暮らし 「もう少し息子に才能があれば・・・」長男殺害、 元農水次官の公判で語ったこと - 弁護士ドットコムニュース
「弁護人ではない。“だった”人。はははっ」。突然の弁護団の解任だった。公職選挙法違反(買収など)の罪に問われている前法相の河井克行被告と妻の案里被告の8回目の公判が9月15日、東京地裁であった。閉廷後、記者を前に、克行被告の弁護団だった一人の弁護士がそう自虐的に切り出した。 【写真】河井案里氏 この日、マスクをした克行被告は少し気の抜けたような眼をして入廷。同じくマスクをした案里被告は笑顔を作っているように見えた。公判では検察側の証人尋問があり、公設秘書が「(参議院選の公示前の集会は)案里氏を当選させるための依頼だと思っていた」などと証言。公判は正午過ぎに終わった。 そのわずか15分後、克行被告は弁護団に対し、「申し訳ありませんが、解任させていただきます」と淡々と話したという。 解任理由には公判に対する焦りもあったようだ。今回は100日以内に判決を出すことが求められる「百日裁判」。多い時に
相模原市の障害者施設殺傷事件で、殺人罪などで起訴された植松聖被告(29)は、今も障害者の存在を否定する発言を繰り返している。わたしたちは障害者に対する偏見にどう立ち向かえばいいのか。「トリーチャー・コリンズ症候群」という生まれつき顔に障害のある主人公の少年の学校生活を描いた物語で、映画化もされた「ワンダー」(R・J・パラシオ・作)を翻訳した中井はるのさんに話を聞いた。【くらし医療部・小川祐希】 被告から感じる強い自己愛と正当化 --事件が起きたとき、どのように思いましたか。 中井さん 「何でこんなことが起きたのか」と、自分の気持ちを整理できないほどびっくりしました。自分が元々仕事をしていた施設に押し入って無抵抗の人たちに致命傷を負わせるという植松被告のやり方に、同僚だった職員や入所者に対して何か恨みがあるようにも見えました。 そして、植松被告の自己愛の強さを感じました。植松被告は「障害者は
昭和46年の渋谷暴動事件で、殺人など5つの罪に問われた過激派「中核派」の活動家、大坂正明被告(73)を巡り、25日に東京地裁で開かれた初公判。地裁周辺には朝から大坂被告の支持者が姿を見せるなど、法廷外も異様な空気に包まれていた。 地裁の入り口付近では、朝から裁判所の職員ら10人以上が立ち、周囲に目を光らせていた。今月に入り、インターネット上では大坂被告の支援者によるものとみられるウェブサイトが「民衆の怒りで裁判所を包囲しよう」と呼びかけるなどしており、「不測の事態」に備えて警戒を強化したとみられる。 正門のそばでは、「大坂正明さんは無実です」と書かれたベストを着た年配の男性が通行人にビラを配る姿も。「大坂正明さん救援会」と題したA4サイズのビラには「『殺人罪』をでっち上げられました」とする主張や「改憲・戦争に反対」などの文言もみられた。 拡声器を積んだ軽ワゴン車も現れ、地裁の周囲を走行。後
*************************************************************************************************************************************************************************************************************************************** ************************************************************************************************************************************************************************
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、利用者ら45人を殺傷したとして殺人罪などに問われた元同園職員の植松聖(さとし)被告(30)に対し、検察側は17日、横浜地裁(青沼潔裁判長)の裁判員裁判で死刑を求刑した。検察側は論告で「結果は極めて重大。一方的に就寝中の障害者を殺りくした行為は卑劣、残忍で冷酷無比だ。動機に酌量の余地はない」などと指摘して、極刑以外の選択肢はないと判断した。 【写真特集】公開された「やまゆり園」内部 19日に弁護側の最終弁論などを行って結審し、判決は3月16日の見通し。 論告の前に、殺害された19歳の娘の名を美帆さんと明らかにした母親が意見陳述した。母親は事件後に直面した苦難を振り返り「私たち家族、美帆を愛してくれた周りの人たちはあなたに殺された」と言及。障害者への差別感情を崩さなかった被告を「考えも変えず、1ミリも謝罪された気がしない」と切り捨てた。
