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カッシーニの検索結果1 - 40 件 / 101件

  • この本がスゴい!2020

    今年の一年早くない? トシ取るほど時の流れを早く感じるのは知ってるけど、今年は特に、あっというま感がすごい。恒例のこの記事、もう書くの!? と思ってる。 毎年、「人生は短く、読む本は多い」と能書き垂れるが、今年は、「人生は加速的に短く、読む本は指数的に多い」と変えておこう。 そして、昨年と比べると、世界はずいぶん変わってしまった。 基本的に外に出ない、人と会わないが普通になり、マスク装備が日常になった。オフ会や読書会でお薦めしあった日々は過去になり、代わりにZoomやチャットでの交流が増えた。 ポジティブに考えると、そのおかげで、読み幅がさらに広がった。わたし一人のアンテナでは、絶対に探せない、でも素晴らしい小説やノンフィクションに出会うことができた。お薦めしていただいた方、つぶやいた方には、感謝しかない。 さらに、今年は本を出した。 ブログのタイトルと同じく、[わたしが知らないスゴ本は、

      この本がスゴい!2020
    • 土星に近づく大迫力の動画。CGじゃなくカッシーニが見た本物の映像

      (In Saturn’s Rings公開のオリジナル動画:https://youtu.be/UgxWkOXcdZU) もし宇宙船に乗って土星に近づくことができたらどのように見えるのでしょうか? 土星探査機カッシーニは2004年に土星に到着するまでの間に数千枚、土星軌道に入ってからは10万枚以上の画像を撮影しました。それらのうち初期の画像の一部をもとに、映画でもよく見かける「IMAX」形式(IMAX社が開発した規格)で作られた動画が公開されています。作成したのは「In Saturn’s Rings」というプロジェクトです。 動画では土星だけではなく土星の衛星である「タイタン」、大きなクレーター(ハーシェル・クレーター)を持つ「ミマス」、そして厚い氷に覆われ、間欠泉がある「エンケラドス」も順に見ることができます。また、中盤ではカッシーニが土星の環の近くを横切るように移動していき、土星の環が非常

        土星に近づく大迫力の動画。CGじゃなくカッシーニが見た本物の映像
      • 解像度が上がる度にわれわれは何を見てきたんだろうと思う。・・・木星はどうみてもアレにしか見えない

        明日しゃべりたい雑学 @zatu_tomorrow 【大迫力】木星の周りを宇宙船で周回するとこんな景色が見える… 木星周回軌道で木星などの観測を続けているNASAの探査機ジュノーが撮影した画像から作られた映像。いつの日か木星周回ツアーたるものが計画されるときはくるのだろうか。 pic.twitter.com/FtIDh7gVE1 2020-04-20 22:23:09 🈂️らいじん @torai_556 @Kininaruutyu 胸アツがすぎる "ミッションが延長されない限り、最後となる35回目の近木点への接近は2021年7月30日を予定しており、カッシーニが以前行ったように、探査機は木星の雲の奥深くに華々しく最後の突入をし、信号が永遠に途絶えるまでできる限りデータを送信するのです。" 2020-04-22 11:49:35

          解像度が上がる度にわれわれは何を見てきたんだろうと思う。・・・木星はどうみてもアレにしか見えない
        • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

          土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

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          • 土星の衛星ミマスの地下に海、最新研究で判明、別名デス・スター

            NASAの土星探査機カッシーニが、土星の衛星ミマスにフライバイし最接近してとらえた画像。巨大なハーシェル・クレーターがあるミマスは、映画『スター・ウォーズ』の宇宙要塞「デス・スター」に似ている。このミマスの地下全体に海がある証拠が示された。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星の衛星ミマスの地下全体に海がある証拠が発表され、天文学者たちを驚かせている。2004年から2017年にかけて土星探査機カッシーニが行った調査を新たに分析したところ、軌道周回中の「秤動(ひょうどう)」と呼ばれる揺れが、地殻の下が液体の海で占められているためであることが示された。論文は2月7日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。 地下海の存在はすでにいくつかの太陽系の天体でも確認されているが、ミマスもそのメンバーに加わることになる。また、

              土星の衛星ミマスの地下に海、最新研究で判明、別名デス・スター
            • 最期を迎えた宇宙探査機たちのラストショットまとめ

              最期を迎えた宇宙探査機たちのラストショットまとめ2023.10.15 22:0051,959 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( たもり ) これまでにいくつもの宇宙探査機が、人類の期待を背負って宇宙空間へと送り出されてきました。 彼らは「科学のため」という大義名分のもとに、役目を終えると地球の遥か彼方で壮絶な最期を迎えます。そんな探査機たちが目にした最後の景色を振り返りましょう。 DART探査機が最後に見た小惑星の地表2022年9月26日、小惑星にぶつかるDART探査機から送られてきた最後から2枚目の画像Image: NASA/Johns Hopkins APLNASAの二重小惑星進路変更実験(DART)探査機は初めから消える運命にありました。小惑星に体当たりするよう、開発者たちが設計していたからです。 2022年9月に任務完了したDARTミッションの目的

