The Apache Software Foundation(ASF)は6月14日(米国時間)、HTTP/1.1準拠のキャッシュプロクシサーバー最新版「Apache Traffic Server 3.0」を公開した。速度や信頼性が強化されたという。 Apache Traffic Serverは、米Yahoo!が開発・運用していたキャッシュサーバー。2009年にオープンソース化され、現在はASFの下で開発が進められている。大規模環境への対応が特徴で、キャッシュ機能のほか、セッション管理、ロードバランシング、認証、ルーティング、リクエストのフィルタリングといった機能を備えている。 バージョン3.0では、キャッシュ、プロキシ、速度、信頼性などさまざまな面で強化を図った。要求の多いWebページや画像、Webサービス呼び出しなどをキャッシュして再利用することでサーバーへの負荷と帯域を削減、レスポンス
インストール後の諸設定 Apacheをインストールしても、各種の設定を行わなければ何の役にも立たない。Webサーバとしての本格的な設定については次回から詳しく解説するが、今回は最低限やっておくべき設定を幾つか紹介する。 パス(環境変数)の設定 インストール後に行っておくべき作業について、2つのポイントを紹介しておこう。 まず行っておくと便利なのが、環境変数「PATH」の設定である。前回の最後にも紹介したように、Apacheを起動するには と入力する(補足)。これは、Apacheに含まれるコマンド「apachectl」を呼び出しているのだが、そのファイルが存在するディレクトリ「/usr/local/apache/bin」を指定しているので長くなっている。環境変数PATHに「/usr/local/apache/bin」ディレクトリを指定しておけば、いちいちディレクトリを指定しなくても「apac
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