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カタストロフの検索結果1 - 40 件 / 129件

  • この本がスゴい!2019

    人生は短く、読む本は多い。 毎年この時期、自分のリストを振り返るのだが、読みたい本が尽きることはない。読むほどに、知るほどに、知識と理解と表現の不足を痛感する。 それでも読むし、ここに書く。読むことで豊かになり、書くことで確かになるというのは本当で、読んでいるときに何を知りどう考えていたかは、書くことでハッキリする。 つまり、自分で分かるために書いているのだ。フランシス・ベーコンは、話すことで機敏になるとも言ったが、わたしの場合、話すことで世界が変わった。[スゴ本オフ]や読書会、[冬木さんとのSF対談]や、読書猿さんとの知をめぐる対談[1][2][3]で、世界の見え方が変わった。 読書会や対談は今後もしていくが、そこで紹介された本や、2019年に出会った本の中から、わたしにとってのベストを選んだ。これが、あなたにとってのスゴ本となれば嬉しい。そして、このリストを目にしたあなたが、「それがス

      この本がスゴい!2019
    • 時を忘れる小説

      大きな現実の前では、文学はつくづく無力だな。 そも文学は人と人との間学(あいだがく)なのだから、人を超える圧倒的な事物には、術がない。しかし、言葉が人に対して影響をもつものなら、それがいかに微かであろうとも、その力を信じる。わたしは、物語の力を、信じる。 このエントリでは、時を忘れる夢中小説、徹夜小説を選んでみた。計画停電でテレビや電車が動かないとき、開いてみるといいかも。amazonからは書影のみお借りして、リンクはしていない。自分の書棚か、営業してる本屋を巡ろう。文庫で、手に入り安そうなもので、かつ面白さ鉄板モノばかり選んだ。いま手に入りにくいのであれば、手に取れるようになったときの「おたのしみリスト」として期待してくださいませ。 ■大聖堂(ケン・フォレット、ソフトバンククリエイティブ) 十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々の波瀾万丈の物語……とamazon評でまとめきれないぐら

        時を忘れる小説
      • 2023年に読んで面白かった漫画 59選 - #AQM

        ★★★    面白かった ★★★★   すごい好き ★★★★★  愛してる ★★★★★★ 人生のお供 この記事では★5以上を並べます。 同じ★数同士の順番は、単純に読んで記事にした日付の順なので他意はないです。 読んで面白くなかった漫画は、わざわざDISるのもなんなので記事にしてないです。 その他、世の中には自分が読んでない漫画の方が圧倒的に多いです。 前回はこちら。 aqm.hatenablog.jp 1年分まとめて、寸評は巻ごとじゃなくて作品ごとに。 諸々コミでこんぐらい。長くてすいません。 あとで読んでください。 投票や合議で広く意見を募りバランスを取る、多くの漫画賞などと違い、ある一人の人間が読んだ漫画が面白かった、というだけの話です。 多かれ少なかれ、 「ブログ主のアンテナが低かったり好みが偏ってたりのせいで、バランスが悪いラインナップだ」 と思われることでしょう。 ご自身の持つ

          2023年に読んで面白かった漫画 59選 - #AQM
        • 産後の恨みは一生おじさんと、未来のお父さん達に伝え

          ・ あなたの悲しみはもっともだ。まずは美味しいものを食べて、よく寝て、好きなことをして、自分をいやしてください ・ でもやはりあなたは産後の奥さんの絶望をまだ理解できていないのではないかと思う。産後、子どもが3歳くらい(子どもの特性によっては5-6歳くらいまで)というのは、寝られない日々が数週間から数か月続き、かつ育てたこともないのに子どもの命の責任を一手に引き受けているという、心身ともに人生最大といっていいほど超高ストレスの状態なのです。その時に、夫が全く頼りにならないどころか、裏切りともいえる言動をしてしまうとどうなるか。比喩でなく鬱病になる人も自殺する人もいます。その中で、奥さんは省エネモードに入って、あなたとのコミュニケーション(信頼関係構築)をあきらめて、子どもを育てることに専念してきたということです。苦しすぎるその時に、子どももいるし、コミュニケーションできないんですよね。 ・

            産後の恨みは一生おじさんと、未来のお父さん達に伝え
          • この10年で最高のロシアSFと言われる傑作終末SF──『サハリン島』 - 基本読書

            サハリン島 作者:エドゥアルド・ヴェルキン発売日: 2020/12/22メディア: 単行本このエドゥアルド・ヴェルキン『サハリン島』は、ロシアのメディアで、この10年で最高のロシアSFと評されているSF長篇である。「この10年で最高」というのは、気軽に使うにはリスキィな褒め言葉だ。何しろ、これでつまらなかったら他のこの期間に発表されたロシアSFはいったいなんなんだ、という話になってしまう。 なので、話半分というか……、勢い余って言い過ぎちゃった人がどっかのメディアにいたのかな? ぐらいの心持ちで読み始めてみたのだけれども、いやはや……。これはたしかに、この10年で最高のロシアSFかどうかはわからないがめちゃくちゃおもしろい! 表面的な題材だけ抜き出してみれば、ゾンビ的な感染症に第三次世界大戦による終末世界化、変容してしまった世界を二人の男女が旅をするという、ありきたりなポストアポカリプス物

              この10年で最高のロシアSFと言われる傑作終末SF──『サハリン島』 - 基本読書
            • 医者の僕でも、コロナウイルスをナメていたが、間違っていた。 | Books&Apps