                最期を迎えた宇宙探査機たちのラストショットまとめ
              • 土星の衛星エンケラドスからリンをついに検出、生命に必須の元素

                土星の衛星の中で6番目に大きいエンケラドスのイラスト。表面から水蒸気や氷が噴出している。(ILLUSTRATION BY TOBIAS ROETSCH, FUTURE PUBLISHING/GETTY IMAGES) 生命に必須の元素の中で最も希少なリンが、地球以外の天体の海から初めて見つかった。土星の衛星エンケラドスの表面は氷に覆われているが、この氷の割れ目から噴出した氷の粒を土星探査機カッシーニで分析したところ、ついにリンを検出したのだ。論文は2023年6月14日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。 リンは地球の土壌を肥沃にする重要な元素だが、研究チームは、エンケラドスの内部海(氷でできた地殻の下にある液体の海)には、地球の海の100倍以上の濃度でリンが存在しているかもしれないと考えている。今回の発見は、木星の4番目に大きい衛星エウロパや土星の最大の衛星タイタンなど、ほかの氷の天体

                  土星の衛星エンケラドスからリンをついに検出、生命に必須の元素
                • NASAの「ボイジャー1号」でシステム障害 エンジニアが「数十年前に書かれた資料」と格闘中

                  米NASAは12月12日(現地時間)、惑星探査機「ボイジャー1号」のコンピュータに問題が発生していると発表した。探査機に搭載された3つのオンボードコンピュータのうち、「FDS」(フライトデータシステム)で発生したもので、エンジニアが解決に動いているという。 FDSは、観測装置といった科学機器からのデータと探査機の状態に関するデータを収集するもので、ボイジャー1号では、これらを1つのパッケージにまとめて「TMU」(テレメトリ変調ユニット)経由で地球に送信している。 NASAによると、最近TMUが「行き詰まった」かのように、1と0の繰り返しパターンを送信するようになったという。ボイジャーチームの調査により、探査機は地球から送られたコマンドを受信して実行しているものの、FDSがTMUと正しく通信できていないことが判明。チームはFDSを再起動し、問題発生前の状態に戻そうと試みたが、依然として有用な

                    NASAの「ボイジャー1号」でシステム障害 エンジニアが「数十年前に書かれた資料」と格闘中
                  • ボイジャーが離脱した太陽圏は球形ではなく、やはり彗星のような形か

                    長く伸びる太陽圏の尾(ヘリオテイル)を描いた想像図(Credit: NASA’s Scientific Visualization Studio/Conceptual Imaging Lab)1977年に打ち上げられたNASAの無人探査機「ボイジャー1号」と「同2号」は、どちらも「太陽圏(Heliosphere:ヘリオスフィア)」を離脱して星間空間に到達したとみられています。この太陽圏の形が3年前に発表された研究において指摘されたような球形ではなく、以前から考えられてきたように彗星のような形をしていたとする研究成果が発表されています。 ■NASAの観測衛星IBEXによる11年分以上の観測データから分析太陽圏は太陽風と星間物質が混ざり合う境界面である「ヘリオポーズ(Heliopause)」から内側の領域を指す言葉です。太陽風が星間物質と衝突して速度が落ち始める部分は「終端衝撃波面(Termi

                      ボイジャーが離脱した太陽圏は球形ではなく、やはり彗星のような形か
                    • 衛星タイタンに存在?まったく新しい「有機鉱物」

                      NASAの土星探査機カッシーニから送られてきた近赤外波長のカラーモザイク写真。土星の衛星タイタンの北極海に太陽光が反射する。(IMAGE BY NASA/JPL-CALTECH/UNIVERSITY OF ARIZONA/UNIVERSITY OF IDAHO) モーガン・ケーブル氏は、実験室にミニチュアサイズの地球外の環境を作っている。そのなかで、ショットグラス大の湖をかき混ぜたり、穏やかな雨を降らせたりして、土星の衛星タイタンの地表を再現するためだ。はるか遠いタイタンの気温はおよそマイナス180℃。水の氷でできた地表には液体のメタンやエタンの川が流れ、谷を作りだしている。(参考記事:「タイタンの赤道付近にメタンの湖」) 「ある意味、私たちはこの実験室でタイタンに触れることができます。たとえ何億キロと離れていてもね」とNASAジェット推進研究所(JPL)宇宙生物学・地球外海洋グループの科

                        衛星タイタンに存在?まったく新しい「有機鉱物」
                      • 宇宙探査の現実的な意義と物理学的な側面の追求を、専門家が語る──『人類は宇宙のどこまで旅できるのか: これからの「遠い恒星への旅」の科学とテクノロジー』 - 基本読書

                        人類は宇宙のどこまで旅できるのか―これからの「遠い恒星への旅」の科学とテクノロジー 作者:レス・ジョンソン東洋経済新報社Amazonこの『人類は宇宙のどこまで旅できるか』はNASAで初めての惑星間ソーラー・セイル宇宙ミッションなど数々のミッションに関わってきた物理学者レス・ジョンソンによる「宇宙探査・宇宙旅行」について綴った一冊である。人類は宇宙に出て、今ようやく「宇宙旅行」ができるかできないかといったところまでテクノロジーを進歩させてきた。しかし、本書がめざしているのはそのさらに先、恒星間航行・旅行にある。 たとえば最も近い恒星でありSFでもよく用いられるプロキシマ・ケンタウリは、地球から約4.2光年離れている。これは光の速さで4.2年かかるということだ。いまいち想像しづらいかもしれないが、ボイジャーが現在地球から162天文単位先にいるが、ボイジャーの速度だとこのケンタウリにたどり着くま

