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内田樹の検索結果441 - 480 件 / 727件

  • 内田樹さんが中高生に伝えたい、ポストコロナ期の仕事について|じんぶん堂

    記事:晶文社 内田樹編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』 書籍情報はこちら 最初に仕事の話をします。これから仕事はどうなるかということです。 中学生高校生にとって喫緊の問題は、「これからどういう専門分野の知識技術を身につけて、先行きどういう仕事に就いたらいいか?」ということです。政治がどうなるとか、経済がどうなるとか、人口減少がどうなるとかいう大きな話をするより先に、順序としてはより身近な就職の話から始めましょう(でも、ほんとうを言うと、就職の話をきちんとするためには、未来のほとんどすべての領域についてある程度たしかな予測を立てておかないといけないんです)。 みなさんの多くはこれから受験を控えているわけですけれど、どんな専門領域に進学「したい」のかという「好き/嫌い」とは別に、どんな専門領域に進学したら「食える/食えない」ということを考えていると思います。もちろん「好きなことをして食える

      内田樹さんが中高生に伝えたい、ポストコロナ期の仕事について|じんぶん堂
    • 「ゆるい共同体」だったらつくることができる【内田樹さんインタビュー】(前編) | D×Pタイムズ | 認定NPO法人D×P(ディーピー)

      D×Pが取り組む社会課題は、「10代の孤立」です。彼らは大人に比べると経済的資本など使えるリソースや選択肢が限られています。経済的困難・家庭内不和・不登校など、さまざまな困難が重なると、生活が立ちゆかなくなったり、安心できる場や所属先を失ったりと孤立しやすい状況が生まれます。 頼れる人とのつながりをなくし孤立した状況になると、社会にあるさまざまなセーフティネットへ辿り着くことも難しくなります。D×Pは、困難な環境下にある若者たちにセーフティネットと機会を提供するために、LINE相談事業や大阪ミナミの繁華街にユースセンターをつくり活動しています。 そもそもなぜ若者が孤立する現代の状況が生まれたのでしょうか? 今回は数多くの本を執筆しながら、合気道の道場兼哲学の寺子屋である「凱風館」を主宰する思想家の内田樹さんにお話を伺いました。そしてその解決策を探っていきます。 自己責任は「貧乏くさい」 ─

        「ゆるい共同体」だったらつくることができる【内田樹さんインタビュー】(前編) | D×Pタイムズ | 認定NPO法人D×P(ディーピー)
      • 農文協・農業書センター(東京) 牛の結び方から百姓一揆まで、神保町の中心で叫ぶ「農! と言える日本」|好書好日

        「食べ物にちなんだ書店を取材しているなら、うちにも来てみないか」 昨年の暮れ、友人のりっちゃんからこんなDMが届いた。彼女が働いている農文協・農業書センターは農業書の専門書店で、全国の農家で読まれている「月刊 現代農業」の版元・農山漁村文化協会(農文協)が運営している。今から15年ほど前の話になるが、食べ物にちなんだ雑誌の編集者だった頃、よくお世話になっていた雑誌だ。 これまで果物 →魚 →甲殻類 →野菜のお菓子を店名にした本屋を訪ねてきたが、真打ち登場といった感じがする。年が明けたある日、店がある神保町に向かった。 野菜の本と野菜のタネが一緒に並ぶ 左下の方に赤字で「タネ」とあるのがおわかりいただけただろうか。 以前は神保町交差点の、岩波書店ビルの隣にあったが、九段下方面に移転したという。古書店を眺めながら歩くこと約5分。某チェーン系カフェが入るビルの2階に、農文協・農業書センターがあっ

          農文協・農業書センター(東京) 牛の結び方から百姓一揆まで、神保町の中心で叫ぶ「農! と言える日本」|好書好日
        • アメリカ大統領選を総括する - 内田樹の研究室

          ある媒体にインタビューを受けて、アメリカ大統領選について総括的なコメントをした。少し言い足りないところがあったので、それを追加して、前半だけ採録しておく。 当選確定後、バイデンは自分に投票しなかったトランプ支持者にもひとしく配慮すると約束しました。トランプに投票した人は7380万人。浮動票を除いてもトランプのコアな支持者が今もアメリカ国内には数千万人いるということです。バイデンは彼らの立場や要求にも配慮しながら統治を進めなければいけない。困難な仕事になると思います。 それはアメリカ社会はどのようなものであるべきかについて、その「アイディア」によって現在の国民的分断がもたらされているからです。僕はそれを「自由」と「平等」のどちらをアメリカの本質的な理念に掲げるか、その選択の違いによるものではないかと考えています。それについて少し説明します。 まず第一に確認して欲しいことは、そもそもアメリカの

