音も彗星の成り立ちを知る手がかり。 彗星着陸機フィラエはチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星上で休眠モードに入ってしまいましたが、短時間にたくさんのデータを地球に送ってくれました。その中には、彗星に着陸した瞬間の音も入っていたんです。たった2秒間の音ですが、科学的にはすごく重要なんです。 彗星の音の記録・分析はSESAME(Surface Electric Sounding and Acoustic Monitoring Experiment、直訳:地表電気探査・音響監視実験)として行われていて、音はフィラエの3本の足に埋め込まれたセンサーが捉えたものです。フィラエは着陸のときに機体を安定させるために使う予定だった機器が故障してしまったため、彗星上で2回バウンドして、3回着地しています。以下はそのうち1回目のバウンドのときの音で、SESAMEを担当しているドイツ航空宇宙センターが公開したものです
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