並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 456件

新着順 人気順

ジェレミー・コービンの検索結果1 - 40 件 / 456件

  • 地べたから見た英EU離脱:昨日とは違うワーキングクラスの街の風景(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    「裏切られたと感じている労働者階級の人々を政界のエリートたちが説得できない限り、英国はEUから離脱するだろう」 2週間前にそう言ったのはオーウェン・ジョーンズだった。 二つに分断された国「おーーーー、マジか!」 という配偶者の声で目が覚めた。離脱だという。 子供を学校に送って行くと、郵便配達の仕事をしているお父さんがロイヤルメールの半ズボンの制服を着たまま娘を学校に連れてきていた。 「まさかの離脱だったね」と言うと、彼も「おお」と笑った。 彼とは昨日も学校で会い、EU離脱投票の話をしていたのだった。昨日の朝は 「残留みたいだね、どう考えても」「ああ、もうそんなムード一色だな」みたいな話を2人でしていたのだった。昨日、彼はこう言っていたのだった。 「俺はそれでも離脱に入れる。どうせ残留になるとはわかっているが、せめて数で追い上げて、俺らワーキングクラスは怒っているんだという意思表示はしておか

      地べたから見た英EU離脱:昨日とは違うワーキングクラスの街の風景(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • ブレンディのCMマジで気が狂ってる。作った人頭大丈夫? - タコの卵

      TwitterにこんなRTがあった。 ブレンディのCM。もしもこれが冗談で、日本社会のパロディだとしても、風刺効き過ぎで見ていて辛いレベル。番号で呼ばれる鼻輪を付けた子どもたち、女子校生が乳牛になるのを喜んでるとか...ホラー。電通ですか? https://t.co/KaU8DHAKdk— Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 (@midoriSW19) 2015年10月1日 RTのCMマジでヤバい 「高校の卒業式で名前も無く番号で呼ばれる生徒たちが卒業証書と共に就職先を告げられる。 食肉加工場だと告げられ泣き叫ぶ男子生徒。 胸が大きい事を強調して映される女子生徒はブレンディ行きが決まり校長に「濃いミルクを出し続けるんだよ」と言われる— chloeyuki (@chloeyuki) 2015年10月1日 スポンサーリンク 問題の動画はこちら ブレンディ牛

        ブレンディのCMマジで気が狂ってる。作った人頭大丈夫? - タコの卵
      • 左派に熱狂する欧米のジェネレーションY:日本の若者に飛び火しない理由(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        「努力をすれば成功する」が通用しなくなった若者世代英紙ガーディアンが「ミレニアルズ:ジェネレーションYの試練」という特集を組んでいる。ミレニアルズまたはジェネレーションY(英国ではこの二つは同義語として使われることが多い)というのは、ジェネレーションXの次の世代、つまり1980年代から2000年にかけて生まれた人たちのことである。 同紙が3月6日に発表した統計によると、過去30年のあいだに米国、英国、オーストラリア、カナダ、スペイン、イタリア、フランス、ドイツの8か国で、25~29歳の独身者たちの可処分所得が、全国平均のそれと比較して大幅に減少している。例えば、英国では1979年から2010年までの全国平均の可処分所得の伸びは71%だが、25~29歳の独身者では38%だ。米国では可処分所得の伸びの全国平均13%に対し25歳~29歳の独身者では-6%、スペインでは全国平均68%に対し25~2

          左派に熱狂する欧米のジェネレーションY:日本の若者に飛び火しない理由(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 2017英総選挙:コービン労働党まさかの躍進。その背後には地べたの人々の運動(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          こんな選挙は見たこともなかった総選挙の3日前、息子の学校の前でPTAが労働党のチラシを配っていた。「私たちの学校を守るために労働党に投票しましょう」「保守党は私たちの市の公立校の予算を1300万ポンド削減しようとしています」と書かれていた。息子のクラスメートの母親が、「労働党よ。お願いね」とチラシを渡してくれた。 その翌日、治療で国立病院に行くと、外の舗道で人々が労働党のチラシを配っていた。「私たちの病院を守るために労働党に投票しましょう」「これ以上の予算削減にNHSは耐えられません。緊急病棟の待ち時間は史上最長に達しています」と書かれていた。配偶者が入院したときに良くしてくれた看護師がチラシを配っていた。彼らはみなNHSのスタッフだと言っていた。 今年で英国に住んで21年目になるが、こんな選挙前の光景は見たこともない。 一般庶民が、(それも、これまではけっこうノンポリに見えた人々まで)そ

            2017英総選挙:コービン労働党まさかの躍進。その背後には地べたの人々の運動(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • なぜ日本には「左派勢力の旗手」が出現しないのか?

            今週のアイオワ党員集会では、自称「民主社会主義者」のサンダースがヒラリーに肉薄した Rick Wilking-REUTERS 各州の予備選が始まったアメリカの大統領選では、民主党のバーニー・サンダース候補に若者の支持が集まっています。今月1日のアイオワ党員集会では、盤石と言われたヒラリー・クリントン陣営に1%未満の差まで詰め寄る一方で、今月9日に予定されているニューハンプシャーの予備選では自身の選挙区バーモントの隣ということもあって、大差での1位が見込まれています。 このサンダースですが、60年代から「反戦・反格差」を主張として掲げており、自分は「民主的な社会主義者」という立場を一貫して通しています。さらに大統領選で「政治による革命を目指す」としています。政策としては「空前の大増税を行って富裕層の富を吐き出させ」、「スウェーデンや日本のような政府一元化の健康保険制度」を導入、さらには「公立