          • 日刊ゲンダイ「コロナ後の世界」 - 内田樹の研究室

            「コロナ禍によって、社会制度と人々のふるまいはどう変わるのか?」ここしばらく同じ質問を何度も向けられた。「変わるかも知れないし、変わらないかも知れない」というあまり役に立たない答えしか思いつかない。でも、それが正直な気持ちである。 2011年の3・11の後にも「これで社会のあり方も人々の価値観も変わるだろう。変わらないはずがない」と思ったけれど実際にはほとんど変わらなかった。環境が激変し、新しい環境への適応が求められても「変わりたくない」と強く念じれば、人間は変わらない。そして、生物の歴史が教えるのは、環境変化への適応を拒んだ生き物の運命はあまりはかばかしいものではないということである。 今の日本ははっきり言って「はかばかしくない」。それは環境が大きく変化しているにもかかわらず、日本人集団がそれに適応して変化することを拒んでいるからである。 日本人が直面している最も直接的な環境的与件は人口

            • 内田樹氏、「断韓」を中刷りにした週刊ポストに怒ったわけ(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース

              神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏に『週刊ポスト』の嫌韓的記事の特集を入り口に、横行する排外主義などについて聞いた。内田氏は背景に、中国など独裁国家の経済的成功があるという。(聞き手は角田裕育) ――今回の『週刊ポスト』の嫌韓的排外主義的な記事の見出しに憤りを表明し、今後は一切寄稿しないと宣言されました。しかし『週刊ポスト』関係者は記事の内容は数号前から変わっていないのにと考えているようです。 内田樹氏(以下内田) 週刊ポストの実売は35万部、記事の詳細にまで眼を通す人は多くありませんが、新聞広告の見出しや中づり広告はその数十倍の人の目に触れます。そして、多くの人は見出しで世論の潮目を判断する。 日本には五十万の在日韓国・朝鮮人の人がいます。「韓国なんていらない」という文字列を見たら、どれほど不安な思いに駆られるか。見出しだけで判断するな、記事の詳細を読んでから文句を言えという人がいますが、

                内田樹氏、「断韓」を中刷りにした週刊ポストに怒ったわけ(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース
              • Mからの手紙 - 内田樹の研究室

                旧友のフランス人M***から久しぶりのメールが届いた。不思議な内容の依頼だった。僕たちは昔ある大学でフランス語の教師として一緒に働いていた。うちの娘と同年のお嬢さんがいて、娘たち二人はすぐに仲良くなった。それもあってそれから家族ぐるみで付き合うようになった。僕が神戸に移った年に「フランスに遊びにおいで」と誘ってくれたので、一夏を彼の故郷に近い南仏の海岸で過ごした。 彼は日本を舞台にした「伊藤さん」という短編集を書き上げており、それを日本で出版したいというので、僕がそれを翻訳することになった。その夏は海岸で二人で草稿の上で「これはどういう日本語に訳したらいいんだろう」というようなことを話していた。 『伊藤さん』はウェルメイドな短編集だったけれど、無名のフランス人の小説を出版してくれるところは日本には見つからず、その本は結局フランスの出版社から出ることになった。残念ながら、それほど注目されず、

                • 村上文学の意義について - 内田樹の研究室

                  毎年この時期になると村上春樹さんのノーベル文学賞受賞を祝う「予定稿」を書く。最初に頼まれたのは15年ほど前になる。この世に「予定稿」というものがあることをその時に知った。たしかにニュースが飛び込んできてからでは長い原稿を書く余裕はない。だから予定稿が用意される。これは没になってもちゃんと原稿料は頂ける。「去年と同じものでも構いませんよ」と担当記者は言ってくれるのだが、それでは相済まないので、毎年ちょっとずつヴァージョンアップしたものを書き送る。 以前、『村上春樹にご用心』という本を出した時に、その前年に書いた予定稿をそのまま掲載したことがある。そのようなふざけたものを活字にするなとある文芸評論家にずいぶん叱られた。でも、「起きたこと」について「どうしてそれは起きたのか」を解釈するのと同じくらいに「起きてもよかったはずなのに起きなかったこと」について「どうしてそれは起きなかったのか」について

                  • 八代弁護士デマ正当化/各界から批判広がる

                    八代英輝弁護士が13日放送のTBS番組「ひるおび!」で、「共産党はまだ暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」(10日放送)とした自身のデマ発言について、撤回するどころか「閣議決定された政府見解に基づいたもの」と正当化したのに対し、ネット上で各界識者や政治家などから批判の声が広がっています。 元文部科学省事務次官の前川喜平氏は、ツイッターで「八代英輝氏は、共産党に関する虚偽発言について、きちんとした謝罪と訂正を行い、責任をとって番組を降板すべきだ」と厳しく批判しました。 立憲民主党の有田芳生参院議員は、「政府見解などまったく関係ありません。野党共闘を混乱させ、破壊する意図があります」と指摘。 同党の小西洋之参院議員は、「政府見解を常に全面肯定するなら、法律専門家ではなく『権力の顧問弁護士』と名乗るべきでは?」と皮肉りました。 社民党公式ツイッターアカウントも、閣議決定は「あくまで時の政

