今の若い方には想像がつき難いだろうが、数十年前と今の格闘技ジムとでは、その指導内容が大きく様変わりしてきている。例えば、ボクシングジム。当時はどのジムでも「強い選手を育てたい!」というテーマがあり、そこに入会してくる人たちも「とにかく強くなりたい」あるいは「プロとしてデビューして、チャンピオンを目指したい」という思いを抱いている人たちが多かった。強さを目標とする男たちの集団だったのである。当然のことながら、ジムの雰囲気はどこも緊張感にあふれていた。雰囲気にも殺伐としたものもあった。 だから、入会してくる人たちはみな、それなりに肚をくくって入ってきたのである。リングのマットには、血がにじんでいて、汗とワセリンとグローブの匂いが漂っていた。そして、入会した当初はただ、基本のジャブをひたすら繰り返す。それができたら、ようやくワンツーを教えてもらい、フットワークを指導してもらえる。期間で言えば、だ
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