国母選手の腰パンの話。あれは、民族衣装なんだ。オリンピックに参加することよりも(逆に言うと五輪だからこそだけど)、何よりも大切な伝統文化なわけ。「絶対に上げられないパンツがある」のね。 人間の命は地球よりも重いとか言い出す「いのちだいじに」教の信者としては、パンツ上げればいいだけなのに、ずり下ろしたパンツに固執し、命すら落とす、そんなの信じられないだろうが、「命より大事なものが有る」人にとって、そこは生きてく意味の攻防戦なわけで、半ケツで死んで行く殉教者を笑うことはできない。 もちろん、彼が最後の最後で、命惜しさにパンツを上げたら、それは笑ってもいいかもしれない。(ただし見方としては、伝統文化や民族というものを力で捩じ伏せる哀しい現実、という風に捉えられ、笑えないかもしれないが) 或いは、最後までパンツを上げなかった彼が、銃弾に倒れ、地面に横たわったのち、自ら、そっとパンツを上げて、尻を隠