                    • 創作物の「適正な対価」の話 - いつか電池がきれるまで

                      www.msn.com 『ブルシット・ジョブ』を読んだばかりだったので、この訃報には驚くのと同時に、すごく残念な気持ちになりました。 『ブルシット・ジョブ』は、邦訳が出たのが最近なだけで、英語版は2018年の5月に出ているのですが。 仕事の内容と報酬の乖離、というのは、僕にとっても、長年のわだかまりが詰まったテーマではあるのです。 研修医時代には「なんでこんなに働き詰めなのに、この安月給なの?」と思っていましたし、最近は「このくらいの仕事で、こんなにもらっても良いのだろうか?」なんて考えることが増えています。だから多い分は返却するとか寄付する、というわけでもないんですけどね。 blog.tinect.jp 最近、『はてなブログ』のトップページで紹介されていた、この記事を読みました。 www.from-estonia-with-love.net まあ、内容に関しては「これを『ニューズウィーク

                        創作物の「適正な対価」の話 - いつか電池がきれるまで
                      • 憲法の話 - 内田樹の研究室

                        以下に引用するのは、2007年の憲法記念日に毎日新聞に寄稿した文章である。書いてから14年経つけれど、憲法をめぐる政治状況も言論状況も1ミリも深化していないことに愕然とする。 改憲の動きが進んでいる。一部の世論調査では、国民の6割が改憲に賛成だそうである。大学のゼミでも「もうすぐ憲法が改正されるんですよね」とあたかも既成事実であるがごとくに語る学生がいて驚かされた。 九条第二項の政治史的意味についての吟味を抜きにして、「改憲しないと北朝鮮が攻めてきたときに抵抗できない」というような主情的な言葉だけが先行している。 私は改憲護憲の是非よりもむしろ、憲法改定という重大な政治決定が風説と気分に流されて下されようとしている、私たちの時代を覆っている底知れない軽薄さに恐怖を覚える。 改憲とは要すれば一個の政治的決断に過ぎず、それが国益の増大に資するという判断に国民の過半が同意するなら、遅滞なく行うべ

                        • 特集ワイド:菅政権発足3カ月 「株式会社化」する日本 思想家・内田樹さん | 毎日新聞

                          議論避け、逆らえば左遷 「長期的には日本全体の国益を損ねる」。思想家で武道家の内田樹・神戸女学院大名誉教授(70)が今年10月、菅義偉政権の日本学術会議任命拒否問題を巡り、記者会見で述べた言葉である。政権発足から3カ月で内閣支持率は急落し、短期的にも民心が離れつつあるように見える。内田さんは、この状況をどう捉えているのだろうか。 喫緊の課題である新型コロナウイルス対策を巡り、専門家が強く求めていた「GoToトラベル」の一時停止について、菅首相はようやく年末年始を対象外にすると決断した。「感染対策と経済対策の二兎(にと)を追う者は一兎(いっと)をも得ずの典型例で、目的と手段の関係性が明らかでない。対策がない、ビジョンがない、哲学がない」 毎日新聞と社会調査研究センターが今月実施した全国世論調査で、内閣支持率が11月の57%から40%に大幅に下落し、報道各社の世論調査でも支持率は軒並み落ち込ん

                            特集ワイド:菅政権発足3カ月 「株式会社化」する日本 思想家・内田樹さん | 毎日新聞
                          • 教育と産業のメタファー - 内田樹の研究室

                            福島みずほさんとオンラインで対談した時、「教育を語る語彙は、その時代の基幹産業で用いられる語彙が流用される」という話をした。農業が基幹産業だった時代には、教育は農業の用語で語られ、工業の時代には工業の用語で語られる。そして、最近になってついに教育が金融の用語で語られるようになった。むろん無意識にやっていることだけれども、教育の制度設計をしている人間たちは、自分たちがどれくらいに限定された語彙と限定された思考を強いられているのか気づくべきだと思う。 その配信を見ていた朴東燮先生から、この論件についてまとめて書いたものを読みたいというリクエストがあったので、いま校正中の想田和弘監督との対談本の当該箇所を抜き出して送った。それをここに採録しておく。 大学に初めて導入されたときから、シラバスは日本の教育に合わないと思いました。欧米の人にとっては有効かも知れません。でも、日本の教育は伝統的な「なんと

                            • 韓国メディアの悩み - 内田樹の研究室

                              3年ぶりに講演旅行のために韓国を訪れた。手続きがずいぶん煩瑣になったが、久しぶりに韓国の友人たちと久闊を叙すことができた。 二泊三日で二都市での講演というハードなスケジュールだったが、今回はソウルでのインタビューのあと、新聞記者たちとの懇談会というイベントがあった。ご飯を食べながら、若い女性記者たち6人と韓国のメディアの現況をめぐっておしゃべりをした。 そのうち記者たちからのあれこれの質問に私が答える「身の上相談」タイムになってしまった。どの質問もとても面白かった。日韓のメディアが直面している問題は本質的には同じものだと感じた。 最初の質問は「リテラシーの低い読者にも分かるように書け」と先輩記者から指示されるのだが、そうするとどんどん記事が薄っぺらなものになってしまう、どうしたらよいのかというものだった。 同じことを私もよく言われた。難しい言葉を使い過ぎる。ふつうの読者にも分かるように書き