              2月当初は「インフルエンザとたいして変わらん」とみんなが軽く見ていた新型コロナウイルスで世の中はてんやわんやである。 ニューヨーク市場のエブリデイ・サーキットブレイク、600兆円にも及ぶ量的緩和、そして世界同時鎖国、そして恐らくの東京オリンピック延期・・・ 正直、書いてるだけで世紀末感がハンパない。 仮に第三次世界大戦がおきても、ここまで悲壮なことにはならないんじゃないだろうか。 それぐらいにはスケールが桁違いである。 一年前にこんなことが起きるだなんて、誰一人として考えていなかった。 ナシーム・ニコラス・タレブが言うように、まさしくブラック・スワンはあったのだ。 私達がいま、間違いなく後世に語り継がれるであろう瞬間を生きているのは間違いない。 正直いうと、ぼく個人としては性根では未だに新型コロナウイルスの事をそこまで恐ろしいものだと思っていない。 いないのだが、じゃあその恐ろしくないもの

                医者の僕でも、コロナウイルスをナメていたが、間違っていた。 | Books&Apps
              • 型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったのか | 文春オンライン

                宮藤官九郎の書く脚本は、いつも他の誰にも似ていない足跡を残す。例えば朝の連続テレビ小説『あまちゃん』は、ヒロインの幼少期から始まり、成長し結婚して母になる「女の半生記」という朝ドラの黄金律を完全にはみ出している。それは天野アキという1人の少女が16歳から20歳になるまでのたった4年を描いた物語なのだ。 主人公天野アキは物語の中で結婚も出産もしない。だがそのたった4年の青春の1ページの中に、80年代に青春を送り夢破れた彼女の母親、春子の人生が回想として映る。そこには朝ドラの定型である「女の半生記」が主人公の母親の歴史として織り込まれ、同時に80年代に始まるアイドル・サブカルチャー史があり、そして2011年、3・11という同時代の巨大な社会的カタストロフにたどり着く。 海外のティーンネイジフィルム、ガールズムービーを見渡しても、これほど奇妙で定型を外れた、そして同時にこれほど見事な構造を持った

                  型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったのか | 文春オンライン
                • デルタの「死滅・自壊」が第5波収束の原因ではないといえる理由(小野昌弘) - 個人 - Yahoo!ニュース

                  デルタが「死滅」「自壊」して第5波が収束したという話が流布している。この説の要点は、「ある時点で増えなくなるウイルス」が勢いよく増え流行を席巻し、それとともにウイルスが急速に死滅・自壊して流行が勝手に収束するというもので、これが第5波の急速な収束を説明するとされる。この説では「エラー・カタストロフ」というカタカナ語やAPOBEC, Nsp14などアルファベットの羅列が使われて、まるで専門的な言説のようにみえる。 しかしながらデルタの死滅・自壊説は自己矛盾しており、このようなものが存在するとは考えられない。またこのような根拠薄弱の言説は、コロナへの対策のために重要な事実を見えないようにしてしまうがゆえに社会に有害であると考える。以下この点について少し説明したい。 ウイルスの感染とは何か ウイルスは細胞に感染するものなので、ウイルスからみれば「誰」を感染するかは区別しない。コロナウイルスは、人

                    デルタの「死滅・自壊」が第5波収束の原因ではないといえる理由(小野昌弘) - 個人 - Yahoo!ニュース
                  • 「トランプ再選」がアメリカのために必要な理由|文藝春秋digital

                    トランプの人格や発言は耐えがたく、人としてとても許容できない。それでも私は「トランプ当選」を望む。その理由をお話ししよう。/文・エマニュエル・トッド(歴史人口学者) <この記事のポイント> ●今の米国は「分裂状態」と「良好な経済状態」という二つの矛盾した現実がぶつかり合っている ●高学歴エリートはリベラルであるはずなのに「自分より低学歴の大衆や労働者を嫌う左派」という語義矛盾の存在になり果てた ●米国の歴史を前に進めるにはまず民主党の側に“意識改革”が必要。そのための最良の方法が、バイデンを当選させないこと トッド氏トランプの再選が望ましい 「トランプ再選となれば、米国の民主主義も終わりだ!」といった言辞が繰り返されています。米国に限らず、エリート層が好む高級メディアほど、この論調です。トランプが、下品で馬鹿げた人物であることは言うまでもありません。私自身も、人として、とても許容できない。

                      「トランプ再選」がアメリカのために必要な理由|文藝春秋digital
                    • 動物の言葉を話す男と古代のおとぎ話を忘れた近代社会が対立する、エストニア発の傑作ファンタジィ──『蛇の言葉を話した男』 - 基本読書

                      蛇の言葉を話した男 作者:アンドルス・キヴィラフク河出書房新社Amazonこの『蛇の言葉を話した男』は、エストニアで歴代トップ10に入るベストセラーに入り、フランス語版も大ヒットして14ヶ国語に翻訳されたファンタジィ長篇である。帯には、『これがどんな本かって? トールキン、ベケット、M.トウェイン、宮崎駿が世界の終わりに一緒に酒を呑みながら最後の焚き火を囲んで語ってる、そんな話さ。』という惹句がついていて、最初から期待して読み始めたのだが、いやはやこれが期待を遥かに上回ってきた。今年読んだ外国文学の中ではピカイチの作品と断言できる。 本作は、蛇やクマといった動物と言葉を交わし、強制的に命令を発することもできる「蛇の言葉」を扱う森の住民たちと、そうした古の文化を忘れ、科学技術を得て新しい社会を築き上げてきた近代社会の摩擦、戦いの話であり、リアリストの語り手の少年を筆頭に、人間の女にすぐ惚れて

                        動物の言葉を話す男と古代のおとぎ話を忘れた近代社会が対立する、エストニア発の傑作ファンタジィ──『蛇の言葉を話した男』 - 基本読書
                      • コーマック・マッカーシー5選

