静岡側富士山、全面開通3週間で死者4人 県警隊員、相次ぐ遭難救助に備え9合目常駐【富士山臨時支局】 7月10日の富士山の静岡県側3ルート(富士宮、須走、御殿場)全面開通から3週間が経過した。今夏も遭難事故が相次ぎ、死者は4人と、既に昨年の開山期間を上回った。県警は悪天候など厳しい条件でも計画を変更せずに登山を続けたケースもあるとみて「荒天時の無理な登頂や弾丸登山は避けてほしい」と強く呼びかける。9月10日の閉山まで、富士宮口9合目の万年雪山荘に山岳遭難救助隊を常駐させて対応する。行き交う登山者の様子に目を配る県警山岳遭難救助隊員=1日、富士山富士宮口9合目付近(写真部・堀池和朗) 救助隊員は県警本部や富士宮、御殿場、裾野各署などの警察官延べ126人が務め、2人一組で、2泊3日で交代する。8月1日から同山荘に入った二宮寛さん(52)=県警航空隊巡査部長=と辻村和也さん(44)=静岡中央署上土