              なぜ日本には「左派勢力の旗手」が出現しないのか?
            • 保守が品格を失う時 / ジェレミー・コービンが炙りだすエリートの悪意(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              英国のPMQ(Prime Minister’s Question Time)が面白くなってきた。英国議会では、毎週水曜日正午から30分間、首相VS野党第一党の党首、その他の各党議員との質疑応答の時間がある。BBC2が毎週生中継で放送しており、世論への影響力の大きい番組だ。 このPMQは、政治家というより天才パフォーマーだったトニー・ブレア首相の時代が面白かった。が、彼がいなくなってから、はっきり言って退屈になっていた。 しかし、新労働党党首のジェレミー・コービンが再びこのPMQを面白くしている。 彼は、「PMQは芝居がかった見世物的イベントになり、質問する側も答える側も本気で政策について話し合っていない。僕はこれを根本から変えたい」と発言し、野党第一党の党首として初登壇した日は、一般の人々からネットで募集した質問を読み上げるいう前代未聞のことを行った。 この奇襲作戦は「新鮮だ」と評価された

                保守が品格を失う時 / ジェレミー・コービンが炙りだすエリートの悪意(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • ガザでイスラエルが行っているのはまさに鬼畜の所業。擁護する者たちも共犯だ。 - 読む・考える・書く

                まさかこれほどの蛮行を21世紀の現在、リアルタイムで見せられるとは思わなかった。 アルジャジーラTV:ガザのシファ病院では11日(土)から電気がないため、新生児室の保育器からすべての未熟児を出して、ベッドに集めている。土曜以来34人が死亡し、27人は集中治療室の患者、7人は未熟児。病院長は「未熟児のうち4人は母親が外傷または帝王切開で死亡し、母親がいない」と語る。映… pic.twitter.com/B32g2vF2pT — 川上泰徳 /中東ジャーナリスト◆新刊『戦争・革命・テロの連鎖 中東危機を読む』(彩流社) (@kawakami_yasu) November 15, 2023 イスラエルは南部が「安全」だからとパレスチナ人に避難しろと言ったはずだが、ガザ地区の中南部で3500人以上が殺されている。「安全」なんてどこにもない。 https://t.co/EYu1YxbnaA — 早尾貴

                  ガザでイスラエルが行っているのはまさに鬼畜の所業。擁護する者たちも共犯だ。 - 読む・考える・書く
                • REALKYOTO - 2017年フランス大統領選挙の後で

                  浅田 彰(あさだ・あきら) 1957年、神戸市生まれ。 京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長。 同大で芸術哲学を講ずる一方、政治、経済、社会、また文学、映画、演劇、舞踊、音楽、美術、建築など、芸術諸分野においても多角的・多面的な批評活動を展開する。 著書に『構造と力』(勁草書房)、『逃走論』『ヘルメスの音楽』(以上、筑摩書房)、『映画の世紀末』(新潮社)、対談集に『「歴史の終わり」を超えて』(中公文庫)、『20世紀文化の臨界』(青土社)などがある。 最新のエントリー 19.05.01 昭和の終わり、平成の終わり 19.03.29 原美術館のドリス・ファン・ノーテン 19.03.07 マックイーンとマルジェラ――ファッション・ビジネスの大波の中で 18.12.07 映画のラスト・エンペラー――ベルナルド・ベルトルッチ追悼 18.11.03 トランプから/トランプへ(5)マクロンとトラン

                  • リベラル・辻元氏が前原氏の決断に理解を示す理由 現実的であるということ

                    辻元氏は立憲民主党の設立が決まる前の9月30日の段階で、「希望の党には加わらない」と明言していた。その際、次のように説明した。 「小池氏は『寛容な保守』の立場、私は『現実的なリベラル』の立場で、安倍晋三政権を右と左から挟み撃ちにし、倒せば良いのではないか」 辻元氏の考える「寛容な保守」、「現実的なリベラル」とは何なのか。 キーワードは「対話」「寛容な保守という言葉を聞いた時に私が思い浮かべたのは、1996年、私が社会党から初当選した時の自社さ政権でした」 「自民党幹事長は自民リベラルの宏池会・加藤紘一さん、ベテラン政治家の野中広務さんや、古賀誠さん、山崎拓さん、いろんな方に学びました」 「この自社さ政権こそ、寛容な保守と現実的なリベラルの融合だったんじゃないかと思います」 異なる理念を持つ政治家同士でも、「対話」を通じて社会をよりよくしていく。それが「寛容な保守」と「現実的なリベラル」なの

                      リベラル・辻元氏が前原氏の決断に理解を示す理由 現実的であるということ
                    • interview with Yukio Edano | ele-king

                      去る9月末、突然の衆議院解散と前後して野党第一党だった民進党が分裂し、その後も混乱が続いている。そのような状況のなか、来る22日には48回目となる衆議院議員総選挙が実施される。私たち『ele-king』はおもに音楽を扱うメディアではあるが、いまのこの政局を重要なものと捉え、初めて政治家への取材を試みることにした。以下のインタヴューは必ずしもその政治家への支持を呼びかけるものではないが、これを読んだ各々が自身の考えを深め、政治や社会に関心を寄せる契機となれば幸いである。 「僕は(自分たちを)少数派だとは思いません」──たったひとりで5日前に立憲民主党を立ち上げ、その呼びかけに応えて集まった候補者たちと選挙に臨もうとしている枝野幸男はそう言った。 9月の衆院解散後の野党第一党の崩壊劇で、小池百合子の「排除します」の一言は、その3ヶ月前に首相が放った「こんな人たち」よりもさらにストレートに私の胸

                        interview with Yukio Edano | ele-king
                      • 「もしもし、ヨーロッパです」「こちらは日本です」――階級の時代の回帰に寄せて/ブレイディみかこ / 保育士、ライター - SYNODOS