                              • 終らない南北対立 - 内田樹の研究室

                                こちらはその地方紙に8月に書いたもの。南軍旗について。 少し前に、米国防長官が軍関連施設での「南軍旗」の使用禁止を通達した。BLM運動の広がりを受けて、奴隷制度存続を掲げた南部連合軍旗の軍施設内での掲揚は人種差別を肯定するものと受け止められかねないと判断したのである。 政治的には正しい判断だと思うけれど、私が記事を読んで驚いたのは、いまだに軍施設内で南軍旗が掲揚されていたことを知ったからである。 ハリウッド映画では、南軍旗が壁に掲げてあるバーでは必ずカントリー音楽が流れ、テンガロンハットをかぶってブーツを履いた男たちが、マルボロを吸い、瓶から直接ビールを飲んでいる。都会から来た車を煽ったり、若い女性を拉致したり、撃ち殺したりするピックアップトラックにはたいてい南軍旗のステッカーが貼ってある。 そういう映画的定型になじんできたせいで、南軍旗というのは米国内どこでも後進性や暴力性の記号とみなさ

                                • ❄️現代文 「届く言葉」(高1) - わくわく寺子屋

                                  わくてら、始めます✨ 今日は、随想。 「届く言葉」   内田 樹 題名から、ときめくね〜♪ 筆者のものの見方や感じ方、表現に注意して随想(随筆、エッセー)を読んでみよう💡 相手に『届く言葉』と『届かない言葉』の違いについて、対比的に書かれた随想を読み取る! まずは、段落分けでそれぞれの構成を見てみようね! 第一段落・・・説明のうまさに驚嘆した経験 第二段落・・・説得力のある言葉 第三段落・・・「内向きの言葉」と「外に向かう言葉」 第四段落・・・「届く言葉」と「届かない言葉」の違い 「届く言葉」であるか、そうでないかは、修辞的に美しいとか、論理的かどうかなどということとは無関係である。 「届く言葉」と「届かない言葉」の違いは、 大勢の人に受信され、理解されることを強く求めて、「情理を尽くして語る」言葉、できるだけ多くの人に、できるだけ正確に、自分の言いたいことを伝えようという必死さが、言葉

                                    ❄️現代文 「届く言葉」(高1) - わくわく寺子屋
                                  • 『三島由紀夫vs東大全共闘』の茶番に熱狂した人たちへ |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                                    新型コロナウイルスは総理大臣に忖度しない。そして現在の日本が三流国家になってしまったという事実を誰の目にも明らかにしてしまった。政府の対応は後手後手で、海外メディアからも叩かれる始末。支持率も急降下中。周辺の熱烈な応援団も泥船から逃げ出した。そこから見えて来たのは「今だけ」「カネだけ」「自分だけ」といった思考停止した連中の利権構造だった。安倍政権の危険性を当初の段階から鋭く指摘してきた作家適菜収氏が新刊『国賊論〜安倍晋三と仲間たち』で、その背景をすべて暴く‼️ ■新潮社カメラマンが映し出した「ショー」としての本質 先日、ドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』が公開された。 1969年5月13日、作家の三島由紀夫と東大全共闘の学生が開いた討論会の様子を当時の関係者、現代の文学者、ジャーナリストなどの証言を織り交ぜながら紹介したもの。 映画のトレーラーを見ると、小説家

                                      『三島由紀夫vs東大全共闘』の茶番に熱狂した人たちへ |BEST TiMES(ベストタイムズ)
                                    • 内田樹氏『自粛しろ』に違和感…「他人に向かって命じる権利も罰する権利も誰にもない」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

                                      フランス文学者で神戸女学院大名誉教授の内田樹氏(69)が29日、自身のツイッターで、他人に向けて「自粛」を求めることについて強い違和感を訴えた。 「GWを迎えて『外出自粛』が言われていますけれど、どうしても遠出しなければならない事情の人だっているはずです」と大型連休中に急を要する長距離移動をする場合の行動の在り方について懸念した。 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言では外出自粛要請までに限定されており、欧米諸国のように罰則規定のある外出禁止令を発動することはできない。そこで「『自粛』は自己決定することです。他人に向かって『自粛しろ』と命じる権利も罰する権利も誰にもありません」と訴えた。

                                        内田樹氏『自粛しろ』に違和感…「他人に向かって命じる権利も罰する権利も誰にもない」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
                                      • 末永恵氏のJBpress掲載シンガポール ヘイト記事 - 今日もシンガポールまみれ

                                        "アンチ シンガポール"な人たち シンガポールウォッチャーのうにうにです。シンガポール在住者でもあります。 シンガポールは経済的に成功している都市国家ですが、その一方で政治体制に強いリーダーシップの特徴があるため、「シンガポールすげぇ」なヨイショがいる一方で、「明るい北朝鮮」を連呼するシンガポールアンチも入り乱れた評価が、日本にはあります。 ネットメディアでシンガポールアンチを繰り返しているライターが末永恵氏。末永恵氏は、『成長の原動力だった移民を排斥へ』(実際は外国人数増)という事実誤認や、『シンガポール ジカ熱が低迷経済を直撃、少子化に拍車』(2018年の出生数は前年比600人減とほぼ同数)との不思議な主張を、これまでもシンガポールにされています。他には、「シンガポール王朝」などと揶揄する大塚智彦氏などもいます。なぜか、両者とも元産経新聞記者とのことですが、きっと偶然なんですよね。 末