                        くり返し読み返す作家は少ないが、コーマック・マッカーシーの作品はその中に入っている。特に『すべての美しい馬』は今度も何度も読み返すだろう。小説でしか伝えられない美と残虐を、確かに受け取ったと信じさせてくれるからだ。 アメリカ文学を代表する作家の訃報に接し、わりと衝撃を受けている。あたりまえなのだが、人生は期限つきであり、生きて、読んでいられる時間は思ったより短いことを、あらためて思い知らされたから。 ここでは、お薦めの作品を5つ、紹介する。世界には美と残虐が仲良く同居しており、剥き出しになった暴力と向き合うときにこそ、人間とは何かが見えてくる作品だ。 ザ・ロード 氏の作品を知らない人向けの入口となる一冊。他と比べると短めで、作風と世界観を味わうのにうってつけだ。 カタストロフ後の世界を旅する、父と子の物語。 ゾンビのいない終末世界だとこんな風になるのだろう。劫掠と喰人が日常化した生き残りを

                          コーマック・マッカーシー5選
                        • 流星の面影 映画『シン・ウルトラマン』 感想 - 鎌倉ハム大安売り

                          生き方を変えてしまう作品があった。 人生における嗜好、思考、指向、志向を定め付けられたターニングポイントにして、特撮オタクになる以外の岐路は完全に消滅したバニシングポイント。 『ウルトラマン』である。 ウルトラマンと私 涙腺、2分で決壊 符丁のつるべ打ち 「虚構対現実」から「空想と浪漫」へ 冴えたリライト そして、友情 醒める酩酊 憧憬の中で 関連商品 ウルトラマンと私 『シン・ウルトラマン』の話に入る前に、昔話をさせて欲しい。 私の幼少期、TVにウルトラマンの姿は無かった。 ウルトラマンとの出会いは、父親が買ってきてくれた一冊の図鑑。 読む。読む。読む。夢中になって読む。記憶の底にある、最古にして原初の耽溺。ウルトラマン、ウルトラセブン、バルタン星人、レッドキング、ゴモラ、キングジョー、グドン、バキシム……砂漠に降る雨のように、ウルトラ兄弟や怪獣の名前、容姿、特徴が、幼い脳へどんどん染み

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                          • 安倍元首相銃撃後の日本、このままでは「暗黒時代」のドアが開くかもしれない(島田 雅彦) @gendai_biz

                            今年3月に刊行された島田雅彦『パンとサーカス』(講談社)が、安倍晋三元首相が銃撃されたあと、再び大きな注目を集めている。フィクションの力によって日本社会の現実を鋭く描き出した本書には、「要人暗殺」という出来事が描かれているからだ。著者の島田氏は、安倍元首相の銃撃、そしてその後の日本社会の反応をどう見るのか。緊急寄稿をお届けする。 国民はもっと怒るべきだ ――世の中の全てが愚かな選択の結果だ。 ――世直しにはもっと愚かな選択が必要だ。 (以下太字は『パンとサーカス』からの引用) ――『カタストロフ・マニア』でパンデミックと社会の冬眠状態を予言したかと思ったら、今度は要人暗殺を予言しましたね。 『パンとサーカス』を読んだある人にそういわれたが、全然嬉しくない。別の人には半ば冗談で「共謀罪、テロ教唆罪に問われる恐れがある」といわれた。それだけは勘弁願いたいが、作中では主人公の御影寵児が裁判官に向

                              安倍元首相銃撃後の日本、このままでは「暗黒時代」のドアが開くかもしれない(島田 雅彦) @gendai_biz
                            • 「自粛と給付はセットだろ」は法的に正しいのか? 弁護士・行政法研究者が解説

                              「自粛と給付はセットだろ」は法的に正しいのか? 弁護士・行政法研究者が解説政府や自治体による大規模イベント等の中止・延期等の要請や「不急不要」の外出自粛要請、そのような自粛を呼びかける報道等により、美術・演劇・音楽等、文化芸術活動を行うアーティストや関係者らがイベント中止等により損失を受けている。こうした損失は、法的に補償されるものなのか? 「自粛と給付」はセットかという問題について、文化芸術活動への助成に関する訴訟にも携わっている弁護士兼行政法研究者が解説する。 文=平裕介(弁護士・行政法研究者) 政府や自治体による大規模イベント等の中止・延期等の要請や「不急不要」の外出自粛要請、そのような自粛を呼びかける報道等により、美術・演劇・音楽等、文化芸術活動を行うアーティストや関係者らがイベント中止等により損失を受けている。 政府は、28日の首相記者会見で、イベント中止の損失を補償することは難

                                「自粛と給付はセットだろ」は法的に正しいのか? 弁護士・行政法研究者が解説
                              • 『関心領域』: 大橋洋一 Busy Doing Nothing

                                The Zone of Interest 監督ジョナサン・グレイザー/ 脚本ジョナサン・グレイザー/出演 クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー/音楽 ミカ・レヴィ タイトルの「関心領域」について私は誤解していたが、たとえば私が国際情勢に関心をもっているというとき、「私の関心領域は国際情勢です」と言ったりするかもしれないが、この映画のタイトルThe Zone of Interestというのは、そういう意味での、つまり「関心のある領域」という意味ではなかった。 ポーランドを占領したナチスが、アウシュヴィッツ強制収容所周辺の、SSが管理する40平方キロメートルの領域を指して使った言葉、ドイツ語でInteressengebiet、そのまま英語に訳すとinterest zoneでは意味が通じないからthe zone of interestとなるということか。 ここでいうinterestは、

