【ワシントン=中島達雄】全米工学アカデミーは6日、工学や技術の発展に寄与した人に贈る「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」の今年の受賞者に、赤崎勇・名城大教授(85)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)、ニック・ホロニアック米イリノイ大名誉教授(86)とその共同研究者2人の計5人を選んだと発表した。 発光ダイオード(LED)開発への貢献が評価された。同賞は「工学のノーベル賞」とも呼ばれている。 ホロニアック氏は1962年、米ゼネラル・エレクトリック(GE)社で世界で初めて赤色LEDを開発、「LEDの父」として知られる。 青色LEDの開発で赤崎、中村両氏と昨年のノーベル物理学賞を共同受賞した天野浩・名古屋大教授(54)は選ばれなかった。