ロボット研究家Steve Yohananはさまざまなロボットのデザインを見るたびに、なにかが欠けているなあと感じていました。それは「人間味」です。特にさわることで生まれるロボットと人間の交流、感情のコミュニケーション、そういったものをロボットに込めたい、と彼が考えて作ったのがこれです。毛がふさふさしたうさぎの形のロボット。人がさわるとその感触に反応してくれます。 「私は長年猫を飼っていましたが、いなくなってさびしく思うのはなでたときの感触です」とSteve Yohanan。このうさぎのロボットには圧力センサーが仕込まれていて、どこをどんなふうにさわられたか、なでられたかを感じます。そしてそれに対して、呼吸しているような動きをしたり、のどをごろごろならすような振動をしたり、耳をぴくぴく動かしたりしてくれます。 そして、ブリティッシュコロンビア大学の研究では、このうさぎをなでたひとたちが、うさ