【3月10日 東方新報】豊子愷の漫画作品は現実に近く、生活の趣をたっぷりと含み、世代を超えて人々の成長に寄り添ってきた。 ■豊子愷が『漫画研究』創刊号のメインテーマに 中国初の漫画学術誌『漫画研究』は、今年2月に創刊された。創刊号では「豊子愷芸術研究」をテーマに、10本以上の国内外の学術論文と多角的な観察を通じて、この日本と深い関係があった中国現代漫画の祖について、読者に再認識をさせている。 この専門誌は、漫画学術研究の推進、漫画文化交流の促進、漫画芸術の創新と教育の普及を目指し、漫画芸術の伝承と発展に資する目的で刊行された。 『漫画研究』編集長で北京第二外国語学院の日本語漫画文化創造を専攻する陶冶(Tao Ye)教授は、東方新報(Toho Shinpo)の取材に対し、「中国の漫画はかつて輝かしい瞬間があり、多くの優れた作品が現れましたが、関連雑誌や書籍は漫画作品そのものに限られ、学術研究