、新施設が建つ豊洲(江東区)と現在の築地を併存させる案を発表。世論の動向は不透明だった。演説で市場問題に言及しなかった候補者は「ここに住む人は市場関係者と違う層」と弁明した。 26日の新聞各紙は
岩手と宮城の県境の一部が17年ぶりに変更される見通しとなった。宮城県の土地改良事業で栗原市の水田が一部、一関市側にはみ出す形になったため。土地のみの等積交換で、両県の面積や人口に変更はない。 両県の県境変更は、2000年の旧花泉町(現一関市)と旧中田町(現登米市)以来。一関市と栗原市の境界約2キロにわたり、水田、用水路など約2万3000平方メートルを交換する。 両市の境には水田が広がり、民家もない。従来、あぜ道や用水路を県境としてきた。「農地の区画に合わせるほうが合理的」(宮城県市町村課)と判断した。 自治体の境を変更するには関係自治体の議会の議決が必要。栗原と一関の市議会は既に議決しており、宮城と岩手の県議会は、開会中の6月定例会で議決する見通し。 議決がそろった後、総務省に変更を申請し、おおむね40日程度で認められる。 総務省によると、直近の県境変更は昨年12月の東京都と神奈川県以来。
仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」を使うとたまり、運賃の支払いに充てられるポイントの失効額が5月末で累計1億円を超えたことが26日、分かった。ポイントの有効期限は1年間で、2015年12月に導入した市地下鉄東西線と市バス、宮城交通バスが初めて期限を迎えた今年1月以降に急増した。 16年1月以降の月別失効額の推移はグラフの通り。1年5カ月間の累計で計1億488万円分が失効した。今年4月には過去最多の計1604万円分が失われた。 イクスカは14年12月、南北線で利用開始。乗車回数などに応じて運賃の最大25%(宮城交通は30%)のポイントが付く。地下鉄とバスを1時間以内に乗り継いだ場合もたまる。 ポイントは地下鉄駅の自動券売機やバス営業所の窓口などで、1ポイント=1円でイクスカにチャージ(入金)できる。前月分のポイントは毎月10日以降にチャージできるが、1年後の月末に失効する。 交通局に
福来さんに投げられる記者。ロープが想像以上に硬く、背中に痕が付いた=8日午後8時50分ごろ、仙台市若林区清水小路 東北地方も梅雨入りまで秒読みに入った。「梅雨のじめじめと運動不足を同時に解消したい」。そんな声に応え、記者たちが各所で爽やかな汗を流してきた。取材を忘れ、跳んだり、跳ねたり、投げられたり-。仙台圏のお薦めアクティビティーを紹介する。 ◎リング上で「非日常」体験 「燃える闘魂で行け」と先輩たちから気合を入れられ、仙台市の女子プロレス団体センダイガールズプロレスリング(仙女)の門をたたいた。闘う女たちの汗と涙が染み込んだ四角いジャングルを前に粛然とした気持ちになる。 「プロレスの魅力は非日常をリアルタイムで体験できるところ。リングを使った実際のトレーニングを体験してほしい」 入門3年目にして2度、仙女が主催する大会のチャンピオンに輝いた橋本千紘(ちひろ)さん(24)が語る。 この日
バーチャルリアリティー(VR)による「九戸城」の再現に、二戸市と岩手県立大(滝沢市)が取り組んでいる。ゴーグル型ディスプレーを装着すると、城内の建物や合戦の様子を体感できる。戦国時代にタイムスリップした気分を観光客に味わってもらおうという試みだ。 国指定史跡「九戸城跡」(約34ヘクタール)に、かつてあった本丸、城門、馬小屋などをコンピューターグラフィックで復元。コントローラーを操作して地点を切り替え、体の動きに合わせて360度の映像を見渡せる。 九戸城は、豊臣秀吉が天下統一を成し遂げた最後の戦場として歴史に名をとどめる。城主九戸政実(まさざね)が5000の兵で6万の豊臣軍を迎え撃った「九戸の乱」(1591年)も目の前で繰り広げられる。 VR映像の制作は昨年7月、岩手県立大の地域協働研究としてスタート。現存する建物資料が極めて少ないため、現地視察や市教委の歴史考察で往時のイメージを膨らませた
仙台市の地下鉄やバスの車内、地下鉄駅構内で、1日平均約14枚のICカード乗車券の落とし物があることが7日、分かった。うち10枚超が市交通局の「イクスカ」という。同局は紛失時に備え、電話番号を登録できる記名式イクスカへの切り替えを利用者に勧めている。 市交通局によると、4月のICカード乗車券の拾得数は計421枚で、うちイクスカが計318枚と75.5%を占めた。駅の改札付近で拾われるケースが目立ち、「ポケットに入れたつもりで落とす人が多い」と分析している。 イクスカの発行数は4月に累計50万枚を突破。拾得物が集約される地下鉄仙台駅構内の忘れ物センターで勤務する橋沼養一さん(65)は「発行数増に伴い、落とし物になるイクスカも急増している」と話す。 イクスカには記名式と無記名式があり、記名式を選んで発行時に電話番号を登録すれば、拾得時に忘れ物センターから連絡してもらえる。無記名式は名乗り出た場合の
東北初の大型アニメフェスティバル「仙台アニメフェス1st」が8月5、6日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれる。声優コンテストや人気声優によるライブイベントなどを予定。関連グッズや東北物産の販売もあり、主催者は約2万人の来場を目指す。 ◇ 5日は全日本声優コンテストの東北大会として「声優魂in仙台」を開催。中高生部門と専門学校生部門があり、中高生部門の優勝者は11月の全国大会(東京)に進出する。 6日のライブイベントには人気アニメの声優らが出演し、持ち歌などのライブとトークショーを行う。 このほか、アニメ作品の展示ブースやコスプレエリアを設ける。有名作品の原画展なども検討。物販コーナーで宮城の食材などを使った弁当を販売する。 フェスはイベント企画を手掛ける「D-cloud」(東京)などでつくる実行委員会が主催。東日本大震災からの復興を後押しし、地方活性化につなげようと、去年12月から準
「走る広告」新規需要開拓へ ラッピングバス人気投票 仙台市交通局は、車体全体に広告を載せた市営ラッピングバスの人気投票を始めた。多彩なデザインの「走る広告」に関心を持ってもらおうと、初めて企画。「好みの1台を選んで投票を」と参加を呼び掛けている。 投票対象は、現在走行中の61台のうち、同一デザインや交通局の広告を除いた30台。家電量販店や製パン店、自治体、医療機関など市内外27の企業・団体が広告主で、鮮やかな色のイラストなどで看板商品や企業イメージをPRしている。 ラッピングバスは最も多い2003年で95台あったが、企業業績の伸び悩みを背景に減少傾向にある。交通局は、人気投票を通して新規需要の開拓につなげたい考えだ。 投票期間は10月10日まで。交通局ホームページ(HP)の応募フォームや、地下鉄泉中央、仙台、長町南3駅にある投票箱から1票を投じる。 順位は10月下旬に交通局のHPで
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