人は確率をどう認知しているのか。カーネマンとトヴェルスキーの確率ウェイト関数があります。 上図*1の点線が正しい確率、タテ軸で見る実線のカーブが人の心が認知する「歪んだ」確率です。小さい確率は過大評価され(赤矢印)、逆に大きい確率は過小評価される(青矢印)とし、宝くじ購入は典型的な赤矢印=微小確率の過大評価です。過大評価自体はそうだと思うのですが、納得できない点もあるのでノーベル経済学賞学者さんに一部逆らってみたいと思います(笑)。 20分の1未満の確率は存在しない 太古からヒトは経験を通じて確率を学んできました。例えば重要なのは狩猟の成功率。イノシシをしとめて帰ってこれる日もあれば徒労に終わる日もあります。そこで許される最低確率はどの程度でしょう。2、3回続けて無収穫なことは珍しくないでしょう。5回6回、ムラに残された干し肉のストックも僅かになってきます。10回、20回連続失敗?。集落は