卒業生ら驚きと美しさに感動 旧飯田工業高(飯田市、現飯田OIDE長姫高)の生徒が8年前、ゴム気球に乗せて高度3万2000メートルの成層圏へ飛ばし、行方不明になっていたカメラが11月に埼玉県ときがわ町の山中で発見された。カメラには地球の映像が残されており、卒業生らは「地球は青く、とても奇麗でした」と感動している。【山越峰一郎】 気球による撮影は2012年11月、当時の飯田工業高の3年生8人が授業の一環として挑戦した。カメラ2台とGPS(全地球測位システム)を搭載したスマートフォンを気球に設置し、人口密集地や空港などへの落下を避けるため、福井県永平寺町から空へと飛ばした。成層圏に到達後に破裂し、パラシュートで栃木県真岡市付近に落下させる計画だった。
東日本大震災から9年9カ月となる11日、岩手、福島両県警は行方不明者の手掛かりを求め、津波で大きな被害を受けた沿岸部を捜索した。 福島県警は、いわき市や南相馬市、浪江町などの海岸で実施。今も19人が行方不明の相馬市では、大洲海岸で相馬署員ら約20人が「レーキ」と呼ばれる熊手のような道具で砂浜を掘り… この記事は有料記事です。 残り169文字(全文319文字)
長野県の高校生が8年前、ゴム気球に乗せて高度3万2000メートルの成層圏へ飛ばし、行方不明になっていたカメラが11月にときがわ町の山中で発見された。カメラには地球の映像が残されており、卒業生らは「地球は青く、とても奇麗でした」と感動している。【山越峰一郎】 気球による撮影は2012年11月、当時の長野県立飯田工業高校の3年生8人が授業の一環として挑戦した。カメラ2台とGPS(全地球測位システム)を搭載したスマートフォンを気球に設置し、人口密集地や空港などへの落下を避けるため、福井県永平寺町から空へと飛ばした。成層圏に到達後に破裂し、パラシュートで栃木県真岡市付近に落下させる計画だった。 しかし、高度1000メートル付近で電波が届かなくなり、位置が分からなくなった。後日、落下地点はときがわ町の飯盛峠だと推測して捜索したが見つからず、生徒らは卒業していった。
亡くなった小林悟さんの遺影や返却された遺留品を持つ父邦三郎さん=埼玉県春日部市で2020年12月8日午後2時24分、鈴木拓也撮影 東京都豊島区のJR池袋駅で1996年、立教大4年の小林悟さん(当時21歳)が殺害された事件で、警視庁池袋署は11日にも、容疑者不詳のまま東京地検に書類送検する。時効が撤廃された殺人事件では異例の措置で、捜査は事実上終結する。犯人が浮上しない中、遺族が「他の事件の捜査の負担になってはいけない」と打ち切りを求めていた。 警視庁は傷害致死容疑で捜査を始め、時効直前の2003年3月に殺人容疑に切り替えた。当時は殺人罪にも時効があったが、10年4月に同罪などの時効を撤廃する改正刑事訴訟法が施行された。小林さんの事件も対象となり、捜査が続けられていた。 小林さんの父邦三郎さん(75)は、情報提供を求めるチラシを配ったり、自ら犯人の目撃情報のあった常磐線の柏駅で張り込んだりし
「もう忘れかけとったのに……」。今年9月、大分県臼杵市の越智健二さん(78)は私が持参した外務省外交史料館の外交文書を見て複雑な表情を見せた。 文書はその2カ月前に一般公開された。1950年に勃発した朝鮮戦争で在日米軍基地の従業員だった父英一さんが米軍と朝鮮半島に渡り、行方不明になったことを示す内…
「全力で取り組むことを誓う」。北朝鮮による拉致問題を政権の最重要課題に掲げる菅義偉首相は10月24日、拉致被害者の家族らが東京都内で開いた集会の場でこう言明した。首相に就任して間もなく3カ月。菅首相はいかなる手法で解決を目指すのだろうか。 有田芳生参院議員 「救う会」西岡力会長 首相への提言 「組閣があった夜、議員になる前から面識のあった菅さんに祝意を伝えようとスマートフォンで短いメッセージを送ったんです。忙しいでしょうから『返信不要』と添えて。でも10分もしないうちに『拉致やり遂げたいです』という返信があって。強い意志を感じました」。政権が発足した9月16日夜の、菅氏とのやり取りをこう振り返ったのは、参院拉致問題特別委員会に所属している有田芳生参院議員(68)である。 有田氏といえば、日朝関係の転換点になると期待された2014年の「ストックホルム合意」前に、これとリンクした動きを見せるな
ほぼ垂直のはしごを上る府警の警察犬ジェーン号=大阪市此花区の警察犬訓練センターで2020年10月29日午後2時6分、安元久美子撮影 容疑者の追跡や行方不明者の捜索など捜査現場で活躍する警察犬。最近では地震や豪雨などの災害現場でも対応できるようにトレーニングされている――。そんなうわさを聞いて、訓練の現場を取材してみると、大阪府警でエース級の活躍をみせる警察犬の驚くべき能力を目の当たりにした。【安元久美子】 大阪市此花区にある府警の警察犬訓練センター。5年前に新築されたこの施設には鑑識課のシェパードなど15頭が所属し、約3000平方メートルの敷地で日々訓練に励んでいる。さまざまな訓練器具が置かれたグラウンドには「ジェーン号」(雄、7歳)の姿があった。実績、能力ともにトップクラスの警察犬だ。 「ヒヤ!(来い)」。育成担当の「ハンドラー」と呼ばれる相棒の警察官が呼びかけると、ジェーン号は素早く駆
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く