「将来有望なIT技術です。融資してくれませんか?」――あるIT社長の悩み:企業が知っておくべき法律知識 技術はあるけど金がない……。そんな悩みを持つIT企業は意外に多い。ここでは、ある将来有望な知的財産権を持つ企業が資金調達を行うための方法を考える。 Q:IT関連のベンチャー企業を経営しています。将来有望なIT関連技術を開発したため、大きく資金調達をして事業拡大したいのですが、実績も少なく、また、不動産などを保有しているわけでもありません。銀行からの融資も難しいようなのですが、どうすればよいでしょうか。 一般的に、銀行などによる融資は、融資対象企業が保有する不動産などの有形資産を担保にしたものが中心です。しかし、多くのベンチャー企業では、有形の資産ではなく、技術やノウハウ、後述する「知的財産権」が重要な資産なのではないでしょうか。 融資を受けられるほどの十分な有形資産は持たないが、知的財産
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