36人が死亡し32人が重軽傷を負った戦後未曽有の大事件京都アニメーション放火殺人事件。事件で殺人罪の罪に問われた青葉真司被告(45歳)が第8回の公判で被告人質問に対し声を荒げる場面がありました。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。 コンテンツ制作責任者 おとぼけ(田畑 雄貴) PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のE
2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第42回公判が19日、東京地裁であった。福山市の事務所の責任者だった男性が検察側の証人として出廷し、受け取った60万円の違法性を認めた。日本維新の会の鈴木宗男参院議員からの依頼で陣営に加わったという。 男性は鈴木氏の元秘書で、福山市で会社を経営。河井夫妻との接点はなかったという。法廷での証言によると、参院選前の19年4月に鈴木氏から電話があり、克行被告の妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を支援するよう依頼を受けたため、案里氏の陣営に参加。同市の事務所の責任者となり、当時首相だった安倍晋三氏の秘書と企業などを回り、支援を求めた。 参院選公示を1カ月後に控えた6月8日、案里氏を支援していた元広島県議らと同市内の飲食店で会食。途中で別室に呼び込まれ、克行被告から「いろいろ大変
レバノンの首都ベイルートで、記者会見場に到着したカルロス・ゴーン被告(2020年1月8日撮影)。(c)AFP 【7月4日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が昨年12月、日本からトルコ・イスタンブール経由でレバノンに逃亡した事件で、逃亡に関与したとして起訴された被告7人の初公判が3日、イスタンブールの裁判所で開かれ、裁判所は被告5人の保釈を命じた。現地メディアが報じた。 ゴーン被告は金融不正行為に関連する複数の罪で起訴され、自身のパスポート3冊を弁護団に渡していたにもかかわらず、日本からひそかに出国。イスタンブールの空港でプライベートジェットに乗り換え、レバノンに逃れたとみられている。ゴーン被告は起訴内容を否認し、逃亡以来、レバノンに滞在している。 トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信によると、7被告のうちトルコ
36人が死亡し32人が重軽傷を負った令和元年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第20回公判が4日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で開かれ、処罰感情の立証が続いた。被告が盗作を主張する作品に関する打ち合わせに参加し、事件で負傷した男性社員が「あなた(被告)の名前は一度も出たことがない」と述べ、盗作の事実を重ねて否定した。 この日は遺族らに加え、一連の公判で初めて負傷者も意見陳述した。男性社員は陳述の中で、打ち合わせで被告の名前が挙がったことはなく「(会議の)参加者の中にあなたの小説を読んだ人はいない」と証言。その上で被告の主張は「思い込みだ」と強調した。 事件当日、男性は第1スタジオ1階で被告の犯行を目撃。侵入者に気付いてさすまたを手に取った際、爆発に巻き込まれてやけどを負った。今も犯行を防げなかったことへの罪悪感にさいなまれているとし
《東京・池袋で平成31年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、松永真菜(まな)さん=当時(31)=と長女、莉子(りこ)ちゃん=同(3)=が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)の公判が21日、東京地裁(下津健司裁判長)で始まった。この日は真菜さんの夫、拓也さん(34)ら遺族が被害者参加制度を利用して被告人質問を実施する》 《午後1時半ごろ、飯塚被告が弁護人に車いすを押され、軽く一礼しながら入廷した。松永さんはすでに検察官席に着席している。裁判長はきょうの公判で松永さんら3人が質問することを確認。傍聴席から「声が小さくて聞こえない」との声が上がり、裁判長が改めて説明し直す。飯塚被告が車いすを押されて証言台に向かうと、松永さんが質問事項を書いた紙を手に立ち上がった》 松永さん「被害者参加人の松永拓也から質問します。妻
