4月2日、欧州中央銀行(ECB)は量的緩和(QE)プログラム下で「証券貸し出し」制度を導入した。写真はフランクフルトのECB本部。3月撮影(2015年 ロイター/Kai Pfaffenbach) [ロンドン 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は2日、量的緩和(QE)プログラム下で「証券貸し出し」制度を導入した。QEにより債券市場に歪みが生じるのを回避するため、買い入れた債券を銀行に貸し出す。当初はECBと、ユーロ圏の中銀19行のうち8行が行う。 借り入れ期間は1週間で、3度までロールオーバー可能。借り入れる量についても多くの制限を設けた。 各金融機関が借りることができる単一の債券は全体の2.5%、最大2億ユーロまでとした。 買い入れ規模の大きいドイツなどの市場では、制度導入後も債券不足が生じかねないとの懸念を踏まえ、ECB報道官は、ユーロ圏の各国中銀は、自国の状況に合わせ、制度運