                                • 樋口毅宏『中野正彦の昭和九十二年』書評 出版元が怖じ気づくほどの強烈な「反日」小説|サトーアツシ

                                  2022年12月16日、出版社のイーストプレスが突然下記の声明を出す。 万が一のこともあるので、サイトから本文を抜粋したものも、併せて掲載する。翌日17日に発売される小説、樋口毅宏『中野正彦の昭和九十二年』の書籍回収に関する声明である。 弊社刊行出版物「中野正彦の昭和九十二年」(978-4-7816-2148-7 )につきまして、刊行にあたっての社内承認プロセスに不備がありましたので回収とさせていただきます。 お問い合わせ先 TEL:(著者12/22追記:電話番号ですが、念のためですが私の判断で消去しました。というのも上記のお知らせサイトがいつの間にか消えていた為です。ご了承ください) メール:support@eastpress.co.jp イースト・プレスの声明『書籍回収のお知らせ』より引用著者の樋口毅宏氏も、自身のTwitterアカウントで公表。 偶然晩酌してきた帰りにこの経緯に気が付

                                    樋口毅宏『中野正彦の昭和九十二年』書評 出版元が怖じ気づくほどの強烈な「反日」小説|サトーアツシ
                                  • レトロンバーガー Order 82:「夢幻戦士ヴァリス」のビキニアーマー,実は今でも息づいているのではと「ELDEN RING」クリア後に思った編

                                    レトロンバーガー Order 82:「夢幻戦士ヴァリス」のビキニアーマー,実は今でも息づいているのではと「ELDEN RING」クリア後に思った編 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 「ああわが魂よ,不死の生を求めるなかれ。 それよりも可能の領域を極めよ」 古代ギリシャの詩人・ピンダロスは,戦車レースの大会で優勝したヒエロン1世を讃える歌の中で,こう述べました。英訳から「Do not crave〜」や「Do not yearn〜」などとバリエーションがいろいろある詩なので,どれだけ古代ギリシャの原文に沿っているのか分かりませんが,要は「ただ死なないだけなんてくだらねえ。それよりも何をやってやったかっしょ!」ということですね。 そう,実績やトロフィー,そして達成感のためならば不死なんてつまんでポイです。そんなわけで,ついに「ELDEN RING」(PC/PS5/Xbox Series X/PS

                                      レトロンバーガー Order 82:「夢幻戦士ヴァリス」のビキニアーマー,実は今でも息づいているのではと「ELDEN RING」クリア後に思った編
                                    • 弩級の中国SF「三体」を読み切った人が語る、魅力と読破のための工夫 - 週刊はてなブログ

                                      そんなところまでいっちゃうの? 全世界で累計発行部数2900万部を記録*1し、バラク・オバマやユヴァル・ノア・ハラリなど各国の著名人も推薦する中国発のSF小説「三体」シリーズ。 邦訳が発売された2019年以降、はてなブログでは、多くの人がその年に読んだベスト小説の一つとして「三体」を挙げ、「今週のはてなブログランキング」でもたびたび話題に。2021年にシリーズ最終作となる『三体III 死神永生』が発売されて以降、全三部作、5巻にわたる今作を「読了した!」と報告する投稿が後をたちません。 世界2900万部超えの怪物中国SF三部作、ついに完結──『三体』 - 基本読書 空前絶後の傑作SF「三体」3部作を読んだ。 - ぜぜ日記 長大なボリュームで、時空間を超越した物語を展開する「三体」シリーズですが、累計2000ページにおよび、なかなか読む決断ができなかったり、途中で断念してしまった、という人も

                                        弩級の中国SF「三体」を読み切った人が語る、魅力と読破のための工夫 - 週刊はてなブログ
                                      • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が描いた、『エヴァ』と『ヱヴァ』がやり残したこと。|ツナ缶食べたい(伝書鳩P)

                                        記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 今後の人生、仮に走馬灯というものを見る機会があるとすれば、この夜のことを絶対に思い出すはずだ。2021年3月8日、エヴァンゲリオンが終わった日。本編の上映が終わり劇場に明かりが灯るまでの短い空白、誰も立ち上がれず声も発せないあの瞬間、劇場に駆け付けたファンそれぞれに万感の思い、あるいは惜別の念など、いろんな感情が巻き起こったはずだ。私もその一人として、自分の気持ちになんとか名前をつけたくて、キーボードを叩いている。 14年。一人の人間が義務教育を終えその先のステップへ歩を進めるのと同じくらいの年数を、エヴァンゲリオンを追うことに費やしてきた。そして奇しくも、エヴァンゲリオンに出会ったのが14歳。すなわち、齢28歳の私は、人生の半分をエヴァンゲリオンの掌に握り潰され、庵野秀明総監督

                                          『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が描いた、『エヴァ』と『ヱヴァ』がやり残したこと。|ツナ缶食べたい(伝書鳩P)
                                        • リングフィットアドベンチャー無しでは保てない身体になっている - シロクマの屑籠

                                          例年、本格的な夏の頃には体重が落ちてくるのだけど、今年はなかなか落ちてこない。なぜだろう? と思って生活を振り返ったら、リングフィットアドベンチャーをやっていなかったことに気が付いた。 リングフィット アドベンチャー -Switch 任天堂Amazon 私は怠惰なので、リングフィットアドベンチャーをやるといっても、せいぜい週2回、カロリー数にして合計80kcalぐらいのものだ。あとは散歩やジョギングをいくらか。フィットネスジムに通って毎週200も300もカロリーを使ってくる人々の、あの勤勉さは不可能だと私はあきらめていた。 そうしたなか、リングフィットアドベンチャーは怠惰な私にも定着したほうだった。ゲームとして遊んでいたのは過去のことで、今では体調を整えるための手段として、カスタムモードのオリジナルメニューを定期でこなすだけになっている。普段、なかなか動かせない筋肉を動かすと気持ちが良い。