                        「もしもし、ヨーロッパです」「こちらは日本です」――階級の時代の回帰に寄せて ブレイディみかこ / 保育士、ライター 国際 #ヨーロッパ・コーリング#THIS IS JAPAN 在英20年のライターで保育士のブレイディみかこさん。ブログでの発信や、著書『アナキズム・イン・ザ・UK――壊れた英国とパンク保育士』『ザ・レフト UK左翼セレブ列伝』(いずれもPヴァイン)は、音楽好きや英国に関心がある人びとを中心に熱く支持されていましたが、欧州の政治を鋭く捉えたYahoo!ニュースの記事により、さらに多くの読者がその文章の魅力と出会うこととなりました。 ブレイディさんの生活に根ざした視点、英国から日本社会を問う切り口、そして、読む人の心を打つ表現は、今、ますます注目を集めています。 6月には『ヨーロッパ・コーリング――地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店)が、8月には『THIS IS J

                          「もしもし、ヨーロッパです」「こちらは日本です」――階級の時代の回帰に寄せて/ブレイディみかこ / 保育士、ライター - SYNODOS
                        • 「古くて新しい」お金と階級の話――そろそろ左派は〈経済〉を語ろう/ブレイディみかこ×松尾匡×北田暁大 - SYNODOS

                          ブレイディみかこ、松尾匡、北田暁大各氏による鼎談からなる『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(亜紀書房)が刊行された。 日本のリベラル・左派の躓きの石は「経済」という下部構造の忘却にあると喝破し、アイデンティティ政治を超えて「経済にデモクラシーを」求めよとする本書から一部を転載する。 北田 日本では「リベサヨ」という言葉に象徴されるような妙な形で運用される言葉があるけれど、それも一理ある気がします。どうも日本の「リベラル左派」というのはアメリカ的な意味での「リベラル(ソーシャル)」ですらなくて、経済的な志向性はむしろヨーロッパ的な意味での「リベラル(自由主義)」、アメリカで言えば共和党保守に近いのではないか、という話になりました。 たしかに、日本の「レフト」というのは、いまやソーシャルな要素が限りなく希薄化された「リベラル」に吞み込まれつつあるような気がします。経済的な下部構造を軽視して、意

                            「古くて新しい」お金と階級の話――そろそろ左派は〈経済〉を語ろう/ブレイディみかこ×松尾匡×北田暁大 - SYNODOS
                          • この経済政策が民主主義を救う―― 安倍政権に勝てる対案/松尾匡 - SYNODOS

                            改憲に突き進む安倍政権のもとで、これから景気はどうなっていくのか? 対抗する左派・リベラル派は何をすべきか? 人気の経済学者による経済予測と「勝てる」提言、新刊『この経済政策が民主主義を救う』(大月書店)から「はじめに」を公開。自由を守る最後のチャンス、あきらめるのはまだ早い! (シノドス編集部) 2015年の9月中旬、日本では安全保障関連法案をめぐる攻防が大詰めを迎え、国じゅうが反対運動に揺れました。 安保法制そのものの危険性を語ることは、専門家に任せることにします。私でもわかることは、戦後長く続いた憲法解釈を決定的に踏み越えるたくさんのことが、強引に、大急ぎで進められたということです。世論の多数派が一貫して反対していることを、あえて無視して。 立憲主義の原則や正常な議会制民主主義の手続きを無視したのもさることながら、露骨な報道統制の動きや反基地運動への不当逮捕など、安倍政権の政治体質が

                              この経済政策が民主主義を救う―― 安倍政権に勝てる対案/松尾匡 - SYNODOS
                            • 資本主義を終わらせる新社会主義革命の悪夢「EU離脱より恐ろしい」戦々恐々の日系企業 公有化を提唱(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース

                              英国を世界社会主義革命の発火点に[英イングランド北西部リバプール発]英国の欧州連合(EU)離脱交渉が瀬戸際に追い詰められる中、リバプールで最大野党・労働党の党大会が9月23日から4日間の日程で始まりました。在英の日系企業は「本当のリスクは労働党のコービン政権の誕生」と戦々恐々です。 強硬左派ジェレミー・コービン党首(69)を支える女房役ジョン・マクドネル影の財務相(67)が24日、演説。マクドネル氏は筋金入りのコービン党首より「左」と言われる正真正銘の社会主義者。英国で資本主義を終わらせるのはこの男しかいないと言われてきました。 コービン党首になって19万人だった党員は昨年12月時点で56万4000人を突破し、党員数では欧州最大となりました。保守党のメイ政権によるEU離脱が脱線して労働党のコービン政権が誕生すれば、経済財政政策はマクドネル氏に一任され、英国に新社会主義(公有化)革命が起こる

                                資本主義を終わらせる新社会主義革命の悪夢「EU離脱より恐ろしい」戦々恐々の日系企業 公有化を提唱(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース
                              • 再び暴動の足音?ロンドンがきな臭くなってきた(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                ジェントリフィケーション。 という言葉が英国で大きくクローズアップされている。 「高級化、中産階級化。劣悪化している区域に中流階級あるいは裕福な階級の人口が流入していくのを伴った区域再開発・再建プロジェクトのことで、通常それまでの貧困層の住民が住む場所を失うこと」とアルク英辞郎では訳されている。 話題の労働党新党首ジェレミー・コービンは、「ソーシャル・クレンジング」という言葉を用いてジェントリフィケーションについて語ることが多い。近年、ロンドンの労働者階級の街でそうした状況が着々と進んでいることが彼の住宅政策の動機になっている。 9月26日の夜、アンチ・ジェントリフィケーションの抗議活動がロンドン東部ショーディッチのシリアル専門カフェ「シリアル・キラー・カフェ」の前で発生し、暴動に発展しかねない状況になった。集まった数百名の抗議者たちが店のウィンドウにペンキを投げつけ、警察をかたどった人形