                                          末永恵氏のJBpress掲載シンガポール ヘイト記事 - 今日もシンガポールまみれ
                                        • 『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ(末延弘子・訳): 推しとの歳の差、1006歳 - トーキョーブックガール

                                          [Asioita jotka saavat sydämen lyömään nopeammin] どうしたらいいかわからないこと。 三十八歳にもなって実家の二階にある自分の部屋に移ること。 六十三歳になる父に、部屋を引き渡すために七時間かけてすみずみまで一人で掃除をさせること。 しまいには父と手まねで喧嘩すること。 清少納言を求めて、フィンランドから京都へ 作者:ミア・カンキマキ 草思社 Amazon フィンランド人の「私」(著者)の10年来の推しは、900年代の京都に生きた清少納言。『枕草子』の英訳を大学で読んで、夢中になったのだ。なんとなく人生が行き詰まっているような、飽き飽きしているような気持ちを抱えていた「私」は思い切って長期休暇制度を利用し、京都で暮らすことにする。清少納言は何を見て、何を感じて生きていたのか、知るために。 本書はそんな「私」の1年、東日本大震災などさまざまな予想

                                            『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ(末延弘子・訳): 推しとの歳の差、1006歳 - トーキョーブックガール
                                          • 内田樹が観た、ドラマ『Pachinko パチンコ』──日本を舞台にしながら、日本で黙殺される理由とは?

                                            内田樹が観た、ドラマ『Pachinko パチンコ』──日本を舞台にしながら、日本で黙殺される理由とは? 在日コリアンの歴史を数世代にわたり描くドラマ『Pachinko パチンコ』を内田樹さんが観た。日本人が目を背けてきた歴史を明るみに出すエンタメ作品が示すものとは。

                                              内田樹が観た、ドラマ『Pachinko パチンコ』──日本を舞台にしながら、日本で黙殺される理由とは?
                                            • 軽井沢デイドリームー呉座勇一氏のもう一つの所属先「信州大学社会基盤研究センター」の謎を追う~その弐~ - 亀田俊和検証委員会

                                              ・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。 ・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。 kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com 「匿名で悪口スクショが続々と…」呉座勇一氏“中傷投稿”問題、渦中の北村紗衣氏が語る顛末 | 文春オンライン 自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重み」 | 文春オンライン 知識人「言論男社会」の深すぎる闇…「呉座勇一事件」の背景にあったもの(後藤 和智) | 現代ビジネス | 講談社(1/7) 令和三年・呉座の乱:ロマン優光連載183 (202

                                                軽井沢デイドリームー呉座勇一氏のもう一つの所属先「信州大学社会基盤研究センター」の謎を追う~その弐~ - 亀田俊和検証委員会
                                              • 複雑系と破壊のよろこび - 内田樹の研究室

                                                年頭にはよく「今年はどうなる」という予測を求められる。予測が外れても失うほどの知的威信もないので、気楽に予測を語ってきた。十年スパンの国際情勢についての予測などはそこそこ当たるけれど、一年くらいのスパンでの政治についての予測はだいたい外れる。それは政治が複雑系だからである。 「複雑系」というのは「北京で蝶がはばたくと、カリフォルニアで嵐が起きる」というカラフルな喩えから知れるように、わずかな入力差が巨大な出力差として現象するシステムのことである。そして、政治や経済は複雑系である。 ロシアのウクライナ侵攻はプーチン大統領の脳内に兆した「主観的願望」がスイッチになった。冷静なテクノクラートが側近にいて「大統領、それほど簡単にウクライナは降伏しませんよ。長期戦になるとロシアは失うものが多すぎます」と諫言していれば、プーチンも再考したかも知れない(しなかったかも知れない)。でも、この選択によって世

                                                • 内田樹「万博中止と政権交代は毎日一回唱えます。言葉って繰り返してゆくうちに呪力を発揮します」 : 痛いニュース(ノ∀`)

                                                  内田樹「万博中止と政権交代は毎日一回唱えます。言葉って繰り返してゆくうちに呪力を発揮します」 1 :名無しさん@涙目です。(愛媛県) [US]:2024/05/18(土) 12:06:11.31 ID:dIpYd3kS0●.net 「万博中止」と「政権交代」は毎日一回は唱えて、Twitterに書いておくようにします。言葉って繰り返してゆくうちに固有の「呪力」を発揮しますから。 https://t.co/kxJVeMoZRH— 内田樹 (@levinassien) May 16, 2024 4: 警備員[Lv.5][新苗](茸) [PT] 2024/05/18(土) 12:07:00.94 ID:4INwlCf10 宗教かな 12: 警備員[Lv.40][苗](ジパング) [ニダ] 2024/05/18(土) 12:10:19.20 ID:xVI+lMuo0 痴の巨人 13: 名無しさん@