                                            リングフィットアドベンチャー無しでは保てない身体になっている - シロクマの屑籠
                                          • 「ロシアによるウクライナ侵略戦争、長期化か」成蹊大学名誉教授 /富田 武 | 特集

                                            1. 戦争の現況と性格 ロシアによる侵略戦争の現況を判断するのは容易ではない。これまでのところ、ウクライナ軍は昨年8-10月に東部・南部で反攻に成功し、ロシア軍は地上戦では押され気味だが、ウクライナの電力施設、民間設備などに対する大規模なミサイル攻撃により打撃を与えてきたからである。ところが、本格的な冬期到来とともに、両軍の兵員と兵器の損耗が著しいことが判明した。 戦死傷者については正確な数字は不明だが、ウクライナ軍12万、ロシア軍20万とも言われ、現場で指揮する士官クラスの不足が顕著だという。ロシア軍は極東の部隊まで投入し、戦車は1950年代製のものまで倉庫から引き出している。また、ドローン不足をイランから、砲弾類の不足を北朝鮮から購入して補充してきた。但し、高度精密兵器の部品は経済制裁の対象なので、中国から第三国の軍需・民需両用製品を購入している。ウクライナ軍は防空ミサイルや火砲・砲弾

                                            • ボールドウィン & ディ=マウロ「コロナウイルス経済危機の軽減:序文」(2020年3月18日)

                                              [Richard Baldwin and Beatrice Weder di Mauro, “Introduction,” in Mitigating the COVID Economic Crisis: Act Fast and Do Whatever It Takes. VoxEU, 2020] ※訳者の註記: この記事は,VoxEU が出版した電子書籍『コロナウイルス経済危機の軽減:なすべきことは迅速になんでもすべし』の序文です.同書の PDF は,VoxEU のウェブサイトで無料で公開・配布されており,アカウントをつくれば誰でも閲覧できます.同書に収録されている論文を日本語で要約した文書は,こちらで利用できます(山形浩生さん作成) 2020年3月9日に,COVID-19 に関する我々の初の VoxEU/CEPR 電子書籍『コロナウイルス感染拡大時の経済学』を公開した〔序文の日本語訳

                                                ボールドウィン & ディ=マウロ「コロナウイルス経済危機の軽減:序文」(2020年3月18日)
                                              • 静かなカタストロフの予感: 極東ブログ

                                                先日、塩漬け株を処分した。バブル崩壊以前から抱えていた。死んだ父にまつわる思い出のある株で、損切するも嫌になるようなものだった。気がつくと、自分は父の享年を超えていた。いつか処分するはずが、ずるずると踏ん切りが付かなかった。 損切なので大した額になるわけでもないが、さらにどん底になるものもいやだなとは少し思った。そう、どん底が来るなと思った。我ながら、老いて、バブル崩壊もリーマンショックも経験した。あれクラスのが、もうすぐドカンと来るなあという予感がする。 誤解なきよう。個人的な、なんの裏付けもない予感だ。もうすぐこの世が終わり、最後の審判になると信じている人と似たようなものだ。狂気に近いかもしれないな。 なので、この予感を多くの人に共有してもらいたいということではない。幸い、あまり人が省みることのないブログに成り果てたので、気楽に書いてみたい。 先日の散歩で、普段そう通ることもない路地の

                                                • イタリアに24年間暮らしている日本人によるブログ…淡々とした文体で日常が崩れていくプロセスを綴っているが、まるでカタストロフ小説の序盤のようだった

                                                  CDB@初書籍発売中! @C4Dbeginner イタリアで最初の死者が出た2月上旬から今までの日記を時系列で再構成したブログなんだけど、淡々とした文体の日常が崩れていくプロセスがまるでカタストロフ小説の序盤みたいだ… 24年暮らしてきたイタリアが、大変なことになっている。 madamin2.me/2020/03/24.html 2020-03-23 01:39:17 リンク www.madamin2.me 24年暮らしてきたイタリアが、大変なことになっている。 サボりながらも長いこと続けてきた 「ピエモンテのしあわせマダミン」を お引越しリニューアルしようと思っていたら、 イタリアでは コロナウィルス の感染があっという間に 広がって、今、恐ろしい状態になっている。 ... 2269 users 3375

                                                    イタリアに24年間暮らしている日本人によるブログ…淡々とした文体で日常が崩れていくプロセスを綴っているが、まるでカタストロフ小説の序盤のようだった
                                                  • 「バイデンは上品なトランプになれ」 バイデン新米大統領にエマニュエル・トッドが期待すること 2021年の世界前編 | AERA dot. (アエラドット)

                                                    Emmanuel Todd/1951年生まれ。政治や社会を、家族構造や識字率などを踏まえた独自の視点で分析。ソ連崩壊やトランプ氏当選などを予見。著書に『グローバリズム以後』など (c)朝日新聞社 大野博人(おおの・ひろひと)/1955年生まれ。朝日新聞でジャカルタ、パリ、ロンドンの特派員や論説主幹を歴任。コラム「日曜に想う」を執筆した。昨春に退社後は長野県に移住 (c)朝日新聞社 バイデン氏が1月20日、第46代米大統領に就任する。米国や世界はどこへ向かうのか。トランプ氏とは何だったのか。AERA 2021年1月11日号で、フランスの人類学者・歴史学者のトッド氏が読み解く。 【大野博人さんの写真はこちら】 *  *  * 大野博人:まもなく米国でジョー・バイデン前副大統領が大統領に就任します。開票をめぐる騒ぎに目を奪われがちでしたが、トランプ大統領とは何だったのかということを考えておきたい

                                                      「バイデンは上品なトランプになれ」 バイデン新米大統領にエマニュエル・トッドが期待すること 2021年の世界前編 | AERA dot. (アエラドット)
                                                    • 人の社会性は、SFに出てくる「バリア」と同じで、形も耐久性も様々。

