1954年に第1作目が公開されてから、ゴジラは日本のみならず世界中のファンを魅了している。この怪獣が時代をこえて求められる理由を、あらゆる危機のメタファー(隠喩)となる存在だからだと英紙は分析する。 映画『ゴジラ-1.0』には作中、ゴジラがカメラ目線でこちらをにらみつける一瞬がある。鼻を鳴らし、核エネルギーを帯びた怒りの咆哮を上げる様子は、1954年のオリジナル版と同じく不可解だ。 『ゴジラ-1.0』の予告 だが、狂気の光を放つその目の奥を注意深く観察すると、それ以上に底知れないものが垣間見える。