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=の不審死から約6年。殺人などの罪で起訴された元妻、須藤早貴被告(28)が事件前、別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪の初公判が10日、和歌山地裁で開かれる。殺人罪の審理は開始の見通しが立たず、黙秘しているとされる被告。法廷で何を語るのか注目される。 金融や酒類販売業などで財を成し、女性関係を赤裸々につづった著書で話題を集めた野崎さんは、平成30年2月に被告と結婚。県警などによると、同5月、自宅で倒れた状態で見つかり、体内から致死量を超える覚醒剤成分が検出された。遺体に注射痕はなく、野崎さんがよく飲んでいたというビールの瓶約2千本からも、覚醒剤成分は確認されなかった。 起訴状によると、被告は27年3月から28年1月にかけて3回にわたり、札幌市の男性=当時(61)=から海外留学の準備金などの名目で計約29
2019年7~8月、茨城県をはじめ、愛知県や静岡県の高速道路で“あおり運転”を行ったとして強要などの罪に問われている会社役員・宮崎文夫被告(44)の初公判が7月27日、水戸地裁で開かれた。宮崎被告は起訴内容をすべて認め、「日本中を恐怖の渦に巻き込んだ責任を痛感しております」と頭を下げた。 当時はあおり運転そのものを処罰する法律がなかったが、この事件をきっかけに厳罰化を求める声が高まり、2020年6月に道交法と自動車運転死傷処罰法が改正された。道交法ではあおり運転を「妨害運転」と規定し、逆走、急ブレーキ、急な車線変更、ハイビーム、執拗なクラクション、幅寄せ・蛇行など10項目を対象とした。罰則は最高で5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せるようになった。 「週刊文春デジタル」では、あおり運転などの迷惑行為を繰り返していた宮崎被告の人物像について事件直後から詳しく報じていた。当該記事3本
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、利用者ら19人が殺害され、26人が負傷した事件で、殺人罪などに問われた元同園職員、植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判が8日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で始まる。事件当時の責任能力の有無や程度が最大の争点になる。「障害者は不幸をつくる」という差別的な考えから事件に及んだとされる被告が、被害者の家族らが見つめる法廷でどのように事件と向き合うかも注目される。 事件後の精神鑑定で被告は自分を特別な存在と思い込む「自己愛性パーソナリティー障害」と診断された。人格障害の一つだが、一般的に物事の善悪を判断して行動をコントロールすることは可能とされ、検察側は完全責任能力があると判断して被告を起訴した。 この記事は有料記事です。 残り644文字(全文972文字)
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
10代の孫にわいせつな行為をしたとして、強制性交などの罪に問われた甲賀市の男の第2回公判が10日、大津地裁(大森直子裁判長)で開かれ、男は「身に覚えがない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。 起訴状によると、男は昨年8月、同市の自宅で、当時14歳の孫の後頭部を手でつかむなどし、脅迫した上でわいせつな行為をした、としている。 検察側は冒頭陳述で、「中学3年の夏休みに男の自宅を訪れた被害者がベッドに座り携帯電話で動画を見ていたところ、帰宅した男が犯行に及んだ。被害者は言う通りにしなければ解放されないと思い、拒否することを諦めた」とした。 男は11月18日の初公判で、今年3月に被害者の体を無理やり触ったとする強制わいせつの罪についても「身に覚えがない」と無罪を主張した。検察側は、被害者が小学5年の頃から性的虐待を繰り返していた、と指摘した。
