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経済と歴史に関するnijuusannmiriのブックマーク (33)

  • [書評] 東芝解体 電機メーカーが消える日(大西康之): 極東ブログ

    他の人にはどうでもいいことなのだが、私は関東逓信病院で生まれた。父がNTTの前身、電電公社員だったからである。そして、「逓信病院」という名称が残すように、電電公社となる以前、その病院は逓信省に所属していた。つまり、現在の民営化NTTもこの名前の病院と同じ道を辿り、国家機関から公社を経ていた。 父は晩年、年金の関連で、戦後のごちゃごちゃしていた時代について自身の記憶で整理し、当初、逓信省の公務員であったことを証明していた。そこに何か誇りのようなものがあったのか今となってはわからないが、彼はまた、NTTの民営化を嫌ってもいた。その前に辞めた。そうした電電マンの父が私に残してくれた言葉がある。「いいか、電電公社というのはダルマだ。手も足もないんだ。だから手と足を大切にしなければ、前に進めないんだ」と。 父は、自身は嫌っていたNTTではあっても息子の私がそこに就職することを望んでいたのではないかと

    [書評] 東芝解体 電機メーカーが消える日(大西康之): 極東ブログ
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2017/06/20
    「そして、皮肉なことに、このダルマ本体のほうが、日本国家の経営能力の低下で倒れた。手足も腐った」
  • 韓国大統領選挙雑感: 極東ブログ

    韓国大統領選挙については、事前の世論調査から文在寅氏が圧勝することは想定されていたので、その点から言えば、ほとんど関心を持たなかった。また文氏は、昨年8月にその前段階として竹島訪問をしていたので、対日的な考えもそこから類推できる。その点でもあまり考察するべきことはなさそうである。では、なんの関心もないのかというと、そうでもなかった。 圧勝ではあるが、その内実については意外に興味深かった。当選した共に民主党の文在寅氏が1342万3800票(得票率41.08%)、自由韓国党(旧セヌリ党)の洪準杓氏が785万2849票(24.03%)、国民の党の安哲秀氏が699万8342票(21.41%)となり、洪氏と安氏を合わせて仮にこれを反文氏として見ると、45.44%対41.08%として、文氏が劣る。単純に、文氏への国民的な支持はそれほど高くなさそうだ。さらに全体として見れば、六割ほどの韓国民は文氏を支持

    韓国大統領選挙雑感: 極東ブログ
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2017/05/13
    「直接的な影響ではないものの、朝鮮戦争後の緊張した体制が韓国国家のあり方をずっと引きずってきた、あの空気を生きた世代」が60代になった、と。
  • 日本の経済政策は、なぜ右派と左派でねじれているのか?

    では保守派がリベラルな経済政策を、左派が保守的な経済政策を志向する「ねじれ」がある Thomas Peter-REUTERS 前回のエントリ「なぜ日には『左派勢力の旗手』が出現しないのか?」には多くの反響をいただきました。その中であらためて考えさせられたのは、日では「右派がリベラルな経済政策」を取り、「左派が保守的な経済政策」を取っているという「経済政策のねじれ」です。 現在進行中のアベノミクスがいい例です。自国通貨の価値を毀損してまで流動性を供給するとか、公共投資を増やしてケインズ的な効果を狙うというのは、国際的な常識から見れば極めてリベラルな経済政策に属します。ですから、現在の安倍政権というのは政治的には保守ですが、経済政策は相当に左寄りだということが言えます。 反対に、「目先の景気よりも、中長期的な財政規律」を心配する態度であるとか、自国の通貨を防衛しようという立場、あるいは

    日本の経済政策は、なぜ右派と左派でねじれているのか?
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2016/02/10
    既に指摘があるが、右派も左派も経済政策は保守的で、安倍さんとその周辺がリフレ派を取り入れただけ。
  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日

    cakes(ケイクス)
  • 宗教経済学の可能性など。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    テロの経済学 作者: アラン・B・クルーガー,藪下史郎出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/08/01メディア: 単行購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (18件) を見る えらい経済学者に質問。信仰に篤い人の経済モデルってだれかやってないんですか? 信仰とか自爆ジハーディストとかの行動は不合理と想われがちだし、それを合理的なものとするためには結構面倒なモデルが必要だけれど、もっと単純な効用最大化モデルが組めるはずじゃないかと。 つまり、いちばん単純な現世 (earth) の効用をたとえばUe として、来世 (heaven/hell) の効用をUhとすれば、Ue+Uh を最大化するようにして、なんだっけ、世代重複モデルだっけ、それを組めば、来世での効用を増やすために現世で頑張るとか、そういうのをモデル化できるんじゃないかと〜 その際にどういう割引率を使う

