早くも奥の手を使い始めました! 今季Jリーグの目玉として、僕から悪い意味での注目を集めている横浜Fマリノス・木村和司監督。6日の開幕戦では試合終了直前に失点するという劇的な幕切れで、標榜する「面白いサッカー」を体現してくれたばかり。しかし、名将が理想とするのは、2点取られても3点取り返すという攻撃サッカー。その意味では、若干の不満が残る内容ではありました。 ただ、それに文句をつけた覚えは、誰もないと思うのです。 確かに名将は全試合2点以上取ると宣言していました。攻撃サッカーで点を取ると約束していました。しかし、そんなことができるとは誰も思っていないはず。どんな強豪でも無得点の試合はあるのです。あくまでも努力目標というか、目指す方向性の示唆というか、意気込みみたいなものだったはず。サポーターからも「2点取れなかったな」「これ以上支えられない」「ヤ・メ・ロ」などの声はなかったように思います。む