                                                    内田樹「万博中止と政権交代は毎日一回唱えます。言葉って繰り返してゆくうちに呪力を発揮します」 : 痛いニュース(ノ∀`)
                                                  • 品が良いとは悪いとは - 内田樹の研究室

                                                    というお題を頂いた。よく考えると不思議な論題である。そんなの「わかりきったことじゃないか」と思ったからである。でも、これをあえて主題的に論じて欲しいと求められたのは、「品のよしあし」が「わかりきったこと」ではもうなくなったという現実を映し出しているのだと思う。たぶん編集者のどなたかが、誰かの言動について「品が悪いなあ」という印象を述べた時に、「あなたいま『品が悪い』と言われたが、それはいったいどのような客観的根拠に基づく言明なのですかな。『品が良い/悪い』の判定ができるというなら、その基準をただちに開示せよ」というようなことを言い立てられて、気鬱になったというようなことがあったのであろう。 最近はそういうことが多い。いちいち「個人の感想ですが」とか「写真はイメージです」とかお断りを入れないとうるさく絡んで来る人がいる。 これは「ポストモダン」固有の知的荒廃の現れではないかということをアメリ

                                                    • 平時と非常時 - 内田樹の研究室

                                                      毎年11月は韓国講演旅行に行っているけれど、今年はコロナで中止になった。その代わりにZOOMで日韓を繋いで、いつも通訳をしてくれる朴東燮先生にMCと通訳をお願いして、日韓のオーディエンスに向けて、11月2日と3日に「ポストコロナの社会」について90分の講演をした。 3日の講演では「平時と非常時」について話した。忘れないうちにどんなことを話したか記録しておく。 オーディエンスから事前にもらった質問票には次のような質問が含まれていた。 「市民が享受している自由と感染症対策としての自由の制限の矛盾をどう考えるべきですか?」 「ふだんはリベラルな人が政府や知事の要請する行動制限に従うのはおかしいという人がいますが、どう考えるべきでしょうか?」 「未知のウイルスに対する恐怖を利用して強権的な政治が行われるリスクはあるでしょうか?」 日韓いずれでも市民が抱く不安には通じるものがある。私の回答は次のよう

                                                      • なぜ日本は核兵器禁止条約に参加しないのか? | The HEADLINE

                                                        FY2018 Troop Review for the Anniversary of the Establishment of the Self-Defense Forces(Kantei, CC BY 4.0) , Illustration by The HEADLINE 8月9日は、6日の広島市につづく長崎市への原爆投下の日である。毎年この時期になると話題になるのが、日本の核兵器に関する立場だ。6日に広島市で開かれた平和記念式典であいさつした安部首相は、「唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた国際社会の取り組みを主導していく決意を示した」。 一方で、日本政府は核兵器禁止条約(TPNW)の批准はもとより、署名すらしておらず、その姿勢を批判する声も多い。 例えば評論家・内田樹は、日本がTPNWに署名しない理由は「いろいろ法制的・外交的な言い訳が語られていますが、一番にべ

                                                          なぜ日本は核兵器禁止条約に参加しないのか? | The HEADLINE
                                                        • 移民の大量受け入れ、あなたはどう考えますか?──内田樹の凱風時事問答舘「これで日本も安心だ」

                                                          国交省の試算によれば、2050年の日本の総人口は約9700万人で、3000万人も減少する。労働力人口の急激な落ち込みを穴埋めするには、移民しかない!?街場の知的怪物、ウチダ先生がお答えします。 国交省の試算によれば、2050年の日本の総人口は約9700万人で、3000万人も減少する。労働力人口の急激な落ち込みを穴埋めするには、移民しかない!?街場の知的怪物、ウチダ先生がお答えします。

                                                            移民の大量受け入れ、あなたはどう考えますか?──内田樹の凱風時事問答舘「これで日本も安心だ」
                                                          • 「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」メモと感想。三島由紀夫というスターと尖がっている学生たちの舌戦が理屈抜きで面白かった。 - うさるの厨二病な読書日記

                                                            前から観たかった「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」を見た。 最初にまとめ的な全体の感想を書き、次に個々のお題についての自分が興味を持った部分のメモと感想。 *各種話の内容や引いた思想の内容は、自分が理解した限りです。正確な内容は自分で見たり読んだりすることをおススメします。 *青字は引用箇所。読みやすいように、多少言葉に手を入れています。 *学生以外の登場人物は敬称略。 観終わった後の全体の感想 各部のメモと感想 第一章 七人の敵 第二章 対決 第三章 三島と天皇(1:08) まとめ 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 三島由紀夫 Amazon 観終わった後の全体の感想 結論を突然聞いたら驚いたと思うけれど、話を聞いてるうちに「そうか」とすんなり納得出来た。 三島と全共闘の(というより学生運動をしている)学生たちは、方向性も発想も実は一致している。 学生側の論客だった芥氏が

                                                              「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」メモと感想。三島由紀夫というスターと尖がっている学生たちの舌戦が理屈抜きで面白かった。 - うさるの厨二病な読書日記
                                                            • ホ・ヨンソン『海女たち』書評 - 内田樹の研究室

