リコーと東芝テックは2023年5月19日、東京都内とオンラインで会見を開き、両社の複合機などの開発生産に関わる事業を統合することで合意したと発表した。2024年4~6月をめどに、吸収分割方式で両社の事業を分割した上で、リコー子会社のリコーテクノロジーズに承継させ、事業統合後は合弁会社として出資比率をリコー85%、東芝テック15%とする計画だ。 会見の登壇者。左から、東芝テック 執行役員 ワークプレイス・ソリューション事業本部長の下川司郎氏、同社 代表取締役社長の錦織弘信氏、リコー 代表取締役 会長の山下良則氏、同社 代表取締役 社長執行役員の大山晃氏、コーポレート専務執行役員 リコーデジタルプロダクツビジネスユニット プレジデントの中田克典氏[クリックで拡大] 出所:リコー 合弁会社を組成する目的は大まかに分けて2つある。1つは「オフィスプリンティング分野のモノづくりの競争力/事業基盤の強