「見慣れない光景で、ものものしいなと思いました」 そう話す女性の目線の先には、戦闘機の姿があった。 場所は大分空港。民間機が主に利用する“民間空港”だ。 11月中旬、ここに航空自衛隊の戦闘機が初めて着陸した。 今、自衛隊が、全国の“民間空港”を利用する動きが広がっている。 背景に何があるのか。現場を取材した。 (社会部記者 須田唯嗣・山崎啓 沖縄放送局記者 喜多祐介)
迷彩服に身を包んだ男は、扱い慣れたトラックのハンドルの代わりに大型船のかじを握っていた。島民の憩いの場には自衛隊の車両が展開し、大量の物資が運び込まれた。今、自衛隊の現場と南西の島でかつては見られなかった光景が広がっている。 (社会部記者 須田唯嗣 鹿児島局記者 西崎奈央) 7月、オーストラリア東方の太平洋を航行する海上自衛隊の大型輸送艦「しもきた」。艦橋で整然と配置につく青の作業服姿の海上自衛官のなかに、緑の迷彩服の陸上自衛官がいた。 和田拓也1等陸曹。その手に握っていたのは、海上自衛隊で4番目に大きい全長およそ180メートルの艦艇を操る黒色のかじだ。 和田陸曹が陸上自衛隊に入隊したのは1999年。職種は「輸送科」で、自衛官人生の大半は、輸送部隊の大型トラックやトレーラーの運転手として任務についてきた。 “船乗り”を目指すことになったのは4年前。陸上自衛隊で輸送船の運航要員を育成する計画
青森県にある、海上自衛隊八戸航空基地。 不審な船や潜水艦を監視するP3C哨戒機の部隊が置かれた防衛の要だ。 ここで6月、1機の無人機が報道陣に初めて公開された。 「シーガーディアン」だ。 直訳すると「海の守護者」と名付けられたこの機体。 全長はおよそ12メートル、幅は左右の翼の両端間で24メートルある。 プールほどの幅があるこの機体は、24時間飛び続けることができ、航続距離は4000キロを超えるという。 開発したのはアメリカの企業。 イラク戦争などでアメリカ軍が用いた無人攻撃機の「リーパー」をベースにしているが、武装はしていない。 機首の下に設置された高画質のカメラと、胴体下のレーダーで、海の監視に特化しているのが特徴だという。 海自は、P3Cなど有人の哨戒機で行っている警戒監視任務などの一部を、無人機で代替できないか検証するため、ことし5月から試験運用を行っている。
北海道知床半島沖の観光船の事故で、かつて運航会社に勤務していた男性が、会社の実情を明かしました。 ■元船員「社長は海のこと知らない」 運行会社の元従業員:「(船長に)『気を付けろよ』って。初めて出るからさ。船の所に行って、運転席の所に行って、『波があるから気を付けろよ』って」 去年3月、運航会社を解雇された元従業員の男性。事故を起こした「KAZU 1」が港を出る直前、船長と話したといいます。 運行会社の元従業員:「『午後から悪くなるから』って。急に変わるんだ。行きは何ともないけど、帰りは怖いんだ」 2、3年前に会社を買い取った社長は、ベテランの船長や甲板員を次々に解雇。この男性も、その一人です。 残ったのが、1年ほど前に入社し、今回、事故を起こした埼玉県出身の船長だったといいます。 運行会社の元従業員:「(Q.社長が(船長の)キャリアがなくても、船を出させた?)車のように、免許があれば乗れ
【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島西側を航行中の小型観光船「KAZUⅠ(カズワン)」(19トン)が浸水し、乗客乗員26人が行方不明になった事故で、現場周辺を捜索していた第1管区海上保安本部(小樽...
航空自衛隊小松基地のF15戦闘機が離陸直後に墜落した事故で、現場周辺の海域で男性の遺体が見つかったことが11日、関係者への取材で分かった。行方不明となっている乗員の可能性があり、自衛隊が確認を進めている。 墜落機には、基地に拠点を置く飛行教導群の群司令、田中公司1等空佐(52)と同群の植田竜生1等空尉(33)が搭乗していた。1月31日午後5時半ごろに離陸し、右方向に旋回して基地から西北西約5キロの洋上でレーダーから機影が消えた。離陸前の点検で異常はなかったという。 空自トップの井筒俊司航空幕僚長は10日の会見で、周辺の海域で垂直尾翼など機体の主要部分が見つかったと明らかにし、「総合的に判断して墜落したと考えられる」と述べた。水深は100メートル弱で、来週にも民間のサルベージ船で引き揚げ、事故原因の究明を進める。 石川県漁協加賀支所は12日にF15の捜索海域で予定していた刺し網漁を中止する。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く