29日午後5時ごろ、米軍の輸送機オスプレイ2機が新石垣空港(沖縄県石垣市)に緊急着陸した。石垣空港管理事務所によると、うち1機は駐機場に続く誘導路の途中で停止し、消防車が出動。滑走路が43分間閉鎖された。 県によると、午後4時50分ごろ、空港管理事務所に「訓練をしていた米軍のオスプレイが不調になり、新石垣空港に着陸するかもしれない」と情報が入り、4時57分と59分に、2機が相次いで着陸した。 沖縄防衛局の説明では、2機はいずれも米軍普天間飛行場(宜野湾市)の配備機。米軍は「フィリピンへの移動中に1機に警告灯がつき、新石垣空港に予防着陸した」としている。 このトラブルで、日本トランスオーシャン航空の羽田―新石垣便1機が着陸できず、宮古空港(宮古島市)へ行き先を変更した。 普天間配備のオスプレイは、昨年12月には沖縄県名護市沿岸で大破し隊員2人が負傷。今年8月には豪州沖で墜落し3人が死亡した。