    宗教経済学の可能性など。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2015/06/07
    「えらい経済学者に質問。信仰に篤い人の経済モデルってだれかやってないんですか?」
  • シンガポール「創業者」、リー・クワンユー氏の功罪

    91歳というのですから日風に言えば、天寿をまっとうしたと言えるでしょう。天寿というと「枯れた」イメージがありますが、シンガポールの方向性に誤りが生じたら墓の中からでも出てくると生前言っていたリー・クワンユー氏ですから、引退した後でも生への執着がパワーとなって長生きしたとも言えます。いずれにしても、大変な傑物であったことは間違いないでしょう。 偶然ですが、この1月末に私はシンガポールのチャンギ空港にトランジットのために、立ち寄りました。ターミナル3が出来て、スカイトレインも充実した空港は、まるで1つの都市のようでした。私は深夜の時間帯に滞在しただけですが、清掃や治安維持の活動も整然としており、世界一の空港という呼び声も当然という思いを新たにしました。 それにしても、現在の一人当たりGDPは7万ドルを越え、各種の統計(IMF、世銀、CIA)のいずれにおいても世界のトップ5に入っていますし、日

    シンガポール「創業者」、リー・クワンユー氏の功罪
  • シャープ苦境、だがまだパプアニューギニアがある:日経ビジネスオンライン

    技術力と先進性で日の家電業界をリードしてきたシャープの苦戦が続いている。2月3日には2015年3月期の連結最終損益が300億円の赤字になる見通しを発表。300億円の黒字を見込んだ従来予想から一転、2期ぶりの赤字になることが確実になってきた。同社がここ数年、苦境にある原因は様々だが、その1つに国際競争の激化があるのは間違いない。中国韓国勢が強力なライバルに成長し、新興国を中心に存在感を高めてきた。 だが、全ての新興国で中国韓国勢が圧倒的支持を集めているわけではない。日製品、中でもシャープ贔屓という国も存在する。南海の秘境、パプアニューギニアだ。同国への渡航暦10回以上、日・パプアニューギニア協会会員でもある旅行作家、山口由美氏に同国の最新事情と日企業にとってのビジネスチャンスについて聞いた。 聞き手は鈴木信行 まずは消費市場としてのパプアニューギニアの可能性についてお聞きする前に

    シャープ苦境、だがまだパプアニューギニアがある:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2015/02/26
    安定の鈴木信行副編ネタだが、思ったより真面目な話だった。「海を挟んで実は隣国でもあるんですから」
  • ピケティFAQ:いろんなところで出てくる話のまとめ - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    21世紀の資 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行この商品を含むブログ (107件) を見る ピケティについて、訳者としていろんなところで話をきかれるんだが、だいたい出てくる話は同じ。ツイッターとかで、ピケティに仮託してあれこれ言う人たちの言うことも似たり寄ったり。その一方で、当に重要とか鋭いとか思われる質問をする人はあまりいない。 そんなことで、とりあえずFAQをまとめました。長いなので、部分的に取り出せばどんな意見でも裏付けは出てくるだろう。でも常に全体の文脈や、話全体の文脈は理解してものを言いたいものです。ピケティのあのは、「理屈はどうあれデータ見たらこうなってるんです」というのが最大の強みでもあり、それが一方で部分的な弱みにもつながっている。一方で、あのの記述がピケティの見解のす

    ピケティFAQ:いろんなところで出てくる話のまとめ - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • クラウド・ファンディング(crowd funding)を巡る無想: 極東ブログ

    考えがまとまらないだが、このところ思っていたことをとりあえず、書いておきたい。いちおう、話は、クラウド・ファンディング(crowd funding)と地域問題に関連する。 クラウド・ファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)から成る造語であるように、群衆から資金調達をする仕組みである。 カタカナだと似てしまうが、クラウド・コンピューティング(cloud computing)とは直接は関係ない。こちらの「クラウド」は雲に例えたインターネットのことだ。ただし、直接関係ないが微妙に関係もなくもない。群衆(crowd)と資金調達(funding)するのには、雲(cloud)=インターネットを使うことが多いからだ。 こうした基礎的な話は、このブログでくだくだ書くことでもないが、「なぜ、今、クラウド・ファンディングなのか」というと、いろんな議論があるが、私が注視しているのは、「

