「アルカリ加水分解」により有機物をゆっくり分解アクアメーションのイメージ / Credit: CBC News/youtube(2020)日本では火葬が一般的ですが、遺体を燃やして灰にするには莫大なエネルギーがかかり、年間で数百万トンの二酸化炭素を排出していると言われます。 一方のアクアメーションは、棺に収めた遺体を火ではなく、アルカリ加水分解によって処理します。 火葬に代わる環境に優しい方法として注目されており、加熱したアルカリ溶液で遺体を分解し、骨格のみを残すのです。 ちなみに、アクアメーション(Aquamation)とは、水(Aqua)と火葬(Cremation)を合わせた造語であり、「火なし火葬(flameless cremation)」などとも呼ばれています。 火葬より環境に優しく、遺骨も多く残るアルカリ加水分解による遺体処理のプロセスは以下の通りです。 まず、故人の遺体を水と水