独政府の転覆を企てたとして起訴されたハインリヒ13世ロイス公が出廷した/Thomas Lohnes/Getty Images (CNN) ドイツ政府の転覆を企てたとして起訴された貴族の男が21日、裁判所に出廷した。極右による議会襲撃計画を明らかにする大規模公判の一環。 企てを主導したとされているのはハインリヒ13世ロイス公(72)で、政権転覆後にドイツの国家元首に就任する計画だった。 ロイス公は他の8人の被告とともに、フランクフルトに特設された厳重警備の法廷に出廷した。この中には司法相就任をもくろんでいたとされる元判事、ビルギット・マルザック・ビンケマン被告も含まれる。 反逆罪に問われている首謀者9人は連邦議会議事堂を襲撃し、シュタンマイヤー大統領を拉致することで、暴力を通じドイツ帝国を復興する計画だったとみられている。 21日に始まった公判はシュツットガルトとフランクフルト、ミュンヘンで
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
河井克行、案里夫妻(C)朝日新聞社 昨年の参院選で広島県内の首長、県議、市議ら100人に2900万円あまりをばら撒き、公職選挙法違反(買収)で逮捕、起訴された元法相で衆院議員の河井克行被告と妻で参院議員の河井案里被告。克行被告が9月15日、自身の弁護士を解任し、東京地裁での公判がストップして、1か月近くが経過した。今も、克行被告の公判再開のメドはたっていない。 公職選挙法違反事件で「100日裁判」として迅速な審理が求められ中、案里被告のみの公判が進む日々だ。克行被告は東京地裁に来ることはなく、ずっと東京拘置所で収容されている。 「克行被告は体重が15キロほど減ったそうだ。安倍前首相から菅首相に代わり、解散総選挙が近いと焦って、なんとか保釈をとりたいと弁護士に談判。しかし、否認を続けているのでむつかしいと弁護士から言われて、ブチ切れて解任してしまったと聞いている。今、新しい弁護士を探している
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
Published 2023/11/20 07:00 (JST) Updated 2023/11/20 07:17 (JST) 日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告(69)の逮捕から19日で5年となった。起訴内容を否認しながらも保釈が実現し、認めないと勾留が長引く「人質司法」の改善に期待が高まったものの、その後、保釈率は向上していない。最新のデータでは、身柄を拘束された被告が起訴内容を否認している場合、初公判前の保釈は1割強にとどまることが判明。刑事弁護に詳しい弁護士は「長期拘束の問題は解決していない」と批判する。 データは最高裁の内部資料で、2021年のもの。それによると、罪状を認めていれば約26.3%が初公判前に保釈されたのに対し、否認の場合は約12.2%にとどまった。 さらに、公判前整理手続きの有無で比べた場合、手続きを実施した方が保釈率が低く、複雑な事件で否認するほど勾留が長引く現
冤罪(えんざい)からの救済という再審制度の趣旨からすれば、検察の対応は理解しがたい。 袴田巌さんの再審公判で、検察側は有罪を主張し、立証を進める方針を明らかにした。 1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で、80年にいったんは死刑が確定したが、今年3月に再審の開始が決まった。 過去に死刑確定後、再審公判が開かれた4人は、いずれも無罪となっている。袴田さんにも、無罪が言い渡される公算が大きい。 事件から57年がたつ。袴田さんは87歳になった。再審請求人の姉秀子さんも90歳である。 検察側が有罪を主張すれば、弁護側も逐一反論することになる。専門家らの証人尋問を実施する可能性もあり、公判は長期化が避けられない。 再審開始の決め手になったのは、犯人のものとされた衣類に付いていた血痕の色だ。事件の1年2カ月後、みそタンクの中から発見された。 東京高裁は弁護側の鑑定を踏まえ、みそに1年以上漬かれ
河井克行元法務大臣の公選法違反事件の公判、3月23日から始まった被告人質問で、克行氏は、議員辞職の意向を示したのに加えて、それまで全面的に否認し無罪を主張してきた公選法違反の事実を「一転して」認めたかのように報じられた。そして、4月1日、克行氏の議員辞職が国会で認められた。 河井案里氏が有罪確定で当選無効になったのに加えて、克行氏も「罪を認め」議員辞職したことで、この事件は「一件落着」だと思っている人が多いかもしれないが、それは全くの誤りである。その後も続いている克行氏の公判での被告人質問では、4月8日告示の、案里氏当選無効に伴う参議院広島選挙区での再選挙に、そして、自民党本部の選挙対応にも重大な影響を与えかねない供述が行われているのに、マスコミでは、ほとんど報じられていない。 【河井元法相・公選法違反公判、いったい何を「一転認めた」のか】でも述べたように、克行氏の供述内容は、 「河井案里
