東京都は21日、東京芸術劇場(豊島区)の演目を案内する専用サイト「東京芸術劇場チケットサービス」が改ざんされ、新型コンピューターウイルス「ガンブラー」に感染していたと発表した。 現時点で個人情報流出などの被害報告はないという。サイト運営業者は今月9日に感染に気付いていたが公表せず、サイトが閉鎖されたのは19日になってからだった。先月17日以降に閲覧した人は感染の恐れがあるといい、この間のアクセス件数は2万3181件。 発表によると、同劇場では今月19日、サイト利用者から「ウイルスに感染しているのではないか」との連絡を受け、サイトを閉鎖。しかし、サイト運営を委託されている芸能事務所・ホリプロ(東京・目黒区)はこれより前の今月9日に、別の利用者からの指摘で感染に気付いていたが、公表していなかったという。 同社は「担当者が重大性を認識しておらず、改ざん場所を復旧させただけで、公表しなかった。深く