                          宇宙探査の現実的な意義と物理学的な側面の追求を、専門家が語る──『人類は宇宙のどこまで旅できるのか: これからの「遠い恒星への旅」の科学とテクノロジー』 - 基本読書
                        • 土星の約27度傾いた自転軸、今も傾きを増し続けている可能性

                          土星(奥)とその衛星タイタン(手前)。土星探査機「カッシーニ」が撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)フランス国立科学研究センター(CNRS)のMelaine Saillenfest氏らの研究グループは、土星の自転軸は軌道面(公転軌道が描く平面)に対する傾斜角が今も増し続けていて、その角度は今後数十億年で現在の2倍以上になる可能性を示した研究成果を発表しました。 ■土星の自転軸は約10億年前から傾き始めた?太陽系で2番目に大きく、幅の広い輪が印象的な惑星である土星の自転軸は、軌道面に対して約27度傾いています。巨大惑星の自転軸の傾きはさまざまで、太陽系最大の惑星である木星の自転軸は3度ほどしか傾いていませんが、天王星はほぼ横倒し(約98度)になっているほどです。 ▲関連:自転する太陽系8惑星を比較した動画が面白い!横倒しや逆

                            土星の約27度傾いた自転軸、今も傾きを増し続けている可能性
                          • 土星衛星エンケラドゥスで地球外生命を探査する「ヘビ型ロボットEELS」をNASAが公開! - ナゾロジー

                            氷の上や砂地、水中を回転して進むヘビ型探査ロボットエンケラドゥスは、いわゆる「土星の月」の1つです。 土星の周りを回っている62個の衛星のうち2番目であり、直径498kmと「地球の周りを回っている月」の7分の1ほどのサイズしかありません。 土星第2衛星エンケラドゥス。氷の下には内部海が広がっている / Credit:(左)NASA/JPL Photojournal(Wikipedia)_Enceladus、(右)NASA/JPL-Caltech(Wikipedia)_エンケラドゥスこのエンケラドゥスの表面は氷で覆われていますが、その表面のひび割れからは、有機物を含んだ水蒸気や氷が噴出していることが確認されており、分厚い氷の下には海があり、また火山のような熱エネルギーが存在していると考えられています。 そのためエンケラドゥスには生命に必要とされる有機物、熱源、水の3要素が全て揃っており、「地

                              土星衛星エンケラドゥスで地球外生命を探査する「ヘビ型ロボットEELS」をNASAが公開! - ナゾロジー
                            • 木星のようにガスでできた惑星なら宇宙船が内部を通り抜けることができるのか?

                              by NASA's Marshall Space Flight Center 太陽系で最も大きな惑星である木星はガスを主成分とする巨大ガス惑星(木星型惑星)であり、地球のような固い地表を持っていません。「木星がガスでできているなら、宇宙船はその中を通り抜けられるのではないか?」という疑問について、イギリス・レスター大学の惑星科学者であるリー・フレッチャー准教授が回答しています。 Could a spaceship fly through a gas giant like Jupiter? | Live Science https://www.livescience.com/spaceship-fly-through-gas-giant.html 太陽系の惑星は、主に金属や岩石で構成されている地球型惑星と、メタンやアンモニアを含む氷や水で構成されている天王星型惑星、そして水素やヘリウムなどの

                                木星のようにガスでできた惑星なら宇宙船が内部を通り抜けることができるのか?
                              • 「最も奇妙な惑星」天王星をめざせ、惑星科学者らが提言

                                天王星は太陽から7番目に近い惑星だが、人類がこの惑星を訪れたのは、1986年に探査機ボイジャー2号がフライバイしたときだけだ。科学者たちは今、天王星とその衛星を詳細に調査するために、もう一度訪れたいと考えている。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL) 天王星は、おそらく太陽系で最も奇妙な惑星だ。この氷の巨大惑星は、ある時点から横倒しになり、そのまま横向きに自転している。そして、十数本の環が周りを取り囲み、27個の衛星が周囲を回っている。 人類が天王星を間近で観察したのは1986年に惑星探査機ボイジャー2号が接近したときの1回だけで、科学者たちはこのミルキーブルーの惑星について、少数の興味深い事実以外、ほとんど何も知らない。しかし今、そんな状況が変わろうとしている。(参考記事:「探査機ボイジャー40年、隣の恒星に出会う日」) 惑星科学者たちは4月19日、「惑星科学と宇宙生物学の10

                                  「最も奇妙な惑星」天王星をめざせ、惑星科学者らが提言
                                • 土星の衛星タイタンや冥王星の内部海はなぜ凍らないのか?、岡山大が解明