                                  再び暴動の足音?ロンドンがきな臭くなってきた(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 【コラム】どうして日本の「リベラル」はかくも無残に自滅してしまったのか - エストニア共和国より愛をこめて

                                  昨日に引き続いて日本の政局についてのコラムです。 www.from-estonia-with-love.net 前回書いたとおり、わたしが予想する衆院選後の日本の行く末は、 「極右二大政党制 → 極右大連立 → 極右的政策が次々に実現/改憲」 です。 具体的には、 憲法9条の改正 社会福祉の大幅削減 親族間の相互扶助の義務化 愛国教育の強化 労働者の権利の大幅な制限 「ニート」や無職の徴農 表現規制 などが次々に実現していくのではないかと考えています。 しかし日本人の国民性を考えると、国民の大多数は政府に反抗することなくそれを受け入れ、経済的に苦しくなるなか、ひたすら休みなく働いて高齢者を支えるだけの人生を送って一生を終えるのではないでしょうか。 日本の「リベラル」の皆さんは歯ぎしりしたくなるような末路だとは思いますが、わたしは今後の日本の極右化の一因として「リベラルの自滅」があると思いま

                                  • 欧州の移民危機:「人道主義」と「緊縮」のミスマッチ(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    ここのところ、英国で朝から晩まで流れているのは移民および難民危機のニュースである。 トルコの浜辺に打ち上げられた3歳の少年の遺体の画像が大きな話題になり、1973年にピューリツァー賞を獲ったベトナム戦争で逃げまとう少女の写真「戦争の恐怖」と比較され、21世紀版の「世界を変える画像」などと言われている。 このマグニチュードを鑑みて、キャメロン首相も態度をやや軟化し「難民をもっと受け入れます」(数千人だけど)みたいなことを言っているが、メディアの大騒ぎは別にして、街角では「ガンガン難民を受け入れろ」みたいなことを言っている人は少数派に思える。 わたしの居住するブライトンが輩出したみどりの党MP(国会議員)キャロライン・ルーカスが、ガーディアン紙に「英国はキャメロン首相の提案より遥かに多い数の難民を受け入れるべき」という彼女らしい記事を書いたが、わたしが興味を覚えたのは、記事そのものよりも、読者

                                      欧州の移民危機:「人道主義」と「緊縮」のミスマッチ(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • 日本は海外のようなまともなリベラル派がいない?海外のもダメだろ

                                      「日本のリベラル、左翼はダメダメ。なぜ日本には海外のようなまともなリベラル派、左翼がいないのか」ってやつ。 では海外のリベラル派、左翼が日本にいたら評価されるんでしょうかね。 今年の夏の英国選挙で、「なぜ日本にジェレミー・コービンはいないのか」とか言ってる人がいましたけど、 大企業と富裕層に課税して福祉を拡充して教育無償化してJRを再び国鉄にします。 なんて政治家が日本にいたら「経済音痴のマルキスト、時代遅れのお花畑左翼」で終わりでしょ。 なぜ、日本にスティーブン・コルベアのようなコメディアンはいないのか 行政府の長、日本でいえば阿部首相を徹底的にこき下ろして笑いを取るコメディアン、司会者が テレビに出てたらどうなりますか?歓迎されると思います? なぜ、日本にエマ・ワトソンはいないのか 子役上がりの女の子が女性の権利向上について声高に訴えたらどうなりますか? なぜ、日本ではゲイを公言する有

                                        日本は海外のようなまともなリベラル派がいない?海外のもダメだろ
                                      • スペイン総選挙でポデモス躍進:欧州政治に「フォースの覚醒」(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        2年前には存在すらしなかった政党ポデモスが、スペイン総選挙で69議席を獲得して第三党に浮上した。「あまりにも早くピークに達しすぎて息切れした」と言われていたポデモスだが、選挙前の巻き返しは見事だった。 ファイナンシャル・タイムズは、ポデモスの『REMONTADA』(カムバック)は党首パブロ・イグレシアスの個人的魅力に負うところがあると書いた。実際、彼は選挙戦でがぜん力を発揮するタイプの人だと思う。 「左派は庶民に語りかけていない。庶民に届く言葉を発さなければ左派は勝てない」 と言い続けてきたイグレシアスの演説内容を読むと、政治における言葉の重要さを痛感する。 英国でいえば、チャーチル、サッチャー、ブレアなど、歴史に残る政治家を語る時、まず人々が口にするのは彼らが残した言葉だ。 例えば、選挙前のテレビの党首討論中継では、シウダダノスの美男党首のまるで20年前のブレアを思わせるようなキラキラし

                                          スペイン総選挙でポデモス躍進:欧州政治に「フォースの覚醒」(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 英EU離脱投票と労働者たち:暴走するワーキングクラスの怒り(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                          ユーロ2016とEU離脱投票サッカーのユーロ2016が開催されているフランスのイングランド代表サポーターたちと、EU離脱投票で揺れる英国のムードをリンクさせて記事を書いているのはガーディアンのコラムニスト、ポリー・トインビーだ。 マルセイユのイングランド代表ファンの群れは明快だ。「ファック・オフ、ヨーロッパ!俺たちは離脱に投票する」。彼らはそう叫んでいる。そして私は、もっと行儀よく、けれども自分の耳を塞ぐような頑なな姿勢で同じことを口にする人たちと話しながら一週間過ごした。 出典:Guardian:"Brexit supporters have unleashed furies even they can’t control" by Polly Toynbee 彼女はロンドンの労働党本部で、ボランティアの若者たちと一緒に、労働党支持者たちにEU残留票を投じるよう呼びかける電話をかけていたと

