ぼくのうつ病の体験談を第一話、第二話、第三話で綴っています。 今回は第二話です。 うつ病になるなんて思いもしなかった マイペース、脳天気、前向きな性格だと思っていたのに、まさかうつ病になるなんて。 家系に鬱病経験者はいない。 しかも、どちらかと言えば明るくて、前向きな性格だったから、「鬱病は無縁」だと信じ込んでいた。 最初は「典型的なうつ病」という診断結果を信じられなかったのだが、抗うつ薬や睡眠薬を飲むに連れて、実感がわいてきた。 でも、「鬱病に立ち向かおう」なんて前向きな気持ちにはなれない。 まずは家族に詳しく話し、今後のことを決めようと思った。 嫁と子供のことを考えれば考えるほど、会社を休む、もしくは辞めるという選択肢は遠くなっていった。 うつ病の悩みを打ち明けるなら、相談相手は慎重に選んだほうがいい。 うつ病と診断されて緊急家族会議 自宅に着き、夕食もそっちのけで嫁に話をした。 まず