                                  岡山大学は12月23日、土星の衛星タイタンや木星の衛星エウロパ、ガニメデ、また準惑星の冥王星など、太陽系の外惑星とその衛星などに豊富に存在する水について、低温かつほかの天体構成物質が存在する環境下で、その表面から内部海に至るまでの地殻をなす水がどのような状態であるのかを理論的に突きとめたと発表した。 同成果は、岡山大学 異分野基礎科学研究所(理学部)理論化学研究室の田中秀樹教授、同・矢ヶ崎琢磨特任講師(現・大阪大学大学院 基礎工学研究科 特任准教授)、同・松本正和准教授らの研究チームによるもの。詳細は、米天文学会の発行する国際科学雑誌「Planetary Science Journal」にオンライン掲載された。 低温かつ一定の圧力がある環境下においては、気体と水が一緒に凍結したガスハイドレートが生じることがある。通常、疎水性分子であるメタン、エタン、プロパンなどは、液体状態の水に対する溶解

                                    土星の衛星タイタンや冥王星の内部海はなぜ凍らないのか?、岡山大が解明
                                  • NASAの木星探査機「ジュノー」が魅せる、太陽系最大の惑星の姿15選

                                    2016年7月5日に木星に到着し、今もなお観測を続けているNASAの木星探査機「ジュノー」(Juno)。 ジュノーはこれまで、約53日周期で木星に近づいたり離れたりしながら、搭載されている可視光カメラ「JunoCam」で幾度となく木星の姿を撮影してきた。 そしてその度に、私たちは太陽系最大の惑星の驚きの素顔に直面してきた。 土星探査機「カッシーニ」が、土星へ行く途中に撮影した木星。2000年に撮影されたこの画像は、いわゆるイメージ通りの木星だ。ジュノーによって、この木星のイメージが劇的に変えらえれることとなった。 NASA:JPL:UniversityofArizona しかし実は、ジュノーがその寿命を終えるまで、あと1年を切っている。 NASAの資料によると、ミッションが完全に終了するのは、2021年7月31日だ。 約1年後、ジュノーは木星のまわりを周回するそれまでの軌道から、木星へ墜落

                                      NASAの木星探査機「ジュノー」が魅せる、太陽系最大の惑星の姿15選
                                    • 土星の衛星エンケラドゥスが微生物を宇宙に放出している可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                      土星の6番目に大きい衛星エンケラドゥスには秘密がある。この衛星の氷の地殻の約20km下には、温かく暗い塩水の海があり、地球の海にあるものと同じ種類の熱水噴出孔があると考えられている。地球の熱水噴出孔は微生物に富んでいる。 同じことがエンケラドゥスでも起きているのだろうか? ここでいっているのは、目のない不気味な海洋生物のことではおそらくない。なぜなら、この衛星の地下海が維持できる総生物量はクジラ1頭分より少ないと考えられているからだ。 海底にあるシリカの微粒子が、最終的にエンケラドゥスの暖かい南極にある「タイガーストライプス」(トラの縞)と呼ばれる割れ目から宇宙に放出されていることがわかっている。それらの微粒子は土星の外側から2番目の輪であるEリングの形成に寄与している。 しかし、そこには生命存在指標(バイオシグネチャー)が含まれている可能性もある。もし存在すれば、地球以外で何らかの生命の

                                        土星の衛星エンケラドゥスが微生物を宇宙に放出している可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                      • 「音速超えの風速」や「メタンの雨」など太陽系に存在する異様な「天気」7つ

                                        地球では異常気象が問題化していますが、宇宙レベルで見ると、地球の比ではない異常気象が至るところで起こっています。太陽系惑星で発生するスケールの違う異常気象を、科学系メディアのLive Scienceがまとめています。 7 solar system worlds where the weather is crazy | Live Science https://www.livescience.com/craziest-weather-in-space.html ◆1:木星で起こる地球超えサイズのハリケーン 木星にある巨大な大赤斑は地球でも望遠鏡で確認できますが、これは1万8000km×1万2000kmから4万km×1万4000kmほど、およそ地球2~3個分の大きさだといわれています。大赤斑はハリケーンのように回転し、海の100倍の深さにまで根付いていると考えられるとのこと。近年の研究で大赤斑

                                          「音速超えの風速」や「メタンの雨」など太陽系に存在する異様な「天気」7つ
                                        • 「風俗に沈めて3年間で1億円以上を搾取」シングルマザーを洗脳した強欲占い師の手口 税務調査がきっかけで事件が発覚

                                          洗脳され占い師に1億円を貢いだ30代女性 強欲極まりない女占い師にマインドコントロール(洗脳)され、風俗店などで稼いだ1億円超のカネを貢いでいた30代の女性が、東京国税局の税務調査をきっかけに、洗脳状態から解放されるという、何とも笑えない調査事案がある。 洗脳された当事者にとってはさぞ深刻な事態だったことだろう。手口自体は単純無申告で、マインドコントロール下に置かれた女性に仮装・隠蔽の意図はない。そこでこの事案は当事者をA子さん、占い師をX子と匿名扱いとする。 1982年12月に群馬県内で生まれたA子さんは、幼い頃から「両親に愛されていない」と感じ、他人に対する不信や自己否定、孤独などを強く感じながら育った。 21歳の04年3月に“できちゃった結婚”し、地元で暮らしていた彼女は同年8月に長男、06年6月に長女を出産したものの、08年6月には離婚。2人の子どもの親権はA子さんが持った。 離婚