                                            英EU離脱投票と労働者たち:暴走するワーキングクラスの怒り(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                          • 英労働党に反緊縮派党首が誕生:次はスペイン総選挙だ(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                            こういう見出しを書いていることさえ数カ月前を思えば信じられないが、「マルクス主義の爺さん」と揶揄されたジェレミー・コービンが、下馬評どおりに労働党党首に選ばれた。第一ラウンドで59.1% という圧倒的な得票率は、トニー・ブレアが党首に選ばれた時よりも高いという。 党首発表の会場の後方に座っていた地べた党員は大喜び、前方に座っていた幹部議員たちは目が笑ってない、と、これほど党内の「上」と「下」で反応が違う党首発表もなかった。 しかし、第一ラウンドで59.1%という圧倒的な数字を鑑みれば、いますぐに労働党議員たちが画策してコービンを失脚させることはできないだろう。アンディ・バーナムを推していたブレア時代の副党首ジョン・プレスコットも、BBCニュース24のアナウンサーに会場でつかまると「これは素晴らしい日だ」「伝統的な労働党の価値観が勝利した」と答えていた。あれを見ていると、この人たちはこの勢い

                                              英労働党に反緊縮派党首が誕生:次はスペイン総選挙だ(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                            • イギリスの歴史教育は自虐的ってほんとですか?

                                              Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19 英国の歴史教育1) 日本の歴史教育がどの程度自虐的なのか最近の教科書を見た事がないので知らないが、イギリスの歴史教育が自虐的なのは事実。例えば、中学1、2年の歴史で奴隷貿易について勉強する際、気分が悪くなった者は教室を出てもいいと注意があったうえで奴隷船のビデオを見せられたそうだ 2014-07-16 17:28:51 Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19 英国の歴史教育2) 奴隷を貨物として扱う奴隷船のビデオには、劣悪な環境やレイプ、病気になった奴隷を生きたまま海に捨てる映像などが含まれ、トラウマになって夜眠れないぐらいグロテスクだったと息子が言っていた。しかし、イギリス人にとってそういった自虐的歴史教育はむしろ誇りであるようだ。

                                                イギリスの歴史教育は自虐的ってほんとですか?
                                              • 本当に“リベラル”な経済政策とは?――消費増税の議論から考える / 片岡剛士×松尾匡×荻上チキ | SYNODOS -シノドス- | ページ 2

                                                日本のリベラルはねじれている?本当にリベラルな経済政策とは――。景気の先行きに懸念が高まる中、野党はどのような政策を打ち出していくべきなのか。三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員・片岡剛士氏と立命館大学教授・松尾匡氏が解説する。2016年03月24日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「消費増税の議論から考える。本当に“リベラル”な経済政策とは?」より抄録。(構成/大谷佳名) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセッションに参加してください。番組ホームページはこち

                                                  本当に“リベラル”な経済政策とは?――消費増税の議論から考える / 片岡剛士×松尾匡×荻上チキ | SYNODOS -シノドス- | ページ 2
                                                • 「なぜ日本でアメ車が売れないか」を、BBCといっしょに考えてみた。

                                                  Kazuto Suzuki @KS_1013 日本でアメ車を愛する人たちに取材したNYTの記事。アメリカのメーカーは貿易障壁に文句を言うのではなく、魅力的な車を作り続けるべき、というコメントが紹介されている。 nyti.ms/2k6YLx2 2017-02-10 22:05:16 Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19 BBCで「なぜ日本でアメリカ車が売れないか」というレポートやってた。狭い通りでアメ車を運転、コレ無理と悲鳴を上げ⇒次に国産軽自動車で同じ道をスイスイ通り抜け⇒多数の家の玄関先に駐車するドイツ車で、売れてる輸入車の実例を紹介⇒アメ車メーカーのリサーチ不足、努力不足をにおわせてた。 twitter.com/KS_1013/status… 2017-02-11 02:58:48

                                                    「なぜ日本でアメ車が売れないか」を、BBCといっしょに考えてみた。
                                                  • 英国政治に嵐の予兆?:「Mr.マルキスト」が労働党首候補NO.1に(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    5月の英国総選挙で大敗した労働党が、えらいことになっている。 党首選で「絶対勝つわけがない」イロモノ候補者の筈だった66歳のジェレミー・コービンが、「このままでは勝ってしまう」状況だからだ。 彼は絶滅寸前だった労働党内左派の代表で、「極左」または「マルクス主義者の爺さん」と呼ばれる人である。しかも、オフィシャルに「最も経費を使わない国会議員」になったことがある人で、その生真面目さでさえ現代社会では「クリーン」ではなく「貧乏くさい」と笑われてきた。 巧みなPR、ルックス、若々しさ、セレブっぽいライフスタイル。トニー・ブレア以降、英国の政治指導者には必須であると言われた華々しい要素をコービンは何ひとつ持っていない。むしろ、そのアンチテーゼのような人だ。 大政党の党首候補なのにナイトバスに乗って帰宅するコービン。こういう人が「公共投資拡大」だの「計画経済」だの、まるで終戦直後の労働党のような社会

                                                      英国政治に嵐の予兆?:「Mr.マルキスト」が労働党首候補NO.1に(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • ピケティ氏とスティグリッツ氏、英労働党コービン新党首の経済顧問に

                                                      著書『21世紀の資本』の日本語版発売に合わせて来日し、東京都内の日本記者クラブで会見する仏経済学者トマ・ピケティ氏(2015年1月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA 【9月28日 AFP】英労働党(Labour Party)は27日、ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)新党首(66)の経済政策を支える諮問委員会のメンバーに、仏経済学者トマ・ピケティ(Thomas Piketty)氏とノーベル経済学賞受賞者の米経済学者ジョセフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)氏を選任したと発表した。 経済諮問委員会は、労働党の「影の財務相」ジョン・マクドネル(John McDonnell)氏の下で年4回招集され、党の経済政策構想を練る。 ピケティ氏は、富の不平等問題を説いた著作「21世紀の資本」がベストセラーになった。一方のスティグリッツ

