爆薬の原料になる薬品を正当な理由なく持っていたとして、警視庁公安部は5日、神奈川県相模原市に住む専門学校生の少年(19)を毒劇物取締法違反(禁止毒劇物所持)の疑いで逮捕し、発表した。公安部は同日、少年の自宅や、少年が薬品を購入したとされる東京都中央区の薬品販売会社を同容疑などで家宅捜索した。 公安部によると、少年は毒劇物の購入について認め、「爆発実験に興味があった」と話しているという。完成した爆発物は見つかっていないとしている。 公安部によると、少年は、法令で正当な理由がなければ所持が禁止されている毒劇物の塩素酸ナトリウム約131グラムと塩素酸カリウム約38グラムを自宅で保管していた疑いがある。いずれも爆薬の原料となり、他の物質と調合すれば爆薬を造ることができるという。少年は今年2月ごろ、薬品販売会社の店頭でこれらの薬品を購入したという。 少年の自室からは、禁止毒劇物とは別に、500