                                            「風俗に沈めて3年間で1億円以上を搾取」シングルマザーを洗脳した強欲占い師の手口 税務調査がきっかけで事件が発覚
                                          • 娘の孤独を支えた「LIBERA」による天使の声のクリスマスソング - Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

                                            ふと視線を外に向ければ、そこはクリスマス。今日は、「教育委員会と校長」問題から離れてクリスマスらしい音楽の話を・・・ 私にとってこの時期は、海外の色んな場所で迎えたクリスマスの素敵な前夜が蘇ります。特にカトリックの地フランスでは、イヴの深夜に石造りの歴史的な教会を訪れ、そこで聴いたミサの祈りと歌声が響く、薄暗く神秘的な情景が今でも忘れられません。 あぁ、今はつまらない事件に巻き込まれてしまったために、なんという色褪せた疲れるばかりのつまらない日々を送っているのだろうか、と嫌になっちゃいます… クリスチャンではありませんが、クリスマスイブの楽しくも且つ荘厳な雰囲気はかなり好きですので、朝から、色んなジャンルのクリスマスソングを大きな音量で流して、娘が起きてくるのを待ちました。 娘は辛い時期、音楽だけが外の社会との繋がりでした 昨年の寝たきりの時、ヘッドホンから流れてくる音楽だけが、辛うじて社

                                              娘の孤独を支えた「LIBERA」による天使の声のクリスマスソング - Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~
                                            • 土星の衛星エンケラドゥスには生命の構成要素がそろっていると科学者が提唱

                                              by NASA's Marshall Space Flight Center 土星の衛星であるエンケラドゥスでは、生命にとって重要な水、有機化合物、水素などが存在することが判明しており、地球外生命体が存在する可能性を持つ星として有望視されています。新しい研究により、エンケラドゥスには生命の生息に適した環境が備わっている可能性があることがわかりました。 Observations of Elemental Composition of Enceladus Consistent with Generalized Models of Theoretical Ecosystems | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.10.29.564608v1.full Enceladus has All the Raw Materials

                                                土星の衛星エンケラドゥスには生命の構成要素がそろっていると科学者が提唱
                                              • 土星の衛星タイタン、地球と同じ作用で地形形成 研究

                                                米航空宇宙局(NASA)の土星探査機カッシーニが捉えた、土星の前を通過する土星最大の衛星タイタン。NASA提供(2012年8月31日撮影)。(c)AFP PHOTO / NASA / JPL 【11月20日 AFP】土星の最大の衛星タイタン(Titan)には湖や山、砂丘などがあり、表面を損傷したり成形したりする力である「地形営力(地形を変化させる作用)」の多くが地球を形成した力と同じだとする研究論文が18日、発表された。 【特集】土星 ─ 氷の輪に囲まれた巨大ガス惑星 米カリフォルニア工科大学(Caltech)のロザリー・ロペス(Rosaly Lopes)氏が率いる研究チームによると、タイタンの目に見える外観部分は「太陽系内において、地質学的に最も多様性豊かな地形の一つだ」という。 英科学誌ネイチャー・アストロノミー(Nature Astronomy)に掲載された論文で研究チームは、「地球

                                                  土星の衛星タイタン、地球と同じ作用で地形形成 研究
                                                • ベルサイユ宮殿の栄華を支えた巨大揚水装置「マルリーの機械」

                                                  ユネスコ世界遺産であるベルサイユ宮殿にある55個の噴水池の1つ、アポロンの泉水。(PHOTOGRAPH BY BERTHOLD STEINHILBER, LAIF/REDUX) ベルサイユ宮殿ほど想像をかきたてる名所はなかなかない。この絢爛豪華な宮殿ではかつて、数々の陰謀やスキャンダルが繰り広げられた。フランスの「偉大なる世紀」と呼ばれる17世紀の貴族たちは、この場所で時の支配者の寵愛を受けようと策略を練り、1日にして莫大な富を得ることもあれば、全てを失うこともあった。 2020年は、この宮殿の最も有名な住人、マリー・アントワネットとルイ16世の結婚から250周年にあたる。1770年に10代で結婚した2人は、あの華美な広間を歩いた最後のフランス王族となった。今も美しい姿をとどめるベルサイユ宮殿を築いたのは、その若きルイ16世の祖父、ルイ14世だった。(参考記事:「王侯気分に浸れる! ベルサ

                                                    ベルサイユ宮殿の栄華を支えた巨大揚水装置「マルリーの機械」
                                                  • 土星に20個の新衛星を発見、太陽系で最多に

                                                    2016年10月、NASAのカッシーニ探査機が撮影した最後の土星の画像。その3年後、土星に20個の新たな衛星が発見され、合計82個となった。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星に20個の新たな衛星が見つかったと、天文学者が発表した。これで土星の衛星は全部で82個となり、太陽系でもっとも多く衛星を持つ惑星となった。 木星に12個の衛星が見つかり、合計79個となったのは2018年のこと。今回の発見で、土星にはそれを上回る数の衛星があることがわかった。(参考記事:「木星に12個の新衛星、1個は「幹線道路を逆走」」) 新たに見つかった小さな衛星たちは、初期の太陽系で起こった数多くの衝突について理解する助けになるかもしれない。今後の木星や土星の探査において、接近観測するターゲットの天体になる可能性もある。 「これらの衛