                                                        ピケティ氏とスティグリッツ氏、英労働党コービン新党首の経済顧問に
                                                      • 左翼が大政党を率いるのはムリなのか?:ジェレミー・コービンの苦悩(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                        英労働党の新党首ジェレミー・コービンが早くも苦境に立たされている。 労働党の中でも左端に位置する彼がこの時期に党首になったというのは不幸な巡りあわせだったかもしれない。難民・移民は大挙して欧州に押し寄せているし、シリア情勢はロシアの介入でカオティックだ。怒涛の時代に大政党をまとめるのはそれでなくとも容易ではない。 労働党内部から「シリアに軍隊を送るべき」という声が出ている。 左派紙オブザーヴァー(実質的にはガーディアン紙の日曜版)に労働党議員のジョー・コックスと保守党議員のアンドリュー・ミッチェルがジョイントで記事を発表した。コックスは元オックスファム幹部であり、人道支援のバックグラウンドから議員になった人だが、その彼女が保守党議員と一緒に「シリアの市民が安全に過ごせるヘイヴンを警護する目的で英軍を派遣すべき」と主張しているのだ。 「シリアの状況を解決するために軍隊を用いるのは倫理的に間違

                                                          左翼が大政党を率いるのはムリなのか?:ジェレミー・コービンの苦悩(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                        • 枝野幸男とジェレミー・コービン ブレイディみかこ「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 - あざなえるなわのごとし

                                                          www.buzzfeed.com 急立ち上げだった立憲民主党(立民)が躍進した影には、SEALDsの協力があった、という記事。 SEALDsの行う活動に関しての評価はさておき、ちょうど読んでいたブレイディみかこ「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」に引っかかる部分があった。 【スポンサーリンク】 円周の内と外 この「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」では、労働者階級の男性と結婚し、現在も英国に住むブレイディみかこ氏が、トランプ現象と同一に扱われがちな英国のEU離脱(ブレグジット)が、本当に同じものなのかどうかに疑問を持ち、それを確かめるため英国労働党の歴史を振り返るなどした一冊。 ブレイディ氏が、友人らに英国離脱について直接聞いていたりするのも、現地に住む著者ならでは。 日本ではわからない生の意見も多く、読み応えがある。 中でも英国と米国での労働者階級の認識の差が

                                                            枝野幸男とジェレミー・コービン ブレイディみかこ「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 - あざなえるなわのごとし
                                                          • いま「左派のポピュリズム」に注目すべき理由 :朝日新聞GLOBE+

                                                            最近出版されたのは、アルゼンチン出身の政治学者、エルネスト・ラクラウ(1935~2014)の代表作「ポピュリズムの理性」(澤里岳史、河村一郎訳、山本圭解説、明石書店)と、ベルギー出身の政治学者でラクラウの公私にわたるパートナーでもあったシャンタル・ムフ(75)の「左派ポピュリズムのために」(山本圭、塩田潤訳、同)。これまで「大衆迎合主義」と訳されて批判されがちだったポピュリズムに新たな可能性を見いだし、積極的に政治に取り入れようとする姿勢が、両書に共通する。両書にかかわった山本氏は、ラクラウ/ムフ思想の研究者として知られる。 左派ポピュリズムは果たして、右派ポピュリズムと同じく混乱の要因なのか。それとも、政治に新たな可能性を切り開くのか。 ――今なぜ、この2人が注目を集めるのでしょうか。 エルネスト・ラクラウとシャンタル・ムフは、左派ポピュリズム運動から理論的支柱と見なされています。南米で

                                                              いま「左派のポピュリズム」に注目すべき理由 :朝日新聞GLOBE+
                                                            • 英国EU離脱投票、世論調査で離脱派リード:「経済のハルマゲドン」の脅しが災い(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                              まるでスコットランド独立投票の再現6月23日に行われる英国のEU離脱投票が、まるで2014年のスコットランド独立投票直前のような様相を呈してきた。 首相も野党第一党の党首も国民に残留を呼び掛けているし、離脱派の右翼政党UKIPも数年前の勢いは失っている。それなら余裕で残留派が勝ちそうなものだが、ついに離脱派がリードという世論調査結果まででてきた。世論調査は会社によって微妙に数字が違うものだが、6月6日に発表されたYouGovの世論調査では、45%がブレキジット(BREXITーーBRITAIN +EXITの造語)、つまり離脱を希望しており、41%が残留希望という数字が出ている。 「いやー、もう今回は、何もかもすべてが分裂しているね」 とわたしの配偶者も感慨を述べているように、保守党と労働党の二大政党が「残留派」と「離脱派」に別れて党内分裂しており、特に保守党は次期首相の座を狙う元ロンドン市長

                                                                英国EU離脱投票、世論調査で離脱派リード:「経済のハルマゲドン」の脅しが災い(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                              • 「選挙権年齢を6歳に」すれば世界の分断は緩和するとケンブリッジ大教授が提言する根拠 | 高齢者と若者がわかり合うために