                                                      社会性 パリンと割れて 是非も無し 学校や会社でコミュニケーションをとる能力や、年齢相応の振る舞いをやってのけて社会的場面を上手にこなす能力といったものを、ひとまとめに「社会性」と呼ぶことがある。 場にふさわしい行動をとれる人は「社会性があり」、場にふさわしくない行動に終始してしまいがちな人は「社会性が乏しい」とされる。 社会性は、ときどきパリンと音を立てて割れることがある。 社会性がパリンと割れてしまうと、人は、ホームルームの時間に「うああああああああぁぁぁぁ……!!」と奇声をあげてしまったり、無断欠勤をして離島に旅立ったり、ショッピングモールの中心でクレーマーと化し店長を呼び出される羽目になったりする。 50代男性が水商売の女性に人生を持っていかれる瞬間も、学校教師が教え子に手を出してしまう瞬間も、たぶん、社会性がバキバキに割れてしまっているのだと思う。 社会性という、社会のなかで期待

                                                        人の社会性は、SFに出てくる「バリア」と同じで、形も耐久性も様々。
                                                      • 第5の物質の状態が存在する。それは「情報」であり、カタストロフを引き起こす可能性がある(英物理学者)

                                                        物質の状態には、「固体」「液体」「気体」そして「プラズマ」の4つがある。だが、新しい研究によると、第5の状態が存在するのだという。しかも、それは下手をすると世界的な危機をもたらす危険があるのだそうだ。 これまでも、第5の物質の状態に関しては様々な研究がなされてきたが、イギリスの物理学者が主張するそれは「情報」のことである。 『AIP Advances』(8月11日付)に掲載された研究によると、2245年までに情報の重さは地球の半分に匹敵するものになると予測される。それこそが質量・エネルギー・情報の等価性がもたらす「情報のカタストロフ」だという。 情報の喪失と熱力学的エントロピーの上昇 現代社会に欠かせないものとなったデジタル情報は0と1で構成されているが、そこに含まれる情報量の基本単位を「ビット」という。 ポーツマス大学(イギリス)の物理学者メルビン・ボプソン氏は、「ランダウアーの原理」に

                                                          第5の物質の状態が存在する。それは「情報」であり、カタストロフを引き起こす可能性がある(英物理学者)
                                                        • 「戦争ごっこ」が「ごっこ」であるために<br/>『アニメと戦争』で読むフィクションと現実の距離<br/>藤津亮太×小田切博 対談 - メディア芸術カレントコンテンツ

                                                          メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 2021年初春に刊行されたアニメ評論家・藤津亮太による『アニメと戦争』(日本評論社)。戦前の国威発揚のためのアニメーションから、『宇宙戦艦ヤマト』(1974~1975年)、『機動戦士ガンダム』(1979~1980年)、平成時代の作品に至るまで、各作品が「戦争」をいかに取り扱ってきたのかを通底した一冊だ。アメリカンコミックの作家たちが2001年の同時多発テロ以降、「戦争」とどう向き合ってきたのかを書いた『戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌』(NTT出版、

                                                            「戦争ごっこ」が「ごっこ」であるために<br/>『アニメと戦争』で読むフィクションと現実の距離<br/>藤津亮太×小田切博 対談 - メディア芸術カレントコンテンツ
                                                          • 古代の超巨大噴火を生き延びた人類がいた、従来説に異論

                                                            インド、ダバの遺跡で発見された石器。約7万4000年前の超巨大火山の噴火による環境の激変を、この地の集団は生き残った可能性を示唆している。(COURTESY OF CHRIS CLARKSON) およそ7万4000年前、現在のインドネシア、スマトラ島の超巨大火山(スーパーボルケーノ)が大噴火を起こした。トバ噴火と呼ばれるこの出来事は、過去200万年で最大規模の火山噴火だった。数千キロ先まで火山灰を振りまき、幅100キロにおよぶ噴火口を出現させた。以来、噴火口は湖となっている。 この超巨大噴火が、世界的な寒冷化を引き起こしたとする説がある(トバ・カタストロフ理論)。火山灰やすすが空を覆い、南アジアでは長期にわたって森林が失われたというのだ。ただ、これが事実だとしても、インド中央部の人類は激しい環境変化の中を生き延びたとする研究成果が発表された。 インド、マディヤ・プラデシュ州にあるダバの発掘

                                                              古代の超巨大噴火を生き延びた人類がいた、従来説に異論
                                                            • 電撃ノベコミ+ | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト

                                                              とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴 対 クイーン食蜂操祈!! 学園都市のレベル5。犬猿の仲の二人がガチで対決したら、どっちが勝つ? いつかは起きると分かっていたカタストロフがついに勃発してしまった。 学園都市第三位『超電磁砲』御坂美琴。 学園都市第五位『心理掌握』食蜂操祈。 名門常盤台中学のお嬢様の二大頂点とも言える特別な少女達。 ある意味でこの激突はそもそもの必然だったのかもしれない。もはやここにはルールもマナーもモラルもタブーもない、レベル5とレベル5の本当に本気の正面衝突。今ある世界の全てをぶっ壊してでも決着をつける。 周りの人がどうなろうが互いに超能力者としての全スペックを引きずり出す。 学園都市において

                                                                電撃ノベコミ+ | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト
                                                              • イメージの奔流に支えられた圧巻の台湾幻想小説──『複眼人』 - 基本読書

