NFTの人気のマーケットプレイス「OpenSea」の元幹部社員のネイト・チャステイン(Nate Chastain)が、史上初のNFTのインサイダー取引容疑で起訴された。 起訴状によると、2021年当時にOpenSeaのホームページにどのNFTを表示するかを選定する立場にあったチャステインは、公開される前の約45個のNFTを購入して、その直後に売却して大きな利益をあげたという。 NFTは、金融証券のインサイダー取引を禁止する1934年の証券法の対象ではないため、6月1日に公開された起訴状が、この事件を「インサイダー取引」と呼んでいるのは注目に値する。検察は、この分野の悪しき慣行を容認せず、連邦詐欺罪を適用することを明確にした。 「本日の起訴は、株式市場であれブロックチェーンであれ、そこで起きるインサイダー取引を根絶しようとする当局の姿勢を明確にするものだ」と、プレスリリースで連邦検事Dami