                                                              ホ・ヨンソンの詩集『海女たち』についての書評を西日本新聞に寄稿した。済州島の海女たちを主題にした詩集である。伊地知さんに頼まれて書くことになったのだが、ほんとうに詩について書くのは苦手なのである。歌道に暗いのである。 私は韓国文学についてほとんど何も知らない。まして詩は私のもっとも苦手とする分野である。だから、日本の詩歌についてさえ一度も書評を書いたことがない。どうしてそんな人間に書評を依頼してきたのか、よく理由がわからない。おそらく訳者の姜信子さんとのご縁だろうと思う。姜さんは「かもめ組」という三人組(浪曲の玉川奈々福さん、パンソリの安聖民さんとのトリオ)で、私の主宰する凱風館で浪曲とパンソリのジョイントコンサートをしたことがある。 韓国文学には無縁の人間だが、さいわい済州島には二度だけ行ったことがある。一度は講演のために、二度目は済州島の生活文化にもその地の痛ましい歴史にも詳しい大阪市

                                                              • ものぐさ精神分析 - Wikipedia

                                                                『ものぐさ精神分析』(ものぐさせいしんぶんせき)は、岸田秀が最初に著した評論、随筆集。 概要[編集] 月刊『ユリイカ』に、1年間連載された文章(1975年1月号~12月号)を中心に、23の評論ないしは随筆(訳詞や自作の詩を含む)が「歴史について」「性について」「人間について」「心理学について」「自己について」のテーマ別に編まれている。1977年1月に青土社で刊行。帯文は澁澤龍彦。 1982年6月に、4編の文章を追加し中公文庫で増補再刊(改版1996年1月)。なお翌7月に『続 ものぐさ精神分析』が刊行された。 当時杉並区浜田山に住んでいた岸田は、近所に住む英文学者の由良君美と交流があった。その由良が『ユリイカ』編集長の三浦雅士に「面白いことを言う男がいるから何か書かしてみたら」と勧め、突然連載が決まったという[1]。岸田は後年次のように述べている。 「わたしは自分の考えが世間に発表するに値す

                                                                • 自民がダメだから維新に入れるというのは愚の骨頂【適菜収】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                                                                  自民がダメだから維新に入れるというのは愚の骨頂【適菜収】 国家という前提のない維新に国政を任せてはならない! 参院選2022の投票日までわずか一週間。複数の選挙区で大混戦模様だが、気になるのが維新の会の動き。「身を切る改革」を唱えながら、構造改革利権を手に入れようとしてきた連中は、恥も外聞もなく、いかがわしい候補者を立ててきた。維新の国家観とは何か? 維新が隠している目的は何か? 維新はどのような致命的な問題を抱えているのか? 作家・適菜収氏の近著『ニッポンを蝕む全体主義』(祥伝社)では維新の正体があますことなく語られている。さらに8月に発売予定の『日本をダメにした  新B層の研究』(小社刊)では「維新しぐさ」を一刀両断した。今回は『ニッポンを蝕む全体主義』本文から抜粋配信。 人材派遣大手パソナグループ会長の竹中平蔵と菅義偉の関係は深い。竹中が総務大臣時代、菅義偉は副大臣として仕える身だっ

                                                                  • 内田樹 on Twitter: "竹田恒泰控訴人による山崎雅弘さんへの控訴審判決がさきほどありました。控訴審も完全勝訴でした。いくつかの点では原判決よりさらに踏み込んだものでしたので、120%勝訴とご報告してよいと思います。 ご支援くださった方に感謝申し上げます。詳細についてはのちほど。"

                                                                    竹田恒泰控訴人による山崎雅弘さんへの控訴審判決がさきほどありました。控訴審も完全勝訴でした。いくつかの点では原判決よりさらに踏み込んだものでしたので、120%勝訴とご報告してよいと思います。 ご支援くださった方に感謝申し上げます。詳細についてはのちほど。

                                                                      内田樹 on Twitter: "竹田恒泰控訴人による山崎雅弘さんへの控訴審判決がさきほどありました。控訴審も完全勝訴でした。いくつかの点では原判決よりさらに踏み込んだものでしたので、120%勝訴とご報告してよいと思います。 ご支援くださった方に感謝申し上げます。詳細についてはのちほど。"
                                                                    • 日本共産党に期待すること - 内田樹の研究室

                                                                      という題で「赤旗」から寄稿依頼があった。こんなことを書いた。 日本共産党に期待することはいくつかある。せっかくだから他の人があまり言わなそうなことを書く。 第一に「論理的であること」「知性的であること」にこだわり続ける政党であること。 今の日本社会は底の抜けたような反知性主義のうちに頽落している。いくら嘘をついても、デタラメを言っても、食言しても、政治家にとってまったくダメージにならないという時代がもう10年近く続いている。 日本共産党だけはこの俗情に結託しないで欲しい。嘘をつくと顔が赤くなる。論理的でない言葉を言おうとすると舌がこわばる。そういう「かたくな」な政党であって欲しい。そういう政党が一つくらいは必要である。 第二に世界史的な存在であること。 離合集散を繰り返す諸政党を見ていると、いったい彼らがどういう綱領的課題を実現したくて政治をしているのかがわからなくなる。 日本共産党はこの