                                                                複眼人 作者:呉 明益発売日: 2021/04/05メディア: 単行本この『複眼人』は、『歩道橋の魔術師』や『自転車泥棒』で知られる台湾作家、呉明益の最新邦訳作にして、代表作と言われている作品である。本作に対する、ル・グインによる「こんな小説は読んだことがない。かつて一度も」というキャッチコピーの時点でおもしろそうだったし、刊行前の評判も凄い! というものばかりで、期待して読み始めたのだけれども、たしかにこれは何がと言いづらいのだが凄かった。 いったい何がこの作品の世界観のベースになっているのかわからないが、独特の神話的世界と台湾の小さな島や、現実に起こり得るもの──”海を漂流するゴミの島”の幻想的な光景がばらばらに語られていき、最終的には何がなんだかわからないうちにまとまって異様な光景と読後感に圧倒されることになる。自然と人間の関わりについての物語であり、幻想的な情景についての物語であり

                                                                  イメージの奔流に支えられた圧巻の台湾幻想小説──『複眼人』 - 基本読書
                                                                • 「破局噴火」はどうして広まったか、学術用語に歴史あり - ネットロアをめぐる冒険

                                                                  トンガの噴火は、その地理的条件から情報が圧倒的に少なく、いろいろと不確かな情報が出回っていました。 その中でも、「破局噴火」はトレンド入りするほどそこここでささやかれていましたね。 「破局噴火」のTwitter検索結果 - Yahoo!リアルタイム検索 しかしながら、時間が経つにつれ、この「破局噴火」という語が不正確であることが指摘されだしました。今回は、どうしてこのように広まっていったのか、そこらへんの経緯を記録的に残していこうと思います。簡単に結論を書くと、「2chのデマみたいです!」と、「英語の”Supervolcano"の訳語として相応しいかもしれない経緯」です。 【目次】 1月15日午後3時ごろ 噴火の情報 午後3:11 「破局噴火」の初出 午後6:09 NHK速報 午後8:24 バズったツイート 午後9:24 5ちゃんのスレッド 午後10:02 朝日新聞の記事 午後10:13ご

                                                                    「破局噴火」はどうして広まったか、学術用語に歴史あり - ネットロアをめぐる冒険
                                                                  • 抵抗は女の顔をしている[翻訳]

                                                                    ロシアの反戦運動は力をつけてきており、そこでは女性が指導的な役割を果たしている。「フェミニスト反戦レジスタンス」「ソフトパワー」「兵士の母親委員会」に加え、数千人の活動家たちが、軍事主義に反対するアクションを行い、戦争と独裁に抗議している。女性たちは、非公式の新聞を配布し、戦没者を追悼して町を練り歩き、平和の象徴である白いバラを手にピケを行い、「Women in Black」や「反戦カード」、あるいは「人々・子供たち・戦争」といった、SNSで人気となる眼を惹く反戦・平和のアクションやパフォーマンスを行っている。けれども、ウクライナへの侵攻以前から、活動家たちは、地方の各都市の目抜き通りにプラカードを手に定期的に立っていたのである――汚職に反対し、家庭内暴力に反対し、独立系メディアの遮断に反対し、政治犯たちを支持して。その際に、治安当局からの圧力や、一般市民からの侮蔑、ネット上でのヘイトにも

                                                                      抵抗は女の顔をしている[翻訳]
                                                                    • 特集ワイド:島田雅彦さん、自民党にガツン 対米従属、保守でなく「保身」 「公益への奉仕」置き去り | 毎日新聞

                                                                      自民党派閥の裏金事件で、関与が取り沙汰された派閥の幹部議員は立件されず、根本的な派閥解消は実現しそうにない。政治批判を重ねてきた作家、島田雅彦さん(62)は静かな口調に憤りをにじませる。「自民党は保守ではなく『保身』。党内調整が政治だと思っている彼らを政権の座から追放すべきだ」 島田さんが「世直し」をテーマに政府要人の暗殺を描いた長編「パンとサーカス」を刊行したのは2022年3月のこと。3カ月半後に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を見越していたようだと話題になった。17年出版の「カタストロフ・マニア」でも、新型コロナウイルス禍を予言したかのような感染症の流行と国家統治の崩壊を描いた。 過去に文学者も戦争に協力した反省から発信を続け、現実社会で募る憤りをフィクションに落とし込んできた。作品に共通するのは、利権を手放さず国民から財産や自由を搾取しているとみる政治家と官僚への批判、政官界が支え「日

                                                                        特集ワイド:島田雅彦さん、自民党にガツン 対米従属、保守でなく「保身」 「公益への奉仕」置き去り | 毎日新聞
                                                                      • タリバン大攻勢を生んだ3つの理由――9.11以来の大転換を迎えるアフガン(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                        アフガニスタンは米軍撤退とタリバンの猛攻により、9.11以来の大転換を迎えている。タリバンの大攻勢は米軍撤退だけでなく、これを食い止めるべきアフガニスタン政府・軍の無気力・無力によっても加速してきた。さらに、タリバンが経済的に自立したことで、外部から影響を受けにくくなったことも、大攻勢につながっている。 アフガニスタン軍より兵力に劣るはずのタリバンは、なぜ各地の主要都市を次々と制圧できたのか。そこには大きく3つの理由があげられる。 カタストロフの淵へ タリバンは8月15日、ついに首都カブールを包囲し、アフガニスタン政府と権力の委譲について交渉を始めた。アフガニスタンは今、対テロ戦争が始まった2001年以来の大変動を迎えている。 イスラーム武装組織タリバンは各地の主要都市を次々と制圧し、今やアフガニスタンの3分の2はタリバンの支配下にあるといわれる。 戦闘が激化するなか、国外脱出を目指す人々

                                                                          タリバン大攻勢を生んだ3つの理由――9.11以来の大転換を迎えるアフガン(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                        • 菅政権と日本軍に共通する「失敗の本質」 戦後も受け継がれる組織的欠陥 | AERA dot. (アエラドット)

