僕のクライアントでとても頼りにしていた方が、急に退職された。 おそらく鬱病。 彼の異変に周囲の誰も気づかなかったらしいですが、突然電話で「もうこれ以上働けない」とだけ言って来なくなったと。 ショックなことでもあり、悲しいことでもあり。 すごく仕事ができて、温厚なのにブレず、上下のつなぎ役として信頼されていた、そんな方が戦線離脱です。 以前から感じていたこと。 なぜ皆、壊れるまで働かないといけないのだろう? その会社だけの話ではありません。 あちこちの企業で、過度のプレッシャーによって心を病む人が激増している実感があります。 昨今の世情不穏を、「まるで戦前に似た空気だ」と言う人は多いです。 でも僕からすると日本企業はどこも、何だかチャップリンの「モダン・タイムス」の頃に戻ってしまったみたいです。 ヘンリー・フォードが「流れ作業」を発明したことで、工場の生産効率が高まり、自動車が庶民に手が届く
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