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/08/23
    クラウドファンディングについてこういう風に考えたことはなかったが、上手く機能したら面白い。
  • ces idées puériles - finalventの日記

    Le Japon est notoire pour le taux de suicide élevé parmi les pays développés. Comme ce phénomène est remarquable dans l'étude sociologique, il ya plusieurs hypothèses de raisonner avec cela. Toutefois, certains groupes font de ce problème réduit qu'à économique, et veulent attaquer le gouvernement par ses idées. Pire encore, en dépit de l'accent mis sur la disparité économique, ils ne comprennent

    ces idées puériles - finalventの日記
  • 台湾とピンイン: 極東ブログ

    現下の台湾での学生による立法院占拠についてはなかなかブログに書きづらい。ごく簡単に言えば、心情的には私は学生を支持したいが、国際政治・経済的な観点あるいは日の国益との関連から見れば、この運動は、かつての韓国の米国牛肉輸入反対運動や日の反TPP運動のように反動的なナショナリスティックな運動にも見え、支持しがたい面もあるからだ。 ではどうなのか。近景としては学生に注意深く平和裏に運動を進めてほしいし、巨視的には台湾の難しい状況――中国に経済的に飲み込まれること――に同情するしかない。中国経済に飲み込まれず台湾が存立していけるかは、難題に思えるし、日もまた同様の立場にある。 さらに巨視的に見るなら、中国経済が開かれていくことは現在の近景とは逆に、中国台湾化につながる。そしてそれは中国社会の不安定化と軍事強化の矛盾を強くするだろうし、その余波を日が強く受けることになるだろう。日は、静か

    台湾とピンイン: 極東ブログ
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/04/06
    台湾ナショナリズムの参考書も。
  • ペルシャ湾の改名を巡ってイランとアラブが対立:日経ビジネスオンライン

    グローバル化が進展するにつれて、かつては重要であった多くの概念がだんだんその意味と重要性を失いつつあります。民族主義、地域主義、ローカリズムなどはその一例でしょう。グローバル化を支持する向きは、民族や領土、国を超えて、すべての人間が共通の価値観を持つことを望ましいことと考えるでしょう。一方、グローバル化に反対する多くの人は自分のアイデンティティである国、民族、都市、故郷に対する意識を保持することを当たり前のことと思っているでしょう。 全世界の人間が共通して認めることができるのは、「同じ地球に住んでいること」と「人類であること」くらいしかありません。各地域の住民は言語であれ人種であれ、明確な相違によって分離されています。共通点を重視することと、相違点に注目すること、どちらが正しいかは簡単に決断できることではありません。 人類が発達してきた歴史を振り返ると、「競争」が発達を促してきたことが分か

    ペルシャ湾の改名を巡ってイランとアラブが対立:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/03/29
    エッテハディー・サイードレザ氏。「ペルシャ湾」と「日本海」の類似性。個人的には地名なんてどうでもいいとしか思えないが…。
  • 中台統一に抗する「台湾ひまわり学運」のゆくえ:日経ビジネスオンライン

    2014年は台湾にとって運命の分かれ道となる年だと、年初に台北を訪れたとき、なんとなく感じていた。一つは中台双方のトップ会談実現に向けて交渉が進んでいること。そして急速に進む台湾政治、経済、文化中国化。なかでも、昨年6月に中台で締結されたサービス貿易協定については、台湾中国より20年は進んでいるといわれる美容、出版などのサービス部門が中国に乗っ取られ、中小小売店の息の根が止められ、「中国の経済植民地」になるのではないか、という強い危機感があった。 昨年9月に起きた馬英九総統と王金平・立法院院長の権力闘争「9月政争」の背景にも、このサービス貿易協定に対する立法院の批准問題があったことは以前、このコラム欄「戦後初の閣僚級会議で『新章』に入った中台関係」でも少し触れた。私はこのころは、台湾の運命は、中台統一シナリオに格的に足を踏み入れたなと、なんとも言えない苦い気分でいた。 抗議の学