                                                                      • 島薗進『教養としての神道 生きのびる神々』(東洋経済新報社) - 内田樹の研究室

                                                                        島薗先生の神道論の書評を頼まれた。東洋経済新報社のサイトに掲載されたものである。 本題に入る前に、私事について少し話すことにする。私がどういうふうに神道に接近してきた人間であるか、それを明らかにしておきたい。私は神道に対してニュートラルな立場の人間ではない。その偏りを明らかにしておかないといけないと思う。 私は合気道という武道を二十代から修行していて、大学でも学生に教え、門人も取っている。長く公立の体育館の武道場を借りて稽古をしていたのだが、何となくもの足りない。神棚がないからである。公立の施設は「政教分離」の建前があるから、すべての宗教的な要素が排除されている。でも、それでは困る。神棚でなくてもよい。禅語を記した扁額でもよい。十字架でもいい。道場である以上、超越的境位に通じる回路がないと場として成り立たない。 「道場」というのは、もとは仏道修行の場のことである。そして、武道というのも、原

                                                                        • 日本の研究力の低下 - 内田樹の研究室

                                                                          日本の研究力低下が止まらない。国際的に影響力のある論文ランキングで、日本は10位から12位に下がり、スペイン、韓国に抜かれた。日本の大学の学術的発信力はこの四半世紀ひたすら低下し続けている。2018年の科学技術白書も「わが国の国際的な地位の趨勢は低下していると言わざるを得ない」と認めたが、その後効果的な手立てを打てずにここまで来てしまった。論文数も、科学技術関連予算も、博士課程進学者数も、海外派遣研究者数も、あらゆる指標が日本の教育行政が失敗していることを示しているが、政府は教育コストの削減を止めようとしない。 2015年に学校教育法が改定されて、大学教授会の権限が大きく殺がれた。大学は学長・理事長に権限が集中する「株式会社のような」トップダウン組織になった。それによって大学の組織運営は画期的に効率化するはずだった。たぶん「効率化」はしたのだろう。ひたすら人員を減らし、予算を削り、短期的に

                                                                          • 菅野完

                                                                            内田樹みたいに「菅義偉の強権体質がー」とかでお茶を濁すばかりで、「日本学術会議への菅政権による人事介入は、第二の滝川事件であり、こんなもの、中国共産党政府が香港の学者や活動家を弾圧してるのと全く同じの、最低最悪な人類社会への挑戦であり、断じて許せない」と怒れない奴は、学者なんかやめてしまえばいいんだという、...

                                                                            • 災害後「インフラ」が復旧しない…ウラにある日本の「恐ろしき変化」(加谷 珪一) @gendai_biz

                                                                              台風15号によって、千葉県を中心に大規模な停電が発生したことから、日本の公共インフラが劣化しているのではないかとの指摘が出ている。インフラ投資には様々な要素があり、劣化しているのか判断するのは容易ではない。 災害ということもあり、ネットでは感情論が飛び交っているが、感情論だけでは決して問題は解決しない。インフラの整備状況について情報の共有化や透明化を進め、時間をかけて議論していく必要があるだろう。 被害長期化は「日本が貧しくなった」から? 2019年9月9日に首都圏を直撃した台風15号によって千葉県は想定外の被害を受け、1週間が経過しても大規模停電が続くという異常事態となった。千葉県内では停電の影響で、固定電話、インターネット、携帯電話のすべてが使用不能となった地域も多く、当初は、被災状況の把握すらままならい状況だった。 大規模停電の一因となったのは、君津市にある送電線の鉄塔2基が倒壊した

                                                                                災害後「インフラ」が復旧しない…ウラにある日本の「恐ろしき変化」(加谷 珪一) @gendai_biz
                                                                              • 内田樹「五輪マラソン札幌案で露呈した“最悪の場合”を考えない人たち」〈AERA〉

                                                                                内田樹(うちだ・たつる)/1950年、東京都生まれ。思想家・武道家。東京大学文学部仏文科卒業。専門はフランス現代思想。神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学客員教授、合気道凱風館館長。近著に『街場の天皇論』、主な著書は『直感は割と正しい 内田樹の大市民講座』『アジア辺境論 これが日本の生きる道』など多数※写真はイメージ(gettyimages) 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。 *  *  * 国際オリンピック委員会のバッハ会長が、マラソンの会場を札幌市に移す案を提示した。寝耳に水の東京都はこれに反発して、時間のさらなる前倒しや被災地への会場移転を逆提案している。都知事が「北方領土でやればどうか」と捨て台詞を吐いて外交問題にまでなった。もう収拾がつかない。 アスリートが質の高いパフォーマンスを達成するために真

                                                                                  内田樹「五輪マラソン札幌案で露呈した“最悪の場合”を考えない人たち」〈AERA〉
                                                                                • 子どもに将来の夢を語らせてはいけない 内田樹さんが貫く勉強の本質:朝日新聞デジタル

                                                                                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                    子どもに将来の夢を語らせてはいけない 内田樹さんが貫く勉強の本質:朝日新聞デジタル