《相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年、入所者ら45人を殺傷したなどとして、殺人罪などに問われた元職員、植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判の初公判は検察官の冒頭陳述を終え、弁護側の陳述に入る。午前の公判で暴れた植松被告は不在のままで、弁護人が植松被告の生い立ちなどを語っていく》 弁護人「植松さんの犯行の事実は争いません。大変痛ましく、重大な事件でもあります」 《弁護人はこう切り出すと、裁判員を見据え呼びかけた》 弁護人「どうしても腑(ふ)に落ちないことがあります。植松さんはなぜ、どうして、このように重大なことをしたのか。(植松被告の)責任能力を取り上げたいと思います」 《弁護側は、植松被告が常用していた大麻の影響を指摘した。大麻精神病によって、善悪の判断や行動ができなかったとし、責任能力を否定した》 弁護人「何らかの精神障害が犯行に影響を与えたと判断していただく必要が
36人が死亡、32人が重軽傷を負った京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第5回公判が13日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で開かれた。前回審理に引き続き被告人質問があり、青葉被告は事件の2年前、京アニ主催の「京都アニメーション大賞」に応募した小説が落選した際、「裏切られた気分。それはないんじゃないかと感じた」などと述べた。 青葉被告は11日の被告人質問で、09年創設の京アニ大賞を「上りのエスカレーター」と表現。16年9月に短編「仲野智美の事件簿」、同年11月に長編「リアリスティックウエポン」を京アニ大賞に応募したがいずれも落選した。当時の心境を問われた青葉被告は「こんなに頑張っていたのに通らなかったのはがっかりした」と述べた。さらに弁護人から「誰が落選を決めたのか」と尋ねられると、青葉被告は十数秒ほど沈黙した後
スーダンの首都ハルツームの裁判所で被告席に座るオマル・ハッサン・アハメド・バシル前大統領(中央、2019年8月19日撮影)。(c)Ebrahim HAMID / AFP 【8月20日 AFP】スーダンで4月に失脚したオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領の収賄罪を問う初公判が19日に開かれ、捜査当局は、前大統領が複数のサウジアラビア王族から計9000万ドル(約96億円)の現金を受け取ったと供述していると述べた。 30年にわたり独裁体制を敷いていたバシル前大統領はダルフール(Darfur)紛争に関与したとして、国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)によって戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイド(大量虐殺)など多数の罪で起訴されているが、今回の裁判では収賄罪のみが問われている。 数か月にわ
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
籠池被告「反省している」=一部不正受給認める-補助金詐欺事件公判・大阪地裁 2019年08月28日13時16分 学校法人森友学園をめぐる補助金詐取事件で、詐欺罪などに問われた前理事長籠池泰典(66)、妻諄子(62)両被告の公判が28日、大阪地裁(野口卓志裁判長)であり、被告人質問が行われた。籠池被告は大阪府からの補助金の不正受給を一部認め、「反省している」と述べた。 佐川氏ら再び不起訴、捜査終結=森友文書改ざんなど 公判で籠池被告は、国からの補助金については無罪を主張しており、諄子被告も無罪を訴えている。 被告人質問で籠池被告は、府からの不正受給を認めるか弁護人に問われ、「おっしゃる通り」と認めた。動機については「教育のレベルを下げてはならない。人員が欠落して補助金が減るのはいかがなものかと思った」と説明。「やってはいけないことをしたと認識しており、反省している」と述べた。 受給した補助金
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く