    中台統一に抗する「台湾ひまわり学運」のゆくえ:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/03/26
    福島香織氏。「ひまわり学運のリーダーたちは、民進党系や李登輝派の元運動家の子弟が含まれ、すでに社会運動経験をかなり積んでいるつわもの揃いという話もある」
  • ケインズ「お金の改革論」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    エンゲルスからちょっと寄り道して、若き日のケインズ。ケインズがマネタリストでもっと明解な文章を書いた頃の代物の全訳。 まだ「ケインズ経済学」にはなっていない。その一方で、ブレトン=ウッズ体制につながるアイデアの萌芽は出ている。貨幣数量説全面支持のだと言われるけれど、三章読むと必ずしもそうではないね。基は貨幣数量説だけど、でもきちんとその通りにいかない場合もたくさんあるから注意しようね、というのが延々書いてあって、貨幣数量説をボコボコに否定した『一般理論』と、実は立場的にそんなに遠くないように思う。注意しようね、の部分を細かく詰めると、一般理論でのお金の話になる。 提言とかは、なにせ金位制時代のものだからいまは歴史的な興味だけになるけれど、「長期的にはわれわれみんな死んでいる」という有名な、ぼくのお気に入りのせりふが出てくる一冊。(pdf の p.33) お金の改革論 (pdf 430

    ケインズ「お金の改革論」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/03/17
    あとで。
  • 新シリーズ「世界の知性」に聞く第1回『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンド「中国は日本には追いつけません」(週刊現代) @gendai_biz

    インタビュー/飯塚真紀子 世界にその名を轟かすアメリカを代表する75歳の文明論者が、誌のロング・インタビューに答えて、これからの日のあり方を語り尽くした。「知の巨人」の目に映った日の姿とは? これをやれば経済は再生する —アベノミクスで日経済は復活すると思いますか? ダイアモンド 日経済の復活はこれからですが、少なくとも安倍首相が、日経済の復活を看板政策に掲げているのは、正しい選択です。願わくば、今年や来年の利益ばかり見るのでなく、少なくとも10年先の日経済を見越した、長期的視野に立った政策を取ってほしいです。 —日経済の復活のために提言したいことはありますか? ダイアモンド 結局、日が決めることではありますが、私としては、日は移民を受け入れるべきだという考えです。 欧米社会も出生率低下の問題を抱えていますが、移民政策をとって海外の若者を自国に移民させ、労働力の減少に対

    新シリーズ「世界の知性」に聞く第1回『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンド「中国は日本には追いつけません」(週刊現代) @gendai_biz
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/09/04
    「同じ島国でも、イギリスはヨーロッパ大陸の国に、4回も侵入を受けましたが、日本が中国大陸に侵略されたことはありません」いや、うーん、あー、そうとも言えないこともないが…。
  • 消費増税をするとどうなるか - 経済を良くするって、どうすれば

    世の中の消費増税の悪影響に対する認識は甘いのではないかと思う。かく言う筆者も1997年までは、そうだった。今日は、消費増税後に何が起こったのか、思い出話とともに、数字をたどってみたい。若干、「オタク」向けかもしれないが、1997年の消費増税の経験は、その是非だけで済ますには、もったいないものである。 ……… 結論から先に言うと、駆け込みと反動減を潜ると、消費増税の悪影響は、それで抜けたような気になるのだが、実は、そこからが悪影響の番である。増税による実質的な所得削減の効果が長く消費を低迷させる。これは、増税→消費減→生産減→所得減→消費減という、経済全体への波及が起こるからである。 ここで、余裕のある方は、ニッセイ研の斎藤太郎さんの「2013~2015年度経済見通し」(8/13)の中にある「消費税率1%引き上げの影響」というマクロモデルの分析も見ていただきたい。注目してほしいのは、増税2

    消費増税をするとどうなるか - 経済を良くするって、どうすれば
  • 倭寇が東アジア経済圏を築いた:日経ビジネスオンライン

    今回は、中世日で武家社会が成立する中で海がどのような役割を果たしたのか考えたい。 古代日は玄界灘を通じて大陸とつながっており、瀬戸内海を通る海上交通路が国家の形成においても国内を統治する上でも重要であった(前回コラム「シーパワーを欠いたにも関わらず幸運だった古代日」参照)。もちろん、蝦夷(えみし:アイヌを意味する場合は「えぞ」と読むことが多い)と呼ばれた現在の東北地方を制圧する過程の中で、日海沿岸に勢力を築いた阿倍氏などは環日海経済圏に組み込まれていたと考えられる。だが、その実態の解明には史料に基づいた研究がさらに必要である。 日が中世を迎えるに当たっても、瀬戸内海の制海権の行方が権力闘争を大きく左右した。平清盛は父の忠盛から継承した瀬戸内海沿岸の勢力を背景に、既存の国家組織の中で官職を独占することによって専制的な平氏政権を打ち立てた。清盛は航路や港湾を整備して宋(南宋)との貿

