中国軍は4日から、台湾を取り囲むように設けた6つの区域で軍事演習を開始しました。島の南北に演習の区域がある沖縄県与那国島ではふだんどおり漁が行われていますが、漁業者からは不安の声も聞かれました。 中国軍はアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問したことに対抗する形で、日本時間の4日午後1時から台湾周辺で軍事演習を開始しました。 軍事演習が行われる区域は台湾を取り囲むように6か所設定されていて、沖縄県の与那国島はこのうち1か所から南東に60キロ余りしか離れていません。 軍事演習が始まった4日午後1時以降、与那国島からは周辺の海や空の様子に目立った変化は見られませんでした。 久部良地区の漁港からは4日もふだんどおり、船が漁や外国船の監視に出ていて、与那国島から北に50キロほどの海から戻ってきた男性は「海の様子はふだんと変わらず、中国の船なども見かけませんでした」と話していました。 また、5日に漁に