                                                      土星に20個の新衛星を発見、太陽系で最多に
                                                    • 土星衛星エンセラダスの海に生命必須元素リンが異常濃集 生命誕生の鍵を宇宙で突き止める

                                                      要点 カッシーニ探査機による観測により、土星衛星エンセラダスの地下海から噴出される海水中に、超高濃度のリン酸が含まれていることを発見。 リン酸の異常濃集を起こす要因が、アルカリ性かつ高炭酸濃度のエンセラダス海水と、岩石との間の化学反応にあることを、独自の実験から特定。 リンはDNAなどを作る重要元素で、その濃集は生命誕生の鍵。これが濃集した場を地球外で初めて発見した事例であり、地球生命誕生の場の特定につながる。 概要 東京工業大学 国際先駆研究機構 地球生命研究所の関根康人所長/教授、丹秀也研究員(現 海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 ヤング・リサーチ・フェロー(Young Research Fellow))、海洋研究開発機構の渋谷岳造主任研究員らの研究チームは、日欧米による探査と実験の綿密な連携によって、エンセラダスの海に地球生命の必須元素であるリンが、地球海水の数千から数万倍という

                                                        土星衛星エンセラダスの海に生命必須元素リンが異常濃集 生命誕生の鍵を宇宙で突き止める
                                                      • 衛星タイタンの湖は地下の爆発でできた 最新研究

                                                        土星の衛星タイタンの北極付近の湖のイラスト。湖の沿岸は高く盛り上がり、壁のように切り立っている。地球の湖との比較から、タイタンの湖の少なくともいくつかは、かつて地下で気体の爆発が起きたことによって形成されたと考えられる。(ILLUSTRATION BY NASA/JPL-CALTECH) 土星最大の衛星タイタンは奇妙な天体だ。太陽系の衛星で唯一、厚く濃い大気に包まれている。そして、私たちが知るかぎり、地球以外で唯一、永続的な湖や海がある。ただし、タイタンの湖や海を満たしているのは水ではなく、液体のメタンやエタンだ。(参考記事:「まるで地球、衛星タイタンの驚くべき写真」) だが、その湖は想像以上に奇妙なものであるかもしれない。このほど科学者のチームが、今は亡き土星探査機カッシーニのデータを分析した結果、タイタンの湖は、地下で起きた爆発によって形成された可能性があるという論文が、9月9日付けで

                                                          衛星タイタンの湖は地下の爆発でできた 最新研究
                                                        • 火星とエウロパの次に天王星を調べるべき理由

                                                          火星とエウロパの次に天王星を調べるべき理由2023.02.25 22:0028,098 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 奇妙な環と傾きに季節の変化、そして27個の衛星と、天王星は太陽系の中でも風変わりな惑星です。この巨大氷惑星が謎に満ちているからこそ、天文学者らは天王星への近接探査ミッションを声高に求めているのです。 30年以上前にボイジャー2号がその姿を捉えたきりジョンズ・ホプキンズ大学応用物理研究所の惑星科学者Kathleen Mandt氏は、天王星に特化した初のミッションは長いこと待ち望まれていると説く原稿をScience誌のPerspectives(見解)に寄せました。 遠方の巨大氷惑星への唯一にして短かった訪問からは、確かに随分と時間が経っています。NASAのボイジャー2号が天王星を通過したのは1986年1月24日。惑星とその衛星

                                                            火星とエウロパの次に天王星を調べるべき理由
                                                          • 土星の衛星「タイタン」に浮かぶ「魔法の島」の正体とは?

                                                            土星の第6衛星であるタイタンは、62個ある土星の衛星の中で最も巨大で、太陽系内で地球を除いて唯一表面に安定的な液体を持つ天体として知られています。そんなタイタンの湖には謎が多い「魔法の島」が出現することも知られていますが、物理天文学者のシンティン・ユー氏らが2024年1月に発表した研究によると、この魔法の島は「雪」からなるものだと考えられるそうです。 The Fate of Simple Organics on Titan's Surface: A Theoretical Perspective - Yu - 2024 - Geophysical Research Letters - Wiley Online Library https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2023GL106156 Floating 'magic is

                                                              土星の衛星「タイタン」に浮かぶ「魔法の島」の正体とは?
                                                            • 土星の衛星タイタンの大気から「生命の起源となり得る分子」が発見される

                                                              62個もある土星の衛星の中で最も巨大で、太陽系内にある衛星の中で唯一豊富な大気を持つ天体が「タイタン」です。アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者チームが、タイタンの大気圏内に「潜在的に生命を形成する可能性がある炭素化合物」を発見したと発表しました。 Detection of Cyclopropenylidene on Titan with ALMA - IOPscience https://iopscience.iop.org/article/10.3847/1538-3881/abb679 ‘Weird’ Molecule Discovered in Titan’s Atmosphere | NASA https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/nasa-scientists-discover-a-weird-molecule-in-titan-

                                                                土星の衛星タイタンの大気から「生命の起源となり得る分子」が発見される
                                                              • 土星に落下するとどうなるの? - RioでじゃねーどPartⅡ