                                                                          菅義偉首相は昨年11月、国際オリンピック委員会のバッハ会長と「グータッチ」。中止・延期を求める声に耳を貸さず、有観客開催に突き進む (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る AERA 2021年7月5日号より 政府は根拠のない楽観論と精神論で、東京五輪開催に突き進む。その姿勢は太平洋戦争とよく似ている。AERA 2021年7月5日号で、菅政権と日本軍に共通する「失敗の本質」を専門家が指摘した。 【インパールのマップはこちら】 *  *  * なぜ、根拠のないご都合主義や精神論は、戦後75年以上も受け継がれているのか。 太平洋戦争で「最も無謀な作戦」といわれたのが、ビルマ(ミャンマー)でのインパール作戦(44年3~7月)だ。作戦立案の段階から補給が困難なことなどから軍司令部のほとんどが反対した。だが、司令官の牟田口廉也(たむぐちれんや)中将は「必勝の信念」を主張し続け、戦局が悪化しても精神

                                                                            菅政権と日本軍に共通する「失敗の本質」 戦後も受け継がれる組織的欠陥 | AERA dot. (アエラドット)
                                                                          • エンタメ 今こそ意義 堀義貴・ホリプロ社長にコロナ危機を聞く:東京新聞 TOKYO Web

                                                                            新型コロナウイルスの感染拡大は、エンターテインメント界にもかつてない危機をもたらしている。好調だったライブが中止に追い込まれ、テレビ番組の制作は中断、新作映画も公開できない状況が続く。しかし、大手芸能事務所「ホリプロ」の堀義貴社長は電話インタビューに、業界団体のリーダーでもある立場から、厳しい環境にある今こそ「エンタメの意義」を強調する。 (原田晋也) 「カタストロフだ」。堀社長は、エンタメ界が置かれた苦境をこう表現した。演劇など物語の世界で「悲劇的な結末、破局」を意味する用語は、通常「大災害、大変動」と訳す。 政府が大規模なイベントなどの中止や延期を呼び掛けたのは二月二十六日。当初は「今後二週間」と期限付きだったが、日に日に事態は深刻となり、延び続けている。この間、タレントやスタッフは再開を期して準備を続けざるを得ず、一カ月稽古したが開演できなかった舞台もあったという。「経済的にももちろ

                                                                              エンタメ 今こそ意義 堀義貴・ホリプロ社長にコロナ危機を聞く:東京新聞 TOKYO Web
                                                                            • #ダンジョン飯 12巻 評論(ネタバレ注意) - #AQM

                                                                              迷宮の主"狂乱の魔術師"によって竜にされた妹・ファリンを追って、冒険者ライオス一行が途中で倒したモンスターを美味しく調理して食べながら下層を目指してダンジョンを進んでいく、RPG世界観の空想グルメ・ファンタジー。 変わり種ファンタジーの中興の祖?「モンスターを料理して食う」というインパクトが強く、またそれが話題になって1巻出オチみたいなブレイクの仕方をした作品ですけど、もともとこの作者の持ち味はストーリーテラーなとこだったよな、といつの間にかストーリーも佳境に。 『ダンジョン飯』12巻より(九井諒子/KADOKAWA) こういう爺ちゃん達、『BASTARD!!』でおったな。「エウロペアの七賢者」でしたっけ? 激闘の果てに迷宮の主"狂乱の魔術師"を倒したライオスたち。しかしそれはカタストロフの始まりだった。 流れで新たな迷宮の主となってしまったマルシルの夢・野望・欲望は、"狂乱の魔術師"を遥

                                                                                #ダンジョン飯 12巻 評論(ネタバレ注意) - #AQM
                                                                              • なぜWHOはパンデミック宣言しない?マスク不要まで言い出した裏にある歪んた事情=今市太郎 | マネーボイス

                                                                                WHOはようやく新型肺炎の危険性評価を「非常に高い」という最高水準に引き上げました。それでも、一貫して「パンデミックの宣言ではない」と強調します。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎) ※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2020年3月2日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバッグナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。 パンデミック宣言を拒むWHO 世界保健機関・WHOは2月28日、新型コロナウイルスによる肺炎の危険性評価をようやく「非常に高い」という最高水準に引き上げることを発表しました。 すでに感染者が中国以外で世界全体に波及していることを重視して、こうした発表を行ったわけです。 それでも、この組織は一貫して「パンデミックの宣言ではない」ことを何度となく強調しています。 中国における発症が大幅に拡大し、武漢が危機的な状況に陥った時も、WHOは常に中国政

                                                                                  なぜWHOはパンデミック宣言しない?マスク不要まで言い出した裏にある歪んた事情=今市太郎 | マネーボイス
                                                                                • 『人口減社会の未来学』から - 内田樹の研究室

                                                                                  ちょうど2年前に『人口減社会の未来学』という編著書を出した(文藝春秋、2018年)。寄稿者は常連の平川克美、小田嶋隆のほかに、池田清彦、平田オリザ、ブレイディみかこ、姜尚中、藻谷浩介ら錚々たる論客。私が序論を書いた。 この文中の「人口減」を「コロナウィルス禍」と書き換えても、ほとんどそのまま使えるということに気がついた。そのつもりで読んで頂きたい。 人口減社会の未来を予測する書物は、本書を含めて、これからいくつも出版されると思います。このような国民的な問題については、できるだけ多くの書き手によって、できるだけ多くの知見が示されるべきだと思います。未来はつねに霧の中です。霧の先にどういう風景が広がっているかについては、確定的なことを言える人は一人もいません。ですから、論者の数だけ未来像が語られることになる。この場合、予測される未来像が違えば違うほど、僕たちが書き出さねばならない「心の準備」の