稀代の贋作(がんさく=ニセ作)画家を追ったドキュメンタリー映画『美術館を手玉にとった男』が、2015年11月21日(土)よりユーロスペース他にて、全国順次ロードショーされる。 2011年、ニューヨークタイムズやフィナンシャルタイムズ、テレビをはじめとした全米のメディアが、こぞって報道した事件。それは、全米の多くの美術館で展示されていた著名な作品の数々が、実は一人の男によるニセモノだった、という衝撃的な事実だった。しかし結局、その男は罪に問われることなく解放される。なぜなら彼は、一切の金銭を要求せず、すべてのニセ作品を寄贈していたからだった。 『美術館を手玉にとった男』は、その張本人であるマーク・ランディスを追ったドキュメンタリー作品。MoMA(ニューヨーク現代美術館)での勤務経験を持つグラウスマン、そして画家として活動していたカルマンという、美術界にバックグラウンドを持つ2人を監督に迎え、
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