                                                                Rioでじゃねーど、です。 みなさん、こんにちは。4連休ですね! あ、本当なら今頃オリンピックだったんですね? (´-`).。oO 今日は面白い(?)動画を見つけたので、ご紹介したいと思います。 【残酷】土星に落ちた者の末路…… まあ、半分以上は遊び心で見てくださいね(・∀・;)? 一応、動画の書き起こしをしましたので下に載せます。 (4分49秒間) www.youtube.com VAIENCE バイエンスさまより 内容を箇条書きします。どんどん落下していく様です。 ●土星の重力は地球より7%多い、地球に向かって落下していくのと同じような速度 ●アンモニア結晶でできた白く輝く雲に突入、気温は-130℃で気圧は1気圧前後 ●二番目の層、アンモニアの雲に到達、暗褐色の雲は硫化水素アンモニウムと硫化アンモニウムでできている 2気圧~4気圧で気温は-100℃ ●時速1770km(秒速492m)の

                                                                  土星に落下するとどうなるの? - RioでじゃねーどPartⅡ
                                                                • 土星の衛星エンケラドゥスに9600kmの巨大水柱、ウェッブ望遠鏡が発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                  ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、土星の小さな衛星エンケラドゥスから新たに巨大な水蒸気の水柱が宇宙に向けて放出されているところを観測した。 水柱は全長約9600kmと推定され、エンケラドゥスからこの大きさのものが放出された初めての観測例だ。 最大の目標 直径わずか500kmと小さな衛星でありながら、エンケラドゥスは地球外生命を探す宇宙生物学者にとって最大の目標となっている。というのも、エンケラドゥスはクレーターだらけで「トラ縞模様」の氷地殻(こおりちかく)の下に、深さ40kmの水の海と岩石質の海底が存在しているからだ。 エンケラドゥスの地下海(ちかかい)のような過酷な環境には、微生物や「extremophiles(極限環境生物)」が存在している可能性があると考えられている。 主として土星の引力によって、その衛星は地質学的にも活発であり、岩石コアは生命が存在するために不可欠と考え

                                                                    土星の衛星エンケラドゥスに9600kmの巨大水柱、ウェッブ望遠鏡が発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                  • 土星さん  ♫♫♫ - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来

                                                                    (国立天文台さまより) 土星さんは、太陽系の中で二番目に大きい巨大ガス惑星さんです。 大きさは、約12万km 地球さんからの距離は、平均14億kmあります。 自転は、約10時間32分、 地球の周りを、1年で約29.5年 土星さんは、水素96%、ヘリウム3%、少しのメタン、アンモニア等があり、 中心核は、岩石・鉄・水等で出来ています。 衛星さんは、今年新しく発表があり、木星さんの95個の衛星数を越して、 なんと、太陽系で最も多く「146個」あります♫ 数、多くなってて、びっくりでした(^^)v 衛星さんで、生命の発見を研究されています。 今年、探査機「カッシーニ」で、土星さんの衛星エンケラドスさんの地下海に 生命の必須元素の「リン」の存在証拠があると発表があっています。 生命の発見、楽しみです(#^^#) 土星さんの特徴は、環です♫ 厚さ数十mと薄く、この薄さでこの美しい環 (^^♪ 大きさ

                                                                      土星さん  ♫♫♫ - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来 
                                                                    • 土星衛星「タイタン」の雲と海をとらえたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 : カラパイア

                                                                      土星の衛星「タイタン」は、地球を除けば唯一、太陽系で海・川・湖を持つ天体だ。不思議なことに、そうしたものは水ではなく、メタンなどの炭化水素でできている。 カッシーニ探査機の運用が終了した現在、このユニークな衛星の観測は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)や地上のケック天文台が担ってくれている。 このほど、この世界最高クラスの2基の望遠鏡は、そんな私たちの期待に応えてくれた。タイタンに存在する海と雲の姿をとらえてくれたのだ。

                                                                        土星衛星「タイタン」の雲と海をとらえたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 : カラパイア
                                                                      • 土星の衛星の海に生命に必須の元素 高濃度のリン発見

                                                                        土星の衛星エンケラドスの海水に地球の生命に不可欠なリンが高濃度に含まれていることを発見したと、東京工業大などの国際研究チームが発表した。英科学誌ネイチャーに15日、論文が掲載された。地球の生命に似た地球外生命の存在を示唆するとともに、地球でどのように生命が誕生したかを解明する糸口になると期待されている。 エンケラドスは表面が氷に覆われ、その割れ目から内部にある海の水が宇宙空間に噴出している。2017年まで活動していた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニは、海水の微粒子を捉え、一粒一粒の化学組成を分析した。 カッシーニが得た大量の組成データを独ベルリン自由大の研究者らが詳細に解析したところ、エンケラドスの海水には、地球の海水の数千倍から数万倍の高濃度でリン酸が含まれていることが分かった。 リン酸に含まれるリンは、DNAや細胞膜を構成するほか、生命活動に必要なエネルギーを媒介する物質

                                                                          土星の衛星の海に生命に必須の元素 高濃度のリン発見
                                                                        • タイタン最大の湖「クラーケン海」その深さは何m?

