なぜ、僕が尿を提出せず、スポイトで吸い上げたお茶をさし出したのか? やはり、皆さんの疑問はここに集約されているようですね。 前日も書きましたが、これは僕にとって、思いつきであり、一瞬の大きな賭けでした。尿を提出するとき、服装検査が行われることも、当然想定内でした。もし、見つかった時には「なんちゃって」と、笑って見せ、素直に検査に応じようと考えました。どちらにしても、覚せい剤が検出されるわけはないのですから。 「だったら、堂々と尿を差し出せばよかったのに。」 それは、結果論です。僕は、2014年5月17日の逮捕時、取調べと言う名のもと、様々なことを喋りました。どこを切り取られて発表されたとしても、相手は警察です。メディアのような興味を引く内容にはならないと思ったからです。 違いました。 僕が取調べで答えた内容とは、違うものが発表されたからです。毎日のように接見に来てくれた弁護士からは、耳を疑