    倭寇が東アジア経済圏を築いた:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/30
    面白い。前回の記事の俺のブコメ( http://b.hatena.ne.jp/entry/business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130515/248139/ )の影響でもないだろうけど、結果的にそれをフォローする内容になってて、嬉しい。
  • シーパワーを欠いたにも関わらず幸運だった古代日本:日経ビジネスオンライン

    今回は、古代日の形成において、海がどのような役割を果たしてきたかを見る。 海の国際政治学の先駆者である故曽村保信・東京理科大学教授は、『海の政治学』を1980年代に著した。その中で、日は黒潮の流れによって作られたと書き始めている。フィリピン東岸から日列島の太平洋側に沿って流れ、房総半島沖を東に抜ける黒潮は世界最大規模の海流である。この流れに乗って北上することは比較的容易だが、これに逆らって進むことは原始的な帆船の時代には難しかった。 これまでの考古学の研究によれば、日人の祖先は、日列島がまだ大陸と地続きだった更新世に移り住んだ原住民に加えて、縄文時代に黒潮に乗ってやってきた南方系の渡来人、および弥生時代に朝鮮半島を経由してたどり着いた大陸系の渡来人などを中心に形成された。曽村氏は、日民族の形成過程の特徴として、渡来人たちが通商の動機を持たずに日列島に定住するようになったことを

    シーパワーを欠いたにも関わらず幸運だった古代日本:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/17
    前回の記事にも思ったが、現代の国家概念を古代や中世に当て嵌めてもなー、と思う。水軍と海賊の違いは視点の違いでしかないし、私貿易も「国家」間のそれも同様。あと北方ルートの通商は視野に入れてなさげ。
  • 果たして日本は海洋国家なのか?:日経ビジネスオンライン

    この連載のタイトルは「海の国際政治学」。国際政治の中で海が果たす役割に注目するとともに、海から国際政治質を理解することを目指している。 四方を海に囲まれた日は、直面する国際政治・安全保障上の課題の多くが海に関連している。尖閣諸島の領有権をめぐる日中対立が深刻さを増しているのはその典型だ。中国の海洋進出は東シナ海だけでなく、日にとって死活的な海上交通路である南シナ海でも紛争を引き起こしている。 海で起こっている問題は、島の領有権や、漁業権、海底資源をめぐる角逐だけではない。北朝鮮が核・ミサイルによる恫喝を繰り返している。大量破壊兵器関連物質も主に海を通じての拡散している。北朝鮮と同様に核開発をめぐって国際社会と対立するイランは、ホルムズ海峡の封鎖をほのめかしている。ソマリア沖海賊は活動範囲を大幅に広げ、今やホルムズ海峡に迫っている。他にも海上テロ、密輸、人身売買などの組織犯罪が海洋秩

    果たして日本は海洋国家なのか?:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/17
    歴史の理解は意見が異なりそうだが、面白そうな連載。
  • [書評]ハイパーインフレの悪夢(アダム・ファーガソン): 極東ブログ

    アダム・ファーガソン著「ハイパーインフレの悪夢」(参照)は、1923年、ドイツで起きたハイパーインフレーション(過度なインフレーション)を扱った歴史書である。 第一次世界大戦勃発前夜の1913年、ドイツのマルク、イギリスのシリング、フランスのフラン、イタリアのリラの4種の通貨の価値はほぼ等しく、対ドルレートは4ないし5程度だった。が、この1923年末、他の3通貨に対してマルクのレートは1兆を越えた。事実上、マルク紙幣は紙ゴミに帰した。なぜそのような異常なインフレが起きたのか。 ドイツといっても時代は第一次世界大戦後、1919年に発足したヴァイマル共和政の時代である(同政体は1933年に崩壊)。書は、この異常なハイパーインフレの史実について、ヒトラーを生み出してしまったヴァイマル共和政の歴史としても描かれている。 上述、この時代のハイパーインフレの基点を1913年としたが、これは書・著者