                                                                          土星最大の湖「クラーケン海」を描いた想像図(Credit: NASA/John Glenn Research Center)土星最大の衛星タイタンは、太陽系において地球以外では唯一、表面に安定した状態で液体が存在することが知られている天体です。コーネル大学のValerio Poggiali氏らが発表した研究成果によると、タイタン最大の湖であるクラーケン海(Kraken Mare)の深さは100mを超えると推定されており、中央付近の深さは300mに達する可能性もあるようです。 ■カッシーニが残した観測データから入江の深さと組成を分析太陽のハビタブルゾーンを公転する地球の表面には液体の水が存在しています。いっぽうタイタンは地球よりも濃密な大気(地表の気圧は約1.5気圧、大気の密度は地球の約4倍)を持つものの、地表は摂氏マイナス180度という低温の世界。タイタンの空からは水ではなくメタンの雨が降

                                                                            タイタン最大の湖「クラーケン海」その深さは何m?
                                                                          • 2023年に注目された宇宙ニュース ~ウェッブ宇宙望遠鏡が見た天体編~

                                                                            soraeでは今年も宇宙開発や天文に関する注目のニュースをお伝えしてきました。そこで、2023年にお伝えしたニュースのなかから注目された話題をピックアップしてみたいと思います。今回は2023年7月で科学観測開始1周年を迎えた「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope:JWST)」で観測された天体の数々から一部をピックアップしてみたいと思います! ※本記事は2023年12月21日時点での情報をもとにしています ▼死にゆく恒星が残した惑星状星雲と超新星残骸【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測された惑星状星雲「環状星雲(M57)」(Credit: ESA/Webb, NASA, CSA, M. Barlow, N. Cox, R. Wesson)】こちらは「こと座(琴座)」の方向約2500光年先の惑星状星雲「環状星

                                                                              2023年に注目された宇宙ニュース ~ウェッブ宇宙望遠鏡が見た天体編~
                                                                            • 学研の望遠鏡&今夜、オリオン座流星群! - RioでじゃねーどPartⅡ

                                                                              Rioでじゃねーど、です。 みなさん、お久しぶりです。お元気でしたか? 私は風邪が治った後、今度は歯痛が出ました。 左下の奥歯(親知らずはすでに抜いてます)がグラグラしていて、抜くか抜かないかで悩んだのですが・・ 神経痛が出やすいこともあって、やはり抜こうと思っています。 歯が痛いのは嫌ですね?当たり前ですが・・ 子供の頃のように、抜いても新しい歯が生えてくるといいと思いませんか?サメが羨ましかったりして(;・∀・) 最近、ある勉強を始めました。何か?は恥ずかしいので内緒にします。 ということで、今までのように毎日のブログ巡りは出来なくなりました。 でもはてなブログはいつもチェックしていますので、時々お邪魔しますので、よろしくお願いしますね。 そうそう、私は星が大好きなのに望遠鏡を持ったことがありません。 こんな記事を見かけました。学研さんです。 www.itmedia.co.jp 月のク

                                                                                学研の望遠鏡&今夜、オリオン座流星群! - RioでじゃねーどPartⅡ
                                                                              • 環は雨になって土星に降り続ける - Rioでじゃねーど

                                                                                Rioでじゃねーど、で~す。 今回は土星の環が消えてなくなる?についてです。 環は雨になって土星に降り続ける カッコ良くないですか~(゚∀゚)♡土星に降る雨。 と言っても土星は「巨大ガス惑星」なので、地球のように地面に立って雨を見ることは出来ませんよ~。 中心には核がありますが表面はガスです。そのほとんどが水素だそうです。詳しくはいつか調べます。 (地表がある「岩石惑星」は、水星・金星・地球・火星です) 話を見出しに戻して、土星の環は主に水の氷で出来ているようですが、土星の重力によって雨になって降っているのだそうです。 ソースはこちらが本家→NASAと、日本語の記事をペタッ 土星の環は一時的なもの?1億年後にはなくなるとのNASA最新研究 – Discovery Channel Japan | ディスカバリーチャンネル これによると ・降り注ぐ雨は、30分でオリンピックサイズのプールを満た

                                                                                  環は雨になって土星に降り続ける - Rioでじゃねーど
                                                                                • 音のない宇宙をサウンド化したものを聞く (追記:「コーラス波」について) - Rioでじゃねーど

                                                                                  Rioでじゃねーど、でっす! 今日のテーマはこちらです。 クレジット:NASA ソースはこちらです。 www.businessinsider.jp 地球の周りの宇宙空間は真空です。 真空で音は聞こえるのでしょうか?こちらのサイト←によると 音は、音を出すものの振動が空気などの物質をふるわせ、波(音波)となって伝わる。その音波が耳に届いて鼓膜をふるわせることで、音として聞こえる。音の振動を伝える物質がない真空中では、音は聞こえない。 ということで、真空の宇宙では音は聞こえません。 NASAの科学者たちは、電波、プラズマ波、磁場など人間が感知できない信号を時々、音声データに変換しているのだそうです。 これは「データの可聴化(データ・ソニフィケーション)」と呼ばれる手法で、遠く離れた宇宙空間で惑星、月、彗星などの周りを飛ぶ探査機の様子を「聞く」ため ということで、さっそく聞いてみましょう。 1.

                                                                                    音のない宇宙をサウンド化したものを聞く (追記:「コーラス波」について) - Rioでじゃねーど