歌田明弘の『地球村の事件簿』 週刊アスキー連載「仮想報道」などの原稿のアーカイヴやリンクが中心です(詳しくは「プロフィール」参照)。編集部との話し合いで、週刊アスキーの原稿は発売後、次の金曜日以降に公開することになっています。つまり、実際に書いたのは公開日の2週間ほど前です。 宇宙でホテルを開くために5000万ドル(54億円)もの賞金を出すことにしたアメリカ人がいると聞いたときには、ずいぶんブッ飛んだやつがいるものだと思ったけれど、あれこれ調べてみると、一応もっともな理屈と筋道があるらしい。まあ、いくらお金がうなっているカネ持ちでも、54億ものカネを無駄に使ったりはしないようだ。 「アメリカ宇宙賞」と名づけた5000万ドルの賞を設定したのはラスベガスのホテル業で成功したロバート・ビゲロウという億万長者だ。ビゲロウ・エアロスペースという会社を99年に設立し、宇宙事業に乗り出している。 ラスベ