                                                                子供に選挙権を付与できない、正当な理由はない。 それどころか、選挙権年齢を6歳に引き下げれば、義務教育を受けるすべての子供が選挙権を持てるし、そうすべき理由はたくさんある──ここ数年、多くの議論の場でこう主張してきた。だがそのたびに、次のような過剰に反論される。 「信じられない! 何て向こう見ずで無鉄砲な主張なんだ!」と。 だが、「子供参政権」の反対派のほとんどは、我が国イギリスの民主主義が機能不全に陥って、国民も期待を裏切られていると気づいている。政治的な分断は大きく広がり、制度だけではもはやその溝は埋められない。すべては悪くなる一方なのだろうか? いやもしかしたら、状況を好転させられるかもしれない。だがそのためには、私たちの民主主義が直面している問題の本質、とりわけここ数十年の政治において重要度が増している、「世代間格差」をまず理解する必要がある。 政治思想で「王室は何派?」もわかる

                                                                  「選挙権年齢を6歳に」すれば世界の分断は緩和するとケンブリッジ大教授が提言する根拠 | 高齢者と若者がわかり合うために
                                                                • イギリスの政権交代|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

                                                                  今年7月に行われたイギリスの総選挙では労働党が勝利をおさめ、14年ぶりの政権交代がおこりました。この出来事はどのように理解されるのでしょうか。また日本の選挙を考えるうえで、ここからどのような洞察が得られるのでしょうか。若干の検討を行ったのでその結果をまとめました。 獲得議席数 まずは全体の議席がどれほど動いたのかを振り返るとともに、登場する主要な政党を確認してみましょう。図1に前回の選挙(2019年イギリス総選挙)の議席数を、図2に今回の選挙(2024年イギリス総選挙)の議席数をそれぞれ示しました。 図1. イギリス総選挙(2019年)獲得議席数 図2. イギリス総選挙(2024年)獲得議席数 なお、議長のリンジー・ホイル氏を労働党に数える場合、労働党の議席は1つ多くなります。イギリス下院では議長は無所属となるのが慣例で、ホイル氏はそのため2019年に労働党を離れました。この図では「その他

                                                                    イギリスの政権交代|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
                                                                  • 仏選挙で極右が圧勝。でも英国はジェレミー・コービン労働党が白星(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                    パリの同時テロを受け、フランス地域圏議会選で極右政党の国民戦線(FN)が歴史的勝利を収めたそうだが、英国では、シリアへの空爆拡大が下院で可決された2日後に、「強硬左派」ジェレミー・コービン党首が率いる労働党が白星をあげた。 コービンが労働党首となって最初の補欠選挙となったオールダム・ウエスト・アンド・ロイトンの選挙で、苦戦するという予想を覆して労働党候補者が圧勝したのだ。 空爆拡大の是非を問う下院採決では、60名を超す労働党議員が党首に従わず空爆拡大賛成派に回り、労働党はいよいよ分裂かと取り沙汰されていた。特に、影の外相ヒラリー・ベンが、イラク戦争開戦前夜のトニー・ブレアの演説のコピーのようなアゲアゲ系スピーチで「ファシストと戦うのが英国のトラディション」などとぶち上げて大絶賛されたものだから、「コービン体制は終わる」「ヒラリー・ベンが新党首か」と囁かれ始めていた。 が、そのわずか2日後、

                                                                      仏選挙で極右が圧勝。でも英国はジェレミー・コービン労働党が白星(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                    • パリ同時多発テロ:レトリックと復讐。その反復の泥沼(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      パリ同時テロで、そろそろ落ち着いた記事が出て来る時期だろうと思っていると、意外なところから出て来た。右翼煽り記事とゴシップ記事に強いデイリー・メール紙である。書いたのはコテコテの右派ピーター・ヒッチェンズ(と言ってもこの人は若い時はコテコテの左翼だった。最近は左派を代表する若手ライター、オーウェン・ジョーンズにインタビューされてそのキャラクターで彼を魅了し、「左翼は年齢を重ねると常に右翼になるのか?」という記事を書かせた人物。2010年に外交問題記事でオーウェル賞を受賞している) 「欧州はもう事件の前には戻れない」「難民問題はどうなる」「さらに右傾化する」「第三次世界大戦だ」みたいなメディアの煽りに対し、ヒッチェンズはこう書いている。以下、抄訳。 もう空虚な大騒ぎはやめてくれないか。これは追悼の時であり、見せ掛けだけのポーズや印象操作はいらない。(中略)過去40年ぐらい、僕たちの大半は、政

                                                                        パリ同時多発テロ:レトリックと復讐。その反復の泥沼(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • ジェレミー・コービンの英労働党、ポデモスらと欧州反緊縮派連合を結成?(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                        英国労働党党首ジェレミー・コービンが、スペインのポデモスら欧州の反緊縮派政党と連合を結成し、EUのラディカルな改革を求めて共闘する構想を明らかにした。 以前からEU懐疑派として知られているコービンは、6月のEU離脱の是非を問う国民投票では、労働党党首としてEU残留支持の立場を取っている。しかし、同じくEU残留支持のスタンスのキャメロン首相がブリュッセルで行って来たEU改革案交渉の成果には、「彼の交渉は自らの政党の反対者たちを納得させるためのものであり、英国の人々がリアルに抱えている問題とは関係のない交渉しかして来ていない」と激しく批判している。 コービンは、英国労働党やスペインのポデモス、ギリシャのシリザといった欧州議会の中の社会民主主義政党が結束し、遥かにプログレッシヴな改革を求めてEUと交渉せねばならないとインディペンデント紙に語っている。 コービンは、EUが推進している緊縮財政政策を

                                                                          ジェレミー・コービンの英労働党、ポデモスらと欧州反緊縮派連合を結成?(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                        • その反緊縮とあの反緊縮は一緒ですか!?|天使もトラバるを恐れるところ

                                                                          最近「日本の左派は反緊縮を唱えないからダメだ」という議論をよく聞く(例えば「なぜ日本の左派で反緊縮が主流になっていないのか? - Togetterまとめ」)。曰く、「欧米では反緊縮は左派の政策」であるらしい。これは果たして事実であろうか? 率直にいうと、わが国で「反緊縮」を唱える人々のいう「反緊縮」(以下、反緊縮(日)とでも呼称しよう)と、「欧米では」と言われる時の欧米左派のいう「反緊縮」(同様に反緊縮(欧)と呼称しよう)は、もちろんかぶる部分はあるが、本質的には別物である。 もちろん、何にどうラベルを貼るかと行ったこと自体が問題な訳ではない。 どう言った思想にどうラベリングするかは各人の自由である。 しかし、内実が異なるのに、ラベルが一緒だというだけで中身が一緒であるかのように議論することは好ましくない。 具体例ということで、反緊縮民衆会議についてみてみたい。 これは、2013年に結成さ

                                                                            その反緊縮とあの反緊縮は一緒ですか!?|天使もトラバるを恐れるところ
                                                                          • 「みんながマイノリティ」の時代に民主主義は可能か/吉田徹×西山隆行×石神圭子×河村真実 - SYNODOS

                                                                            アメリカにおけるトランプ政権誕生とイギリスのEU離脱を支持し、その原動力となったといわれる「白人労働者階級」の人々。ポピュリズムと片付けられがちな彼らの政治行動はしかし、これからの民主主義のゆくえを占うものであることには誰もが薄々気づいている。 喪失感に苛まれる英米の白人労働者たちの生の声から彼らの政治行動を分析したジャスティン・ゲスト著『新たなマイノリティの誕生:声を奪われた白人労働者たち』の訳者陣(吉田徹・西山隆行・石神圭子・河村真実)に、同書が問いかける様々な先進国共通の課題について思う存分、語ってもらった。(聞き手・構成 / 弘文堂編集部・登健太郎) 吉田 ゲスト『新たなマイノリティの誕生』は、アメリカのオハイオ州とイギリスのイーストロンドンの白人男性労働者層のエスノグラフィであり、彼らの政治意識を調査した本です。帯に書かれたコピーにもあるように、彼らこそがトランプ大統領とブレグジ

                                                                              「みんながマイノリティ」の時代に民主主義は可能か/吉田徹×西山隆行×石神圭子×河村真実 - SYNODOS
                                                                            • 薔薇マークキャンペーンって何? 反緊縮の〈レフト3.0〉は日本に定着するか | 文春オンライン

                                                                              ◆◆◆ 「反緊縮」というトレンド ――いま欧米で沸き起こっている「反緊縮」というトレンドは、これからの日本経済を考えるうえでも重要となるキーワードの気がします。先生は、昨年出された『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(ブレイディみかこ、北田暁大共著)の中で、そんな欧州左派の新しい動きを「レフト3.0」と名付け、大きな話題を呼びました。いま世界では何が起きているのでしょうか。 ©末永裕樹/文藝春秋 松尾 近年、欧米の左派からは「反緊縮」の経済政策を掲げて民衆の強い支持を得ている、新たな潮流が沸き起こっています。具体的には、まず筆頭に挙げられるのがイギリス労働党を率いるジェレミー・コービンです。それまで労働党の指導部がEU当局や大企業といったエスタブリッシュメントばかりに目を向けて緊縮政策をとっていたことに、民衆のあいだでは根強い不満がありました。2015年の党首選のときに「人民の量的緩和」を掲

                                                                                薔薇マークキャンペーンって何? 反緊縮の〈レフト3.0〉は日本に定着するか | 文春オンライン
                                                                              • 英野党党首をスパイ呼ばわりの保守党議員、公式謝罪 - BBCニュース

                                                                                英野党第一党、労働党のジェレミー・コービン党首がかつて旧チェコスロバキアの情報提供者か協力者だったという疑惑が、一部の英メディアや与党・保守党議員によって取りざたされた問題で、コービン氏をスパイ呼ばわりするツイートをした与党・保守党の下院議員が24日、公式に謝罪した。 保守党のベン・ブラッドリー下院議員は、「2018年2月19日に私は自分のツイッター・アカウント(@bbradleymp)において、ジェレミー・コービン氏について深刻で侮辱的な発言をし、共産圏のスパイに英国の機密を売り渡していたと書いた」とツイートした。 議員はさらに、「私は侮辱ツイートを、後に削除した。コービン氏が選ぶ慈善団体に金額を公表せず、相当額を寄付することで合意した。またコービン氏の法的費用も支払う」と書き、「事実と異なる虚偽の発言を投稿したことを深く遺憾に思い、ジェレミー・コービン氏に不快な思いをさせたことを、ため

                                                                                  英野党党首をスパイ呼ばわりの保守党議員、公式謝罪 - BBCニュース
                                                                                • 第33回:パンと薔薇。と党首選 | ele-king

                                                                                  それはある晴れた夏の日のことだった。 鬱気質であまり明るい人間ではない筈のうちの連合いが、爽やかな笑顔を浮かべてロンドンから帰って来た。癌の検査で病院に行って来た男が、また何が嬉しくてこんな陽気な顔で帰ってきたのだろうと訝っていると、彼は言った。 「ロンドンがいい感じだったよ」 「いい感じって?何処が?」 「いや全体的に」 と言って口元を緩ませている。 「なんか、昔のロンドンみたいだ。俺が育った頃の、昔のワーキングクラスのコミュニティーっつうか、そういう息吹があった」 相変わらずわかりづらい抽象的なことしか言わないので、具体的にどんな事象が発生したのでその「息吹」とやらを知覚したのかと問いただしてみると、こういうことだった。 自分が行くべき病院の場所を知らなかった連合いは、ヴィクトリア駅前のバスターミナルに立っていた。おぼろげにこっち方面のバスだろうなあ、と思いながらバス停のひとつに立って

                                                                                    第33